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Date: 2006/0530 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアの濃いピノを「シラーみたい」という人はよくいますが,実は本当にシラーとピノは遺伝子的に近かったことが判明しました。
"Grapevine geneticists José Vouillamoz and Stella Grando of the Istituto Agrario, San Michele all'Adige in Italy used a recently-developed technique for assessing probabilities that had never been applied to grape cultivars before to unravel this unexpected kinship. They analysed 89 cultivars which led them to calculate the likely genetic relationships between Pinot, Syrah, Dureza, Teroldego, Lagrein and Marzemino, the first three being associated with eastern France while the second three, all genetically related, are grown south of the Alps in northern Italy."

Fine Wine Writing by Jancis Robinson - Pinot and Syrah - members of the same family

「韓国ドラマ」みたいです(笑)。
Date: 2006/0526 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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有名なワイン評論家ジャンシス・ロビンソンが彼女のWebサイトで今回のテイスティングについてと,そのテイスティング・ノートを公開しています。有料会員でないと見られませんが,15日間の無料トライアルが可能です。

ロンドン側のメンバーは
Michel Bettane, Michael Broadbent, Michel Dovaz, Hugh Johnson, Matthew Jukes, Jane MacQuitty, Jasper Morris, Brian St Pierre and me.
一方,カリフォルニア側は
Dan Berger, Anthony Dias Blue, British wine writer Stephen Brook, Wilfred Jaeger, Peter Marks, Paul Roberts, Andrea Immer Robinson, Jean-Michel Valette and Christian Vanneque
このうちMichel DovazとChristian Vannequeの二人は30年前のテイスティングにも参加しています。

テイスティング・ノートで興味深かったのは30年前のものよりも,2000年代のワインの方。シャルドネではさすがにブルゴーニュのものを高く評価していました(値段が大分違うような気もしますが)。また,カリフォルニアで評価が高いShafer Hillside Select 2001の評価が低く,逆に最近低評価のCask 23を高く評価していたのも面白かったです。Insigniaの評価が低かったのは意外でした。

有料コンテンツなので詳しい紹介は避けますが,一読の価値があると思います。
Date: 2006/0525 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨日5月24日,パリ・テイスティング30周年を記念したイベントが行われました。開催前にいろいろと悶着はあったものの,当日は無事だったようです。
"Combining the scoring from the two judging panels gives us:
#1 - 1971 Ridge Monte Bello (137 points)
#2 - 1973 Stag's Leap Wine Cellars (119 points)
#3- (TIE) 1970 Heitz Martha's Vineyard and 1971 Mayacamas (112 points)
#4 -
#5 - 1972 Clos du Val (106 points)
#6 - 1970 Chateau Mouton-Rothschild (105 points)
#7 - 1970 Chateau Montrose (92 points)
#8 - 1970 Chateau Haut-Brion (82 points)
#9 - 1971 Chateau Leoville-Las-Cases (66 points)
#10 - 1969 Freemark Abbey (59 points)"

Vinography: A Wine Blog: The Re-Judgment Of Paris Results: California Landslide

そして,最大の興味の的であった,パリ・テイスティングと同じワインのテイスティング結果なのですが,英国,米国での得点の合計は上のようになりました。トップはRidge Monte Bello 1971。以下5位までカリフォルニアワインが続きました。30年前にトップだったStag's Leap Wine Cellars 1973は今回も2位と大健闘です。

今回の結果をもって,カリフォルニアワインの方がフレンチ・ワインよりおいしいなどと言う気はないですが,「カリフォルニアワインは成熟しない」と思い込んでいる人には反論の材料になるかと思ってます。何はともあれトップをとったRidgeに乾杯。

Monte Belloは1本しか持っていず,しかもBad Vintageのものですが,大事に飲みたいと思います。

追記:
Ridgeのワイン,日本ではちょっと割高なのですが,Monte Belloで「相対的に」安いのを見つけました。マグナムですが,フルボトルの値段の1.5倍くらい。米国でマグナムだとずっと高くなります。

リッジ
カリフォルニア モンテベロ [1994] 【1500ml】
価格28,000円 (税込29,400円) 送料込

Date: 2006/0524 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国の食器メーカー「Mikasa」が割れないガラス「Kwarx」を使ったグラスOpen-Upを発表しました。香港で開かれたVinexpoにおける発表会では,グラスを机にぶつけて割れないことを実演。同じように試したジャーナリストたちがやっても割れなかったそうです。メーカーはクリスタル製品を機械で作れるようになって以来の変革だと称しています。
"He then banged his on his table to illustrate the point. Journalists enthusiastically followed suit, but none succeeded in breaking the glass."

'Unbreakable' glass launched - decanter.com - the route to all good wine

Open-up
このガラス,割れないだけでなく,透明度もきわめて高く,水滴の跡も付きにくいといいことづくめ。価格は7.5ユーロから9ユーロと1000円台の前半。ぜひ試してみたいものです。

プレスリリースはこちら

【追記】日本でも販売してます

Date: 2006/0524 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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最近のこのブログの読者はご存知ないかもしれませんが,ピアス氏病というのはフィロキセラ以上の被害を与えるのではないかと恐れられているブドウの病気です。2000年ころから南カリフォルニアを中心に大きな被害を与えました。現状,感染した樹を治療する方法がないため,感染を防ぐことが最大・唯一の防御策となります。
"Agricultural inspectors have discovered glassy-winged sharpshooter egg masses on four separate plant shipments in the past six weeks from Southern California nurseries."

Napa Valley Register Online | LocalNews

この病気の媒介となるのがGlassy-Winged Sharpshooterというイナゴの一種。つまり,感染を防ぐこと=Glassy-Winged Sharpshooterの拡大を防ぐことなのです。そのために,カリフォルニアの苗木販売所では,卵が産み付けられていないかどうか,入荷した木の葉っぱ一つひとつを調べます。

その中で最近4件卵がナパで発見されたというのがニュース。このところ,ピアス氏病の話題はあまりありませんでしたが,これは「知らせがないのはよい知らせ」ということ。油断は禁物です。
Date: 2006/0523 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインの地位を向上させた歴史的イベント「パリ・テイスティング」が行われたのが1976年6月7日。それから30周年を記念して,再度テイスティングが企画されているのは以前に紹介しました。ところが,ボルドー側,ナパ側どちらもブラインドでのテイスティングに尻込みしたり,英国側の会場が変更になったりと,既にいろいろ揉め,混乱しているようです。

ワイン業界の人が回り持ちで記事を書いているブログWine Sedimentsが主催者であるスティーブン・スパリエ氏にルールについて確認しています。
"The original reds will be tasted blind by a panel of 9 experts in each venue. The fact that the wines are known, makes this "semi blind", but they will be in random order.

There will then be one flight of 6 white Burgundies/6 California Chardonnays and then one flight of 6 red Bordeaux and 6 California Cabernets, which will be tasted by the panels and the 30 guests. Some people already know what these wines are, making it semi-blind. A sealed envelope will be placed beside each plate if guests wish to know the wines before they taste (this is to underline the CELEBRATION rather than COMPETITION aspect). Personally, I hope tasters will taste double blind. The wines in the envelope are listed alphabetically, which will NOT be the order of pouring, this order having been chosen through random selection by myself and my then partner in Paris, Patricia Gallagher, last weekend. In my view, tasting know wines semi-blind is confusing enough to make it a valid tasting, but I sincerely agree with Tony Terlato, that it is better to taste double blind."

Wine Sediments - Spurrier: Pressure from BOTH sides of Atlantic doomed double-blind tasting

テイスティングは2部に分かれており,前半が30年前のワインを改めてテイスティングする方式,後半が新しいワインをテイスティングする方式です。

後半はどこのワインかも全く知らせない「ダブル・ブラインド」を狙ったようですが,抗議などにより,ワインの一覧を「見たければ見られる」(封筒に入った形で渡される)「セミ・ブラインド」になったそうです。スパリエ氏はプロは「ダブル・ブラインド」でやってほしいと思っているそうですが,「競技ではなく記念」であることを重視するため,こうしたとか。

5月24日,なんだか目が離せなくなりそうです。
Date: 2006/0523 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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いろいろと物議をかもした「Zinfandelを州の公式ワインに」という動きは「歴史的ワイン」ということで5月18日に可決されました。それを受けてかどうかは分かりませんが,ZAP(Zinfandel Advocates and Producers)はZinposiumと称するシンポジウムを開催します。
"Zinposium Features"

Zinfandel Advocates & Producers

Zinposiumは7月7~9日,ナパのMeritage Hotelで開かれます。フル参加は375ドル(ZAPメンバー),土曜日のワインメーカー・ディナーは85ドルです。
Date: 2006/0518 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Zinfandelをカリフォルニア州公式のブドウと認定しようという動きがあるという話を以前に載せましたが,反対意見が多いようです。提案者も「公式」という言葉は取り下げて「歴史的」というところで手を打とうとし始めました。
"So, Midgen has amended her proposal to merely call Zin the "Historic Wine of California", Not the "Official State Grape.""

Fermentation: The Daily Wine Blog: Zinfandel is Officially Not Official, Just Historic
ただ,実際の生産者においては一つのブドウだけを特別扱いすることへの抵抗感が強いようです。政治家の自己満足提案で終わりそうな感じです。
Date: 2006/0517 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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世界自然保護基金(WWF)の研究によると,今後10年間にコルク樫の森の3/4が失われる可能性があるとのことです。理由は市場がスクリューキャップに奪われること。
"Up to three quarters of the unique cork oak forests of the Mediterranean could be lost within 10 years because of the increasing popularity of the screw-top wine bottle."

Independent Online Edition > Environment

このところの状況からすると2015年には英国で販売されるワインのうちコルクを使うものはわずか5%にまで減る見込み。コルク市場そのものが衰退し,コルク樫の森の手入れも行き届かなくなります。それによって森が失われていくとのことです。

コルク樫からコルクを作るとき,樹皮ははぎますが,樹自体には傷を付けないため,自然環境保護の面からは非常に優れているそうです。その伝統は守りたいと思いますが,ワインでコルクが使われなくなるのも必然的な流れ。後戻りはできないでしょう。ほかの用途が見つかるといいのですが。
Date: 2006/0512 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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FOSS WineScan Flex Analyzerという機械は通常ワインの製造過程において,さまざまな成分分析に使われます。これをうまく補正してワインの分析からその価格を求められるようにしようという大会が開かれました。7つのヨーロッパの大学から50人の学生が参加したのですが,優勝チームはエキスパートと対決することに。
"The winning team, Kim Houng Ngo and Martin Andersen from Aalborg University , Denmark , then used their calibration and the wine analyser to compete against a panel of wine experts in predicting the price level; region and quality for a number of wines."

Chemie.DE News-Center: Machine against man in wine tasting competition

結果は意外(?)にも機械が結構健闘。特に低価格帯のワインの価格当ては結構良かったそうです。ただ,高価格帯に関してはかなりはずれてしまったとのことで,やはり高いワインというのは単なる成分だけではない,いろいろな要素を持っているということなのでしょう(おそらくはワインの味以外の部分も含めて)。
Date: 2006/0511 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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新しく始まったサービスGoogle Trendsで「Pinot Noir」を調べてみました。
Google Trends: pinot noir
面白いです。Sidways効果は明らかですね。年末に向けてアクセスが増えているのも顕著です。総じて2004年よりは増えています。

ところで,これ検索が多くあった地域が棒グラフで表示されるのですが「ワイン」で調べると福岡が圧倒しています。なんででしょ。2番目が「渋谷」というのも地域が狭くて何かおかしい。
Date: 2006/0511 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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NapaのWhitehall Lane Wineryが2003 Reserve Cabernet Sauvignonにコルクではなくガラス栓を採用することを発表しました。新しい栓はAlcoa社が作ったVino-Sealというもので,根元にOリングが付いており,気密性を保ったまま開閉可能です。
Vino-Seal
""Vino-Seal(TM) is an elegant alternative to cork and synthetic stoppers," said Whitehall Lane owner Thomas Leonardini. "The glass stopper makes perfect sense. It is attractive, functional and eliminates the problems associated with natural cork.""

Whitehall Lane Winery Selects Alcoa Vino-Seal(TM) Glass Closures for its 2003 Reserve Cabernet Bottling; First Commercial Use of New Alcoa Designed Glass Wine Closure

コルクの代替品として最有力なのはスクリューキャップで,既にPlumpjackは5年ほどプレミアムにも使っていますが,やや味気ないのがスクリューキャップの最大のデメリット。Vino-Sealは高級感を保ったままコルクのデメリットを避けられることで選ばれたとのことです。
Date: 2006/0510 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ハチドリ(ハミングバード)は日本では滅多に見られませんが,米国ではよく庭先などで見かけます。ただ,実際には28種類のハチドリが絶滅の危機に立たされているそうです。ハチドリをラベルに使っているClos LaChance(サンノゼとモントレーの中間にあるワイナリ)が,その保護に協力を始めます。
Clos LaChangeラベル
"Clos LaChance Winery announced today they have joined with The Hummingbird Society to support the Society's preservation and conservation efforts of hummingbirds throughout the Americas."

Clos LaChance Winery Sponsors Hummingbird Society; Winery Will Produce a Special Wine Annually to Benefit Hummingbirds Threatened with Extinction

具体的には,この秋から「絶滅危惧種」のシリーズのワインを出します。第一弾はジュアン・フェルナンデス・ファイアークラウン。もう50羽くらいしか残っていないハチドリだそうです。

このプログラムへの登録はこちら
ハチドリ
Photo from morgeFile.com
Date: 2006/0509 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日,Paul Hobbsのワインのときに登場したAndy Beckstoffer氏。いろいろな意味で「お騒がせ」な人ですが,今度は名誉なこと。Napa Valley Grape Growersが選ぶ第1回「Grower of the Year」を受賞したそうです。
"Grower Andy Beckstoffer became the first recipient of the Napa Valley Grape growers "Grower of the Year" award, which he received Friday at the group's 31st annual dinner at the Native Sons Hall."

St. Helena Star .::. Food And WineFeatures
ナパ最大の地主であり,実力的にも妥当なところだと思いますが,思いのほか本人にとっては感激だったよう。以下のようなコメントを残しています。

「40年前にここに来たときは,企業の財務担当者として栽培者に財務的に続けていく方法を教えようとするのが目的だった。また,私は部外者であり,ものごとがどう動いていくのか理解もしていなかった。ただ,私たちはブドウを栽培する人とワインを作る人が平等に利益を得るようにしたかっただけなのだ。そして,その一部を土地に還元することが必要なのだ。そうでないと『農業』というものは続けられないのだから」
Date: 2006/0504 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアのアーノルド・シュワルツネッガー州知事が9月を「カリフォルニアワインの月」にすると発表しました。昨年の「California Wine Celebaration」に続き2年連続です。
"California Gov. Arnold Schwarzenegger on Tuesday issued a proclamation designating September as "California Wine Month," in honor of the state's vintners and wine grape growers, thanking them for their economic contributions and commitment to high standards."

'Governator' toasts California wine - San Francisco Business Times:
Wine Insituteによると,Safewayなどでイベントをやるもよう。7月にはhttp://www.californiawinemonth.comといったサイトも立ち上げるそうです。
Date: 2006/0502 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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FermentationのTom Wark氏がWine Sedimentというブログに書いている記事です。
"As Congress discusses the state of our borders and undocumented aliens and as the people take to the streets, the wine industry sits and waits. The outcome of the illegal alien debate will affect this industry in a significant way."

Wine Sediments - An Indebtedness in the Vineyard

米議会はメキシコからの不法滞在者への対策強化を検討中とのこと。もしそれが実施されると,収穫時期の労力の大半を実質そういう人たちに頼っているカリフォルニアワイン業界に大きなインパクトを与えることになります。

Tom Wark氏はゲスト・ワーカー・プログラムのようなものを作って,合法的に短期労働力が得られる工夫をしてみたらどうだろうと書いています。

不法な滞在は確かに問題ですが,実態に合った対策が望まれます。
Date: 2006/0502 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニア・ワイン業界の二人の偉人が相次いでなくなりました。Sangiacomo VineyardのBob Sangiacomo氏と,Fetzerの元オーナーBobby Fetzer氏です。

Bob Sangiacomo氏は4月18日,非ホジキンリンパ腫によって亡くなりました。68歳でした。Sangiacomo VineyardはSonomaとNapaの間の山(地域はSonoma)にある畑で良質のPinot NoirやChardonnayなどが採れます。

Bobby Fetzer氏は4月30日,ラフティングの船から落ち,なくなりました。まだ50歳。Fetzerワイナリを1992年に売却した後はオーガニックの畑を家族で経営。ワイン作りもいよいよ本格化しようとしていたところでした
"Vintner Bobby Fetzer, a leader in the family that built from scratch Mendocino County's biggest winery, drowned Sunday morning while rafting on the Eel River north of Dos Rios."

Bobby Fetzer drowns rafting - Mendocino vintner's son, friend survive Eel accident


お二人の冥福を祈ります。
Date: 2006/0502 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Talley VineyardsはコンスタントにすばらしいPinotやChardonnayを作るワイナリとして知られています。タリーの畑を冠したワインも,ミューラやタンタラなど人気ワイナリから出ています。

ワイン作りだけでなく,ワイナリで働く人たちのためにもすばらしいワイナリであることが分かりました。
"Winery President Brian Talley and his wife, Johnine, decided it was time to give back to Camacho and co-workers for their unheralded, invaluable role in farming and the California economy."

Unique wine gives back to farmworkers

収穫時期などにカリフォルニアのブドウ畑に行ったことがある人なら,畑作業のほとんどがメキシコ人によるものだということが分かると思います。コッポラのワイナリの歴史をつづった本にもメキシコ人のワーカーが大きく取り上げられていました。

タリーは2004年から10年間のプログラムで畑の労働者やその家族に100万ドルの資金を作ろうとしています。中でもこの5月には「Mano Tinta」という新しいワインをリリース。このワインの収益はすべてこのプログラムに回されます。Cinco de Mayo(シンコ・デ・マヨ)というメキシコのお祭りに合わせたリリースです。

実際,メキシコ人の働きがなければカリフォルニアのワイン作りは成り立ちません。彼らに報いるのは立派だと思います。

ミューラ
シャルドネ タリー・ヴィンヤード
アローヨ・グランデ 1999



【タンタラ】シャルドネ タリー&リンコン・ヴィンヤード2003