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Date: 2009/0527 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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1カ月ほど前に,ブロガーがWine Advocate誌のレビュアの倫理性についてパーカーに質すという記事を書きましたが,この問題をWall Street Journalが取り上げています

といっても特に新たに明らかになったことがあるわけではなく,後追い記事なわけですが,権威ある新聞が取り上げたことで方々で話題になっているようです(読売新聞も取り上げていましたが,発端となるブログについて言及していないのは意図的なものでしょうか)。

パーカーはこの問題への対応として,これまでパーカー自身についてしかかかれていなかったWine Advocate誌の他の評論家についてWriter Standardsの中に追記しています。かなり長いので,要約した部分だけ引用しておきます。

All writers hired as independent contractors must certify that they maintain rigid standards of independence and integrity, writing about what is in the bottle, free of external pressure. Infrequently, I do permit these writers to accept free airline travel and related but limited hospitality, but only for the purposes of education involving geography, geology, and lay of the vineyards in their areas of responsibility, or to speak at wine conferences. All tastings, other than expressly noted, are done either stateside in peer groups, or in author-organized tastings in the country where the wines are produced. They are done under both blind and non-blind conditions, at specific domaines, at centralized locations, and on occasion, with importers. I routinely purchase and taste some of their highly rated wines to verify and monitor their reviews for accuracy
Date: 2009/0526 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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マーフィー・グッドの「理想の仕事」について百式で書かれていたのでアップデート情報。

応募者から4人の候補を選ぶのですが,既に二人は内定しています。Hardy Wallace氏とRick Bakas氏。Rick Bakas氏はかなり有名人でTwitterでは1万7000人以上もフォロワがいます。

応募ビデオは


この二人だったらHardy Wallaceのユーモアに乗りたい感じです。募集は6月19日までなので,まだ間に合います。ビデオを見て投票するので,ここがカギですね。もっと面白いビデオを作れば意外と一発逆転があるかもしれません。
Date: 2009/0521 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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この記事の内容はもしかすると将来ワイン業界に大きな影響を与えるかもしれない,という感じがします。タイプは違うけどCrushpadに匹敵するくらいの意味があるかもしれません。

ワイン販売やコミュニティ・サービスを手がけるVinfolioが,ワイン・セラー管理サービスの最大手CellarTrackerと協力することになりました(発表記事)。Vinfolioは5月20日に「Vinfolio Marketplace」というコンシューマーがワインを売買できる場を7月に開始すると発表しましたが,そのシステムとCellarTrackerを連携させるということです。具体的に言うと,CellarTrackerのユーザーは,CellarTrackerのユーザー・インタフェース上でVinfolio Marketplaceを使った売買ができるようになります。

CellarTrackerは13万5000のユーザーが1200万本以上のワイン管理に使っています。僕もワインのレビューが見つからないときなどはCellarTrackerを見ることがよくあります。また,Vinfolioにとっては,実は既に販売するワインの7割はユーザーからの委託販売なのだといいます。つまりマーケットプレースが成り立つ土俵は十分に整っているといっていいと思います。Vinfolioのコミュニティ・サービスは先日紹介した記事でも高く評価されています。

CellarTrackerとVinfolioはコミュニティ・サービスという面ではライバルでもあるわけですが,どちらにとってもメリットがあるということで今回の提携に踏み切ったことも英断だと思います。

【追記】VinographyのAlder氏も「Today, the world, or more accurately, the market of fine wine has changed fundamentally with the announcement of the Vinfolio Marketplace.」と,今回の提携について書いています
Date: 2009/0520 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サイドウェイズ日本版の予告編が公開されているといのをCalifornia Wine Gardenのブログで知りました。

サイトはこちら(いきなり予告編始まります。音が大きいので注意)。music by ジェイク・シマブクロなんですね。ナパさんの差し金?

予告編を見る限り小日向文世さん生瀬勝久さんのだめっぷりが面白そうです。公開は今年秋とのこと。

過去記事はこちらとかこちらとかこちらとか。
Date: 2009/0515 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Sonoma Valley Vintners & Growers Allianceは5月11日,初のワイン・コンペティションをLodge at Sonomaで開催しました(元記事)。「2006年のCabernet Sauvignon,小売価格30~49ドル」などとかなり細かいカテゴリー分けがされています。

各カテゴリーでのトップのワインのほか,Double GoldからBronzeまでの評価も出ています。Double Goldに輝いたのは以下の3本。

Category: Cabernet Sauvignon, Vintage 2005, retail price, $30 and up
Arrowood Vineyards & Winery
2005
Cabernet Sauvignon
Monte Rosso
Sonoma Valley
DOUBLE GOLD

Category: Syrah, Vintage 2006, retail price, $30 and up
Nicholson Ranch
2006
Syrah
Las Madres
Sonoma Carneros
DOUBLE GOLD

Category: Chardonnay, Non-Barrel Fermented, Vintage 2007 , retail price, $15 and up
Roche Carneros Estate Winery
2007
Chardonnay
Estate
Sonoma Carneros
DOUBLE GOLD

ちなみにSonoma Valleyではこの週末「Passport Weekend」が開催されます。今頃はブドウが花を付けていて,まだのんびりできるいい季節だと思います。
Date: 2009/0512 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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元女子プロゴルファーのアニカ・ソレンスタムが自身の名の付いたAnnikaワインを発売しました。ワインを作っているのはゴルフ・コースを持つことでも知られているWente Vineyards。シラー75%,カベルネ・ソヴィニョン25%のブレンドだそうです。

価格は75ドル。生産量はわずは611ケースなので,ファンの方は上記サイトからメールして購入するのが吉ではないかと思います。

Date: 2009/0511 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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zoukさんのところで知った話です。サンタ・バーバラで山火事が続いており,その影響でSanta Barbara Wine Futures Tastingもキャンセルになってしまったようです。どうも今年はSanta Barbaraにとっては厄年のような感じです。せめてブドウの生育はうまくいっていいワインができますように。
Date: 2009/0509 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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VinTankというワイナリ関連のコンサルタント会社(でいいのかな?)がワイン関係のソーシャル・メディアについてのホワイト・ペーパー(リンク先はPDF)を公表しました。

85ページもあるので流し読みしただけですが,最初のパートではFecebook,Twitter,LinkedIn,WineLibrary.tvといったソーシャル・メディアの位置付けと使い方,その効果の測定といったことが書かれており,次のパートではその他新しいワイン専門のソーシャル・メディアが取り扱われています。最後にブログの影響に付いて考察しており,巻末にはこのレポートに取り上げてもらいたいソーシャル・メディアのためのフォームが載っています。

今後,伸びる可能性が強いソーシャル・メディアとして一押しされていたのはVinCellar。先日ちらっと言及したVinfolioが運営するソーシャル・メディアです。
Social Media Chart
日本だと,ソーシャル・メディアといってもmixiなどSNSとブログくらいしかありませんし,ワイナリによる利用はまだ少ないですが,きっとこれから増えてくるでしょう。
Date: 2009/0508 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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読売新聞の記事によるとソノマのワイナリMurphy-Goodeがワイン好きにとって「理想の仕事」をオファーしているとのこと。

仕事の内容はFacebookやYouTube,その他ソーシャル・メディアを使って,ここのワインや土地を世界に紹介するというもの。報酬は月1万ドルでHealdsburgの美邸に住めるそうです。

募集はこちらから。1分以内のビデオを作って提出する必要があります。ビデオが一覧できるページを見ると既に40人が募集しているようです。

応募してみようかと,ちょっと思ってしまいました(就労ビザがないので募集要項を満たせませんが)。