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Date: 2010/0826 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインの名誉の殿堂の次回の候補者が決まりました(Vintners Hall of Fame: About this year's ballot)。秋に決定して春先に表彰が行われます。これまで4回で28人が選ばれています。

General category:

John A. De Luca
Randy Dunn
Fred Franzia
Josh Jensen
Robert M. Parker Jr.
Vince Petrucci
Joel Peterson
Andy Quady
Richard Sanford
Angelo Sangiacomo
Vernon Singleton
Jed Steele
Charles Sullivan
Bob Trinchero
Nils Venge

Pioneer category:

Cesar Chavez
Hamilton Crabb
Richard Graff
Eugene Hilgard
Charles LeFranc
Myron Nightingale
August Sebastiani

というのがその一覧。Robert M. Parker Jr.のような誰でも知っている名前もありますが,知らない人もかなり。Generalの方はかろうじて過半数を知っていましたが,Pioneerの方はわずか二人しか知りませんでした。

みなさんはこの中で何人ご存知?
Date: 2010/0813 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今年はカリフォルニアは異常に寒いと聞いていましたが,しゃれじゃない状況なようです。(Coastal fog is rotten for grape growers | PressDemocrat.com)。

リンク先の写真をぜひ見ていただきたいのですが,立ち腐れと言っていいのでしょうか,樹についたまま,黒くなってレーズンのようになってしまっています。

実際にはこれはBotrytisによるものだそうですが,ブドウを作っている人たちは「Green Rot」と呼んで恐れている現象だとか。なかなか大変そうです。
Date: 2010/0812 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Bonny DoonのRandall Grahmといえばローヌ系品種の開拓者であり,それ以外にも奇抜な言動やユニークな表現で,カリフォルニアワイン界の中でも一番の変わり者といっていい存在だと思います。現在59歳になるその彼が次の挑戦として選んだのは,誰も考えつかないようなプロジェクトでした(Bonny Doon's Randall Grahm ready for next act)。

年々,有機栽培やテロワールの表現といったストイックな方向に力を向けていたRandallですが,今回はブドウの品種そのものを1から作ろうとしています。それも,なんとブドウを種から育てることで,それを実現しようとしているのです。その土地でブドウをかけあわせ,種から育てることで全く新しい品種が生まれると考えています。

これがドン・キホーテ的な無謀な挑戦に終わってしまうのか,それとも誰もが予想しないような成果を生み出すのか,答えが出るまでにはまだ時間がかかりますが,じっくり見守っていきたいと思います。
Date: 2010/0811 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Au Bon Climatのイザベルといえば,オーナーのJim Clendenen氏が自分の娘の名前をつけたほど大事にしているワイン。昔は日本では1万円くらいするのが普通でしたが,今回は税抜きで3980円。米国の値段と変わらない安さです。3000円台のワインとしては素晴らしすぎるのではないでしょうか。


オー・ボン・クリマ ピノ・ノワール イザベル [2007] <赤> <ワイン/カリフォルニア>


Date: 2010/0809 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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キャスター宮川俊二のやさいな生活[blog]|野菜の予約販売サイト、野菜マルシェによると,先日東京で行わた石田純一・東尾理子夫妻の披露宴(ではなく青山迎賓館での二次会だそうです)のワインで,Ch. Igai Takahaが使われたようです。

写真のラベルを見る限りではDivine Wishというシリーズのどれか。これはCrushpadで醸造しているピノ・ノワールに付けている名前です。とはいえそれだけでもSanta Lucia HighlandsのDoctor's VineyardにSilacci Vineyard,ソノマのSplit Rockと三つあり,さすがにどれかまではわかりません。なんとなくSplit Rockではないかと思っているのですが,結婚式だと名前にSplitが入るのはどうかという気もするし。きっとそのあたりはそのうちナパさんがコメントしてくれるのではないかと期待しています。

【追記】Vin du 268のページに情報がありました。Split Rockのシャルドネとピノ・ノワールだそうです。

Date: 2010/0803 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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というつぶやきを@crushpadがしていたので,リンク先を見てみたところ,結構おもしろい数字がいろいろ出ていました。

Gallupによる消費者調査で,これによると2010年の調査ではアルコールを飲むことがある人が67%と昨年より3ポイントアップ。1985年以来の高水準でした。

年齢層別に見ると18~34歳と35~54歳は72%がアルコールを飲み55歳以上では59%と低くなっています。若い人はアルコール飲まなくなっているのかと思っていたのですがそうではないようです。このほか学歴が高い方が飲む率は高く,年収が多い方が飲む率が高いというのも興味深いところ。

肝心の最初の質問の答えは2005年で,この年だけワインを好む人が39%でビールの36%を上回りました。今年はビール41%に対してワインは32%と9ポイントの差。

性別・年齢層別に見ると男性はビール57%に対してワイン17%と圧倒的にビール派が多く,女性はビール27%に対してワイン48%とワイン派が優勢です。年齢層別では若いほどビール派が多く,年を取るほどワイン派が増えます。50歳未満の男性は59%がビール派と圧倒し,女性の50歳以上では58%がワイン派。

男女差がここまで大きいのはちょっと意外でした。日本でのこういう調査はあるのかな?
Date: 2010/0802 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Decanter誌の記事によると,Santa Rita Hillsのパイオニア的な畑「Bien Nacido Vineyards」が独自のワインを発売するそうです。

当初はSyrahとPinot NoirとChardonnayで計425ケースという少量生産。値段はいずれも43ドルだそうです。PisoniのPisoniなど畑の持ち主の作るワインはその畑の中でも一番ということは,過去いろいろありましたが,Bien Nacidoはどうなるでしょうか。これまでも評価が高い畑ですから,すばらしいものができる可能性は少なからずありそうな気がします。
Date: 2010/0801 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日,酒飲みの友人というか小学校時代の同級生が劇をやる(脚本+演出)ということで,同じ同窓生数人と見に行きました。それで差し入れ?にワインを持っていくことになり,そのワインは私が選ぶことになりました。今回は何を考えて何を選んだかという内幕話です。

あまり時間がなかったもので寄りやすかった麻布十番のNISSINワールドデリカテッセンで買うことに決め打ちです。

暑さが続いているのと,和食中心でそんなに肉類を食べる人ではないので,やっぱり白の方がいいかなあと,カリフォルニアの白ワインコーナーを一周します。気持ちはSauvignon Blancだったんだけど,これは,と思うのはMerry Edwardsくらいでこれはちょっと高すぎ。GirardのSBも好きだけど,プレゼントにするにはちょっと価格帯が低い感じです。

シャルドネは選択肢が多いけれど,和食とのマッチングはちょっと難がありそう。もうちょっとひねったもので,ということで見つけたのはNavarroのGewürztraminer。価格帯もまあまあです。

次にNZコーナーに向かって見つけたのがDog PointのSauvignon Blanc Section 94。価格的にもいい感じですが,問題はこのワイン,以前飲んだときにSection94より無印のSBの方がおいしく感じてしまっていたこと。結局納得できないワインをあげるわけにはいかないので却下。

もう一度シャルドネに戻り,一つ目に入ったのがAu Bon Climatのニュイ・ブランシュ。和食向けというところでちょっと難はありますが,おいしいし,オシャレ感もあります。

というわけで結局ABCを買ったのでした。