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Date: 2019/0830 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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布袋ワインズの試飲会から美味しかったワインを紹介します。今回は特に新作で面白いものが充実していました。


今回はロシアン・リバー・ヴァレーのコーナーがあったのですが、レイミー(Ramey)の単一畑(リッチーRitchieとロキオリRochioli)は傑出していました(価格も高いですが)。特にロキオリは果実味の豊かさが印象的。エレガントなワインも美味しいですが、いかにもカリフォルニアらしいよさがあるワインです。


こちらはロキオリ(Rochioli)によるエステートのピノ・ノワール2017(10700円)。こちらもロシアン・リバー・ヴァレーらしいふくよかさに複雑味もあり、さすがロキオリというできです。


メドロック・エームズ(Medrock Ames)のワインメーカーを務めるクリストファー・クリステンセンの個人ブランドがボドキン(Bodkin)。ソーヴィニヨン・ブランにこだわりを持つワイナリーですが、このマスカット・カネリ アントゥ・ザ・ブリーチ2016(3400円)も面白い。甘口に作られることが多い品種ですが、ドライに仕上げていて美味しくきれいな味わい。価格も高くないし、すごくいいです。


コングスガードのジェネラル・マネージャーによる個人ブランドがファーディナンド(Ferdinand)。シンプルでデザイン性の高いラベルも好きなのですが、このアルバリーニョ2016(3900円)も果実味がきれいでクリーンな味わい。見た目と違って?爽やか系です。もっと知られていいワインだと思います。


ブランダー(Brader)のソーヴィニヨン・ブランはコスパが高い印象がありましたが、このオー・ナチュレル2017(5200円)はリッチな味わい。樽は使っていないのに複雑な味わいがあり、ブドウの品質の高さを感じられます。



今回の目玉の一つがこれではないかと思います。平林園枝さんが作るシックス・クローヴズ(Six Cloves)の2ヴィンテージ目。
前ヴィンテージの記事はこちら「リトライなどで修行した日本人の造るワインデビュー作
特にシャルドネは今回スティーブ・マサイアソン(Steve Mattiason)のリンダ・ヴィスタ(Linda Vista)の畑(5800円)。平林さんはマサイアソンの元で働いていたこともあり、その縁でブドウを分けてもらえたそう。エレガントでミネラル感がありとても美味しいです。2018年のヴィンテージですから、もう半年くらい置いておくともっとよくなってきそう。ピノ・ノワールはこのヴィンテージ(2018年、6500円)からでソノマ・コーストのブドウ。こちらもかなりエレガント系。アジア系のスパイスや紅茶の香りがいいです。


これも今回の目玉になりそうなワイン。ヘッドハイというのはサーフィン用語で頭の高さくらいの波のこと。キスラーなどのオーナーであるビル・プライスのワイナリーで、彼が所有するギャップス・クラウン(Gap's Crown)やデュレル(Durell)、デオドラ(Deodora)の畑のブレンド。この畑で3600円は安いです。というかワイナリー価格35ドルよりも安いくらいで、これはむちゃくちゃコスパいいです。味わいも酸がきれいで美味しい。


ヘッドハイでは今回缶入りワインも登場です。こちらは250mlで900円。750mlに換算すると2700円です。上記のボトルのものとは中身も別で産地表記はカリフォルニアになっています。缶入りワインを飲むシチュエーションに合わせたのか、気楽に飲めるワイン。ちゃんとピノ・ノワールらしい味わいになっていて2700円のボトルのピノ・ノワールと比べてもほとんど遜色ないでしょう。これもワイナリー価格は4本で28ドル(1本あたり7ドル)なので、かなり格安です。


こちらも新入荷のワインでトレフェッセン(Trefethen)の中では安価なラインのダブルティーレッドワイン2016(4900円)。カベルネ・ソーヴィニヨンが55%でプティ・ヴェルドが23%も入っているのが特徴。この価格帯のボルドーブレンドとしてはボディがしっかりしているのはプティ・ヴェルドのおかげでしょう。


コスパのいいピノ・ノワールで知られるキャッスル・ロック(Castle Rock)のプティ・シラー(2300円)。これもこの価格帯としては異例なほどのパワフルさ。ガツンと来るワインを手軽に飲みたい人にいいと思います。


ラジエ・メレディス(Lagier Meredith)のシラー2014(8400円)。UCデーヴィスでブドウのDNA研究を長年してきた(ジンファンデルがクロアチア由来であることを突き止めたことでも知られています)キャロル・メレディスによるワイナリーです。うまみときれいな酸があっていいシラーです。
Date: 2019/0828 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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アマゾンの酒販免許、カリフォルニアの法律違反であることを発見」「アマゾンの酒販免許違反、当局が調査に乗り出す」の続報です。アマゾンは、各地の倉庫で法律に従うよう、最低限の販売を始めたそうです(Amazon Does Bare Minimum to Meet California Law)。

この法律とは、酒類を宅配する業者は実店舗を持たないといけないというもの。まさにアマゾンのような実店舗なしで事業を拡大するベンダーから既存のワインショップを守るために作られた規定です。アマゾンは、注文してから数時間で配達する「Prime Now」の事業を展開するため、カリフォルニア各地に倉庫を持っていますが、そのほとんどで今回のような半教育的措置がなされていると思われます。

W.ブレイク・グレイ氏が各地の倉庫に直撃して聞いてみたところ「ワイン3種だけ売るショップ」(サクラメント)など、いかにも付け焼き刃なショップを倉庫の片隅に置いているようです

当局がこれを店舗と認めるのかどうか、今後がさらに気になります。
Date: 2019/0827 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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8月下旬から9月中旬は、インポーターの試飲会が続く季節です。いち早く開催したオルカ・インターナショナルの試飲会から美味しかったワインを紹介します。オルカ・インターナショナルはカリフォルニアだけでなく、オレゴン、ワシントンとバランス良くワイナリーを取り揃えたインポーター。2000~5000円くらいのリーズナブルな価格帯のワインが中心となります。


フリーマーク・アビー(Freemark Abbey)はパリスの審判にも出たカベルネ・ソーヴィニヨンが有名ですが、シャルドネも華やかで美味しいです。価格は5000円とやや高めですが。


Kヴィントナーズのヴィオニエ アート・デン・ホード(Art Den Hoed)2017。4500円。最近、ワシントン州のヴィオニエには感心させられることが多いのですが、これも素晴らしいヴィオニエ。花の香りやふくよかさに加えてミネラル感があります。


ソーコル・ブロッサー(Sokol Blosser)のエヴォリューション・ラッキーNo.9 NVという白のブレンド。2300円。気が置けないワインですが美味しい。


もう一つソーコル・ブロッサーからピノ・ノワールのロゼ2018。3100円。この価格帯にしてはしっかりした味わい。


モントレーを中心に4000エーカーもの畑を持っているのがシャイド・ファミリー(Scheid Family)。Ranch32(ランチ32)はそのブランドの一つで素晴らしいコスパを誇ります。シャルドネもソーヴィニヨン・ブランも1780円ですが、個人的にはソーヴィニヨン・ブラン推し。


カベルネ・ソーヴィニヨンも1780円は大バーゲン。1000円台のカベルネ・ソーヴィニヨンの中ではベストといってもいいでしょう。メリタージュも2900円は激安です、


大人気で輸入開始直後に売り切れてしまったオッド・ロット(Odd Lot)もシャイド・ファミリー傘下。ラベルに目を奪われがちですが味わいもしっかりしています。

オレゴンのJクリストファーのピノ・ノワール、5000円。とても美味しい。

Date: 2019/0826 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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7月頭なので、もう2カ月近く前になってしまいましたが、ソムリエなどワインのプロによる非営利団体ギルドソム(GuildSomm)のケリ・ホワイトさんのカリフォルニアワイン・セミナーに出席してきました。ケリ・ホワイトさんはギルドソムのシニア・スタッフ・ライター。ニューヨークでソムリエをしたあと、ナパに住み、レストラン「Press」のワイン・プログラムに携わったり、「Napa Valley、 Then & Now」という本を出版したりしています。



今回のセミナーは2時間でカリフォルニア全域を紹介し、12種のワインを試飲するというもの。講義はすべて英語で通訳はつきません。どうやってこれだけカバーするのだろうと思っていたら、ワインはどんなワインかの説明を簡単にするだけで試飲はそれぞれが話を聞きながら勝手にするという形。確かに効率を重視するのなら、こういう方法もあるのだなと思いました。

また、カバー範囲が広いため、説明の内容は比較的概要レベルでした。今回の出席者はカリフォルニアワインのプロが多かったため、基本的と捉えられた人も多かったかもしれませんが、カリフォルニアワインにそれほど詳しくない人に、このレベルのセミナーをもっと提供できると、カリフォルニアワインへの理解も進むのではないかと思いました。

興味深かったのがワインの選択です。日本に輸入されているワインという制約はあるものの、ケリ・ホワイトさんがある意味、その地域を代表するワインとして選んだということだと思うからです。

特に最初のワインは面白い選択。
マサイアソン タンデュ 2016、カリフォルニア(Matthiason Tendu 2016)
です。いわゆるニューカリフォルニア系の白ワインでヴェルメンティーノ(Vermentino)というイタリア系の品種が90%、フレンチ・コロンバードが10%。アルコール度数は10.3%という低さです。

ケリ・ホワイトさんはスティーブ・マサイアソンを「ニュー・ロックスター」と表現していました。昔からのイメージのカリフォルニアでは考えられないワインですが、白い花の香りやピーチの風味、チョークのニュアンスなど面白く、とても良くできていました。1リットルのボトルで国内での価格は3350円。価格以上の充実感があります。

ワインは4種ずつ供されましたが、最初のグループはマサイアソン以下
The Hilt CHardonnay 2015, Santa Barbara
Storm Pinot Noir 2014, Santa Barbara
Tablas Creek 'Cote de Tablas Rouge' 2013, Paso Robles

ヒルトはリッチながらきれいな酸があり、レベルが高いワイン。ストームのピノ・ノワールはダーク・チェリーの風味。個人的にはこの味は米国の子ども用風邪薬を思い出します。ケリ・ホワイトさんは「ビューティフル・ピノ・ノワール」と表現。どちらも比較的新しいワイナリーです。

一方、急成長しているパソ・ロブレスからは新しいワイナリーではなく老舗のタブラス・クリークを選んだのは歴史的重要性も鑑みたのでしょうか。ここはナーサリー(苗木業者)もやっていて、地域のワイナリーに苗木を提供しています。パソ・ロブレスのワインは果実味が強いものが多い印象がありますが、ここのワインはスパイシーさや複雑さがより感じられます。

次の4本は
Ridge Monte Bello 2007, Santa Cruz Mountains
Eden Rift Chardonnay 2016, Cienega Valley
Arnot-Roberts Gamay 2017, El Dorado
Failla Estate Vineyard Syrah 2013, Fort Ross-Seaview
リッジで2007年のモンテベッロを持ってきたのもこだわりを感じます。このワインはカリフォルニアでは珍しく熟成させるほど魅力を増していきます。エデン・リフトはシエネガ・ヴァレーというマイナーな産地(カレラの近くです)にありますが、1849年設立というカリフォルニアでも最も古いワイナリーの一つ。古いワイナリーですが、ワインは「新しいスタイル」とケリ・ホワイトさんは言っていました。複雑味のあるワインでした。

その後もニューカリフォルニア系生産者のアルノー・ロバーツでエル・ドラドのガメイだとか、冷涼なフォートロス・シーヴューのシラーだとかこだわりの感じられるワインが続きます。

最後の4本は
Buena Vista Zinfandek 2016, Sonoma
Schramsberg Blanc de Blancs 2016, North Corst
Trefethen Estate 'Dry' Riesling 2017, Oak Knoll District
Freemark Abbey Cabernet Sauvignon 2014, Napa Vally
今度はうってかわって、ナパやソノマからクラシックな味わいのワイン。新しいものと古いもののミックスが面白く感じました。

普段のワインセミナーとは違う刺激を受けたセミナーでした。今度はもっと深堀りするような話を聞いてみたいです。

本来、もっと早く報告するセミナーでしたが、ちょうど個人的にいろいろあったところでなかなか手を付けられなかったこと、関係各位、もうしわけありませんでした。
Date: 2019/0825 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今年6月に「マリファナ栽培に門戸を開いたサンタ・バーバラ、さまざまな軋轢」という記事でサンタ・リタ・ヒルズに世界最大のマリファナ農園が造られようとしていることを報じましたが、実際にいくつかの問題が起こっていることが明らかになっています(California's Largest Legal Weed Farms Face Conflict In Wine Country)。

その記事にも書いたように、マリファナは残存農薬(防カビ剤や殺虫剤)が全く認められていません。検知された場合は製品として流通できないことになります。そのため、近隣のブドウ畑では高価で効能の低い有機系の防カビ剤などに変えざるをえなくなったところがあります。ブドウの収穫量にも影響が出る可能性があります。同じような問題はさまざまな地域で、さまざまな農産物との間で起こっています。

2016年の投票で娯楽用のマリファナ解禁が決まった後も、実際にマリファナ畑(基本的にはビニールハウスで、年に5回も収穫できるとのこと)を作れるかどうかは、各郡での判断によっています。現在のところ半分以上の郡では禁止されています。

その中で、サンタ・バーバラは許可の件数が843。2位のハンボルト郡が653、3位のメンドシーノが305、4位のモントレーが280ですから群を抜いているといった状況です。

郡のスーパーバイザーによると、当初は非合法な栽培を合法な栽培に転換させるという目論見もあって、やや許可が甘くなっていた面があるとのこと。現在はもう少し絞る方向にあるようです。

カリフォルニア大学で経済学を教えているピーター・ルパートによると、サンタ・バーバラにおけるワイン産業は1億2000万ドル程度だったのに対し、マリファナは1億8000万ドルにもなるとのこと。税収アップをもくろむ郡にとっては大きな収入になります。
Date: 2019/0824 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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オー・ボン・クリマ(Au Bon Climat)のピノ・ノワールのフラッグシップといえばイザベル。とだれもが思っていますが、実は幻ともいえるようなもう一つのフラッグシップがあります。それがLarmes de Grappe(ラーム・ド・グラップ)。


何が幻かって、このワインこれまで2回(2001年と2005年)しか作られていません。梗が木質化(非常に固くなる特別な現象)した特異なヴィンテージにだけ全房発酵で造られるそうです。

今度は一体いつだろうと思っていたところ(実は水曜日にアカデミー・デュ・ヴァンでオー・ボン・クリマのセミナーでした)、ヴィナスのアントニオ・ガッローニのインスタグラムで見つけたのがこの写真。
Larmes de Grappe

これって、つまり2016年にLarmes de Grappeが造られているということ!? 畑はサンフォード&ベネディクトのようです。

とはいえ2005年のが市場に出てきたのが2013年ころのようなので、こちらもお目見えするまでまだ4、5年かかるのかも。でてきてもガチガチでしょうから飲み頃は一体いつか…  アントニオ・ガッローニのサンタ・バーバラの記事で言及されるのかどうか楽しみです。
Date: 2019/0823 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今年7月、ボルドーが気候変化に対応するために新たに7つの品種を認めることになったというニュースがありました。ナパでも温暖化への対応を真剣に考える人が増えています(Napa wineries confront climate change by planting new experimental vineyards - San Francisco Chronicle)。

温暖化は着実に進行しています。カリストガのラークミード(Larkmead)の場合、2004年から2012年の9年間では9月15日以前に収穫を始めたのは2回しかありませんでしたが、2013年以降は毎年9月15日より早く収穫を始めています。8月に収穫を始めた年も2回ありました。

平均気温も2009年から2013年と2014年から2018年を比べると、1月から6月で華氏で1.6°(摂氏で約0.9°)、7月から12月で華氏2.4°(摂氏約1.3°)気温が上がっています。

積算温度で気候区分を分けるウィンクラー(Winkler)のモデルが作られた1944年ころ、ナパの多くはリージョンIIでしたが現在ではリージョンIIIから一部はIVに達していると考えられています。これがリージョンVになるともはやカベルネ・ソーヴィニヨンには適さない土地になってきます。

そこでラークミードは3エーカーの実験ブロックを畑に作り、より暑さに耐性があると思われる、シャルボノやジンファンデル、プティ・シラー、アリアニコ(Aglianico)、トゥリガ・ナシオナル(Touriga Nacional)、テンプラニーリョ(Tempranillo)といった品種を植えました。

スポッツウッドでは、現在のカベルネ・ソーヴィニヨンの畑が2030年代にはリージョンVに入るだろうと考え、対応策を練っています。一つはもっと涼しい土地に畑を見つけること。もうひとつはラークミードと同様、暑さに強い品種を実験的に植えていくことです。

アンディ・ベクストファー
ベクストファー・ヴィンヤーズはUCデイヴィスと組んで、カベルネ・ソーヴィニヨンでの実験を始めました。レイク郡の畑にルートストックとクローンそれぞれ10種ずつ、合計100組の組み合わせでブドウを植えて暑さに強いものを見つけるという実験です。一つの組み合わせあたり3600本の樹を植えるというかなり大掛かりな実験になります。

とにもかくにも温暖化はこれから来るのではなく、すでにその渦中にあるのです。もしかすると30年後のナパの姿は今とは大きく変わっているのかもしれません。
Date: 2019/0821 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨日紹介したワイン・サーチャーによるアマゾンの酒販免許違反発見を受け、カリフォルニア州の当局が調査に乗り出すことが判明したと、再びワイン・サーチャーが報じました(California ABC Launches Amazon Investigation | Wine-Searcher News & Features)。

州のアルコール飲料コントロール局(ABC)のスーパーバイジング・エージェント、マシュー・ハイダー氏がW.ブレイク・グレイ氏に語ったところによると、記事を受けて、ロスアンゼルスの担当者とサクラメントの本局に連絡したとのこと。

ただし、免許違反があったかどうかの判断は十歳の当局による調査しだいだとのことです。

アマゾンも慌てふためいて対応を考えているのではないかと、ハイダー氏はコメントしています。
Date: 2019/0820 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワイン・サーチャーにライターのW.ブレイク・グレイ氏が、アマゾン(Amazon.com)の酒販免許について直撃した記事が載っています(Amazon Above the Law in California | Wine-Searcher News & Features)。

アマゾンは2019年2月、ロスアンゼルスで酒販免許を取得しています。「プライム・ナウ」という2時間以内で注文した品を配達するサービスでの利用が目的ですが、カリフォルニアの法律では家庭にアルコールを配達するためには、実店舗を持つことが必要と決まっています。プライム・ナウでは1日16時間配達を行うため、実店舗もその半分の8時間以上オープンする必要があります。

ブレイク・グレイ氏は当初Google Earthで実店舗の存在を調べたのですが、確認できなかったため、実際に現地に行って調べることにしました。

その結果、該当する住所には酒屋と思われるものは全く存在していないことが判明しました。

ライセンス違反だった場合の罰則についてはいろいろレベルがあるようですが、最悪な場合は免許取り上げになるようです。記事ではさまざまな考察が挙げられております。

今後のアマゾンの動きが注目されます。
Date: 2019/0819 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2019年のナパにおけるブドウ収穫が8月14日にヨントヴィルで始まりました(North Coast grape harvest kicks off in Napa Valley; picking to start in Sonoma County Thursday or Friday)。

口火を切ったのはマム・ナパ。スパークリング用のピノ・ノワールの収穫でした。昨年は珍しくスチル・ワイン用のブドウの収穫が最初(8月10日)でしたが、今年は例年通り。収穫時期は昨年と同等で、2017年と比べると10日ほど遅いようです。

これからの季節、雨も心配ではありますが、カリフォルニアではそれ以上に山火事も心配です。無事な収穫でありますように。
Date: 2019/0817 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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8月15日に新橋のワイン蔵tokyoにて、カリフォルニアワインの玄関口20周年記念パーティを開きました。おかげさまで満員御礼、補助椅子まで使っての会となりました。開催にあたってはワイン蔵の中川正光さん、アステリア社長の平野洋一郎さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。

乾杯のスパークリングはシュラムスバーグのブラン・ド・ブラン(写真撮り忘れました)。安定の美味しさ。サイトを始めた20年前はラベルに「California Champagne」と入っていましたが、今は「Methode Traditionelle」に変わっています。そんなエピソードから会を始めました。

モンテリーナのシャルドネは「パリスの審判」の関連ワインということで出してもらいました。といっても実はパリスの審判で1位になったワインのソースは大部分がソノマ産だったのですが(笑)。

ピノはコスタ・ブラウン。2000年代のピノ・ブームの立役者といっても過言ではないでしょう。ここも年とともに少しずつスタイルは変わっていて、以前のような濃い甘い感じはなくなっています。参加者の人気もかなり高かったようです。

ベッドロックのオールド・ヴァインは一番応援しているワインとして出させてもらいました。この品質で5000円切るのは素晴らしいし、何よりも古木の畑を守りたいというモーガン・ピーターソンの姿勢を応援したいと思っています。ジンファンデルの原産地はクロアチアであることが判明していますが、これは紛れもないアメリカにしかないワインだと思います。

次は話題のYoshikiのワイン。飲みやすさは抜群です。話題性ということで選ばせていただきました。

このあとはクイズタイム。4択10問で最高は6問正解でした。

さて、最後は20年前の1999年のワインを3つ。インシグニアは私の在庫から。他の2本はワイン蔵さんのワインから平野さんがスポンサーになっていただきました。

インシグニアは安定の味わい。インシグニアは面白いワインで、毎年畑の構成などかなりドラスチックに変わりますが味わいは常に一定以上を保っているのがユニークです。

レイルのジョン・ダニエル・キュベは、ナパで最初のプレミアムなワイナリーだった旧イングルヌックの元オーナー「ジョン・ダニエル・ジュニア」の娘のロビン・レイルが作ったワイナリーのフラッグシップ。ワインメーカーは今をときめくフィリップ・メルカ。メルカにとってもナパでの最初の顧客がレイルであり、彼の初期の作品でもあります。ジョン・ダニエル・キュベはメルローが3割くらい入っており、柔らかい味わいが特徴。20年経ってもその良さは残っています。

3つ目のキャスリン・ホール・カベルネ・ソーヴィニヨンはホール・ワイナリーが最初にリリースしたワイン。これは相当レアだと思います。他の2本がブレンド系ワインなのに対し、これはカベルネ・ソーヴィニヨンらしさが全開になったワイン。

どれも個性的でよかったです。


もう1本、おまけで出したのがキスラーのシャルドネ・ヴァイン・ヒル1997。紹興酒化しているのを覚悟して持ってきたのですが、まだ全然きれいな味わいでした。コルクがかなりきつく入っていて開けるのが大変そうだったのですが、それで酸化していなかったのかもしれません。美味しく飲めてよかった。

20年間よく続けてきた、というよりも気がついたら20年という感じですが、肩肘張らずに淡々と続けているのがよかったのかもしれません。「継続は力なり」という言葉もいただいてありがたい限り。

古くからの知り合いからアカデミー・デュ・ヴァンの生徒さん、初めてお会いするかたなどと、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。

サイトのデザイン変更など、なかなか手が回っていないところも多いのですが、これからもコンテンツを積み重ねていきたいと思いますので引き続きご愛顧いただけたら嬉しいです。
Date: 2019/0815 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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缶入りワインの急増が止まりません。ニールセンがこのほど発表したデータによると、2018年8月から2019年7月の米国における缶入りワインの売上は9300万ドル。前年から2400万ドル上昇と、急増ペースは衰えていません(Why Consumers Purchase Wine in Cans)。
缶入りワイン
気になるのは、だれがどういうときに飲んでいるかということですが、データによるとワインの知識レベルとはほとんど関係なく、ボートの上で飲むなどシチュエーションが大きな要素を占めているようです。このほか、飲む量のコントロールやコストの節約といった要素もあります。
サイズ別好み
今後さらに伸びる要素としては、サイズの問題があります。現在、缶入りワインの主流はハーフボトルに相当する375mlのサイズですが、調査によると1/3ボトルに相当する250mlの方がいいと考えている消費者が多くいます。また、1/4ボトルに相当する187mlも375mlよりも人気があります。

現在のレギュレーションでは250mlの缶入りワインは4本パックで販売しないといけません。これがバラ売りできるようになれば、250mlの缶入りワインは急増する可能性があります。さらには現在、あまり供給がない187mlのものも増えれば、そちらへのシフトもあるでしょう。多くの消費者が缶入りワインを飲み切るサイズとしては375mlでは多いと感じるのはうなずけます。

缶入りワインを提供するワイナリーも増えています。2018年6月には125のプロデューサーが350種(SKU)の缶入りワインを提供していましたが、2019年6月には300のプロデューサーが900種提供と倍以上に増えています。さらにこの8月には375のプロデューサーで1000種に達したとのこと。

ビール最大手でバドワイザーなどを擁するアンハイザー・ブッシュ・インベブはBABEという缶入りワインのブランドをこの6月に買収。さらに缶入りワインがコンシューマーに広がる可能性が高まりました。



この7月には初の缶入りワインだけのワインコンペティションも開かれました。赤ワインではInsomnia Wineのカリフォルニア・ピノ・ノワール、白ワインではサンズ・ワインのナパ・ヴァレー・リースリングがベスト・オブ・ショーに選ばれています。
Date: 2019/0813 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマでブドウ畑の広さを調査した結果が公表されています(The Top 10 Growers in Sonoma County by Acreage)。1位から順番に見ていきましょう。

1位はジャクソン・ファミリー・ワインズで3700エーカー。傘下最大手のケンダル・ジャクソンがソノマを本拠地にしいるほか、ヴェリテなど、ソノマでも著名なワイナリーを数多く擁しています。誰もが予想する1位でしょう。

2位はE&Jガロ。かつてはガロのノーザン・ソノマというのがここのフラッグシップでした(このワインのためにノーザン・ソノマというAVAを認めさせてしまったのは有名な話)。ワイナリーの本拠地はセントラル・ヴァレーですが、高級路線のワインはソノマで造っている印象があります。もちろん傘下のワイナリーも多数あります。3665エーカーというのは1位とほぼ肩を並べる数字です。

3位はTIAA/Silverado Investment Management Groupの2000エーカー。ここについてはほとんど情報がわかりません。どなたかご存知でしょうか。

4位はトレジャリー・ワイン・エステーツの1375エーカー。ベリンジャーやBVなどナパのイメージが強いですが、ソノマではアケイシアやシャトー・セント・ジーンなどを擁しています。

5位はロドニー・ストロングで1369エーカー。ソノマの著名なブランドの一つですが、こんなに持っているんですね。

6位はフェラーリ・カラーノの1285エーカー。感想は上に同じ。

7位はコンステレーション・ブランズの1150エーカー。シミやレイヴェンズウッドなどソノマの著名なブランドを持っていましたが、大部分を今年ガロに売却してしまいました。ただ、売却したのはブランドだけで畑は含まれていないので、これらのワイナリーの畑はまだあるはずです。

8位はソノマ・カトラーで1128エーカー。ここもソノマでは著名ブランドです。生産量も多そうなので、妥当な感じです。

9位はフォーリー・ファミリーの1100エーカー。サンタ・バーバラで始まったグループですが現在の本拠地はソノマ、チョーク・ヒルなどを擁しています。

10位はサンジャコモの1100エーカー。初めて畑専業が出てきました。

ダットンランチとかはトップ10に入らないのですね。全体的に畑専業よりもコングロマリットが上位を占めた印象でした。トップ100の結果は「Wine Business Monthly Issue - July 2019」から。ちなみにダットンランチは15位で529エーカーでした。
Date: 2019/0812 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ブライアント・ファミリー、財政的に窮地?」という記事で、ブライアント・ファミリーが元財務コンサルタントから契約不履行で訴えられた件を紹介しましたが、今度はブライアント・ファミリー側がこの元コンサルタントを守秘義務を破ったとして提訴しました。

最初の提訴では、ブライアント・ファミリーの企業価値が実際にワイナリーが銀行に伝えているのと合っていないことや、多くの在庫を抱えていること、さらには郡から許可を得ている生産量を超えないようにするために、豊作だった年のワインを不作の年のワインに密かにブレンドしているといったことが明らかになっており、確かに守秘義務には違反しています。

ただ、契約不履行であることを証明するためにはある程度の暴露は避けられない上、法律上問題があることを暴露するのは守秘義務には違反しないというのが一般的な考え方です。個人的にはブライアント・ファミリー側からの提訴は無理筋なような気がしていますが、どうなることでしょう。

なお、ワイナリー紹介では「Bryant Family Vineyards: 90年代の栄光からスキャンダルにまみれたこの10年」としており、今回の訴訟騒ぎでさらに黒歴史が続くことになりました。
Date: 2019/0811 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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8月8日にナパのヨントヴィルで開かれたWines&Vines主催のパッケージング・コンファレンスのアワードで、ブリュワー・クリフトンのシラー「EX Post Facto 2016」がクラシックパッケージのトップに選ばれました(Brewer Cliftons EX Post Facto 2016 Syrah Wins Best of Show in ...)。

このワインはブリュワー・クリフトンの新しいシリーズで2018年にリリースされたもの。
ボトル
ラベル

デザイナーのヘザー・デロングによると、禁酒法時代の雰囲気を出したかったとのこと。最初はタイプライターのフォントを試したのですが、さらにそれをすすめてタイプライターのキーそのもののようなデザインになっています。

ちなみにヴィナスで92点、ワイン・アドヴォケートで90点などワイン自体も高く評価されています。
Date: 2019/0811 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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8月9日にX JapanのYoshikiプロデュースによるワインY by Yoshikiの第5世代のワインが解禁になりました。

通常のワインと異なり、世代ごとにYoshikiがロブ・モンダヴィ・ジュニア(ロバート・モンダヴィの孫)と話し合い、試飲を重ねて作るワイン。第4世代はやや高級路線で、本数も少なく、かなり早く売り切れましたが、第5世代は5000円台(店によっては4000円台)と、比較的入手しやすい値段になっています。

品種はカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネで、どちらも原産地はカリフォルニアとなっています。ヴィンテージはどちらも2017。シャルドネは第4世代も2017年だったので今回は「アンコール」と付いています。

リンクはショップごとにまとめています。
【パリ16区】


【しあわせワイン倶楽部】


【Yanagiya】

こちらは前回のもの

Date: 2019/0809 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパのワイナリーによる業界団体ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズは8月6日、ナパ郡の子供の教育に計240万ドルを寄付すると発表しました(Napa Valley Vintners announces $2.4 million in funding for childrens ...)。これには6月に開催されたオークション・ナパ・ヴァレーの収益が当てられます。

これらは13のNPOに割り当てられ、約4万4000人の子供の教育に貢献する見込みです。どのNPOに寄付するかは毎年見直されているようです。
Date: 2019/0806 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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かつてWine Library TVという動画シリーズで一世を風靡したゲイリー・ヴェイナチャック(Gary Vaynerchuk)が再びワインビジネスに参入すると発表しました(Gary Vaynerchuk launches disruptive new wine co)。

ゲイリー・ヴェイナチャックはニュージャージーにワイン・ライブラリーという大型ワインショップを持っており、そのワインの販促のために動画を始めたのですが、成功した後はソーシャルメディアのコンサルタントや作家などを中心にしたビジネスに転じていました。

今回はエンパシー(Empathy)というブランドでワインの直売に挑みます。ワイナリーと消費者を結びつけ中間マージンを減らすことによって、安く良質なワインを提供することを狙います。サブスクリプション・モデルを取ることで安定した注文を受けられるようにします。なお、今回の会社はワイン・ライブラリーとは無関係のようです。

レイク・カウンティのシャノン・ランチ、ロウダイのボーキッシュとメトラー・ファミリー、ソノマのマリエッタと提携しています。

まずは来年5月と6月にロゼと白のブレンドを発売します。価格は3本パックで送料入れて81ドル。このほか、6本や12本のパックもあります。

米国内のほか、カナダやシンガポール、オーストラリア、ニュージーランドにも出荷します。

個人的にはサブスクリプションモデルはワインでは難しい(消費者はいろいろなものを飲みたい)と思っているのですが、うまくいくのでしょうか。

そういえば、かつてはシンデレラ・ワインという、一日1アイテムだけを安値で売るというサイトを始めたこともありました(今でもあります)。この手のビジネスも一時もてはやされましたが定着しなかったですね。
Date: 2019/0804 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ヴィナスのアントニオ・ガッローニが2018年のナパのワインの第一印象を記事にまとめています(2018 Napa Valley – First Impressions… (Jul 2019) | Vinous - Explore All Things Wine)。2019年春の時点での試飲ですから、もちろんまだワインは完成にはほど遠く、ブレンドもされていませんから個々のワインについてはレビューされていません。

問題らしい問題がなく、非常にいい年と言われている2018年ですが、たしかにごくわずかの例外を除いては品質は良好なようです。

例外というのはハウエル・マウンテンで、8月半ばに近所で起きた山火事の影響で、煙の害がごく一部のワインで出ているようです。

後は豊作だったので量のコントロールがちゃんとできたかどうかは課題になりそうです。それほど重い味わいではないところなど2012年にやや似たところがあるヴィンテージで、2014年のようなダークなフルーツの風味もあります。

前述のように個々のワインの評価はありませんが、非常によかったワイナリーとしてはキャプサンディやダラ・ヴァレなどが挙げられています。

いいヴィンテージになりそうですね。
Date: 2019/0802 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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コッパーズ・ホーク(Copper's Hawk)というワイナリーをご存知でしょうか。2018年のワイン生産量は75万ケース。全米で30位に入る規模のワイナリーです。クラブ・メンバーはなんと37万5000人。1000万ドル近くの利益を叩き出しています。このワイナリーがあるのはイリノイ州。カリフォルニアではありません。ではどうやってこのワイナリーはこれほど人気になったのでしょうか(This ‘Starbucks of wine’ chain is changing the way Americans experience Chardonnay)。
コッパーズ・ホーク
このワイナリーがやっているのは基本的にはスターバックスがグルメコーヒーでやってきたのと同じ。初心者へのしきいを下げ、高級品との間を取り持っている

より近いモデルでいうとブリューパブに似ています。日本でも最近、クラフトビールの醸造設備を備えたブリューパブが増えてきていますが、ここもレストランでワインを醸造し、食事をしながらワインを飲める「ワイナリーレストラン」を始めたのです。ブドウはカリフォルニアやワシントン、オレゴンといった西海岸から調達しています。

レストランはチェーンになっていて、クラブメンバーはワインをレストランでピックアップして抜栓料なしで飲むことができます。それが人気を呼んでいるとのこと。

日本でも応用できそうなビジネスモデルだと思います。
Date: 2019/0801 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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1年前に始めたアカデミー・デュ・ヴァンの講座、2019年秋冬も募集します。
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今回は3講座を提案させていただいています。

カリフォルニアの名門ワイナリー
続・カリフォルニアの名門ワイナリー
カリフォルニアの超一流ワイナリー

カリフォルニアの名門ワイナリーは今期で3回めとなります。ロバート・モンダヴィから始まり、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ、シャトー・モンテリーナ、リッジ、カレラ、キスラー、ピーター・マイケルというバラエティに富んだ顔ぶれ。自分で言うのも何ですが、試飲のワインだけでも貴重な経験ができますし、ワイナリーもそれぞれ面白いと思います。

続・カリフォルニアの名門ワイナリーは今期で2回め。まだ1回めも終了していませんが前半はナパの有名ワイナリーにフォーカスします。4回めのオーパス・ワンが白眉でしょう。その後は、オー・ボン・クリマの回とオーベール、モルレの回。オー・ボン・クリマは前回のカレラ、オーベールとモルレはピーター・マイケルと対称になります。

そして今回新規提案したのはカリフォルニアの超一流ワイナリー。「ハーラン飲んでみたい」という希望を何人かの受講生からいただいたのですが、ハーランだけを扱うのではひねりがないので、コルギンとシュレーダーという超一流ワイナリーも合わせて3回の講座にしました。回数は少ないですが、ワイン代はすごいです。また、ワインの手配が大変ですが、なんとか概ねメドが立ちました。中川ワインさんのおかげです。

新しい講座の準備をするときは1週間近く、睡眠不足になりながら資料調べをするので、体力的にもなかなか大変。新規は一つだけにしました。

最大月4回でほぼ週1までは増やしてもいいかなあと思っているので、来期はまた新しい講座企画したいと思っています。でもまずは今回のに集まってもらわないと!

募集は8月4日11:00からWebで始まります。ウォークインの申込みは翌日5日から。過去2期はほぼ初日に埋まってしまいました。1期目はキャンセル待ちでもそれなりに入れたようでしたが、今期はキャンセルもゼロだったようで。受講されたいという方は早めに申し込まれた方がいいと思います。特に「超一流」は、もしかしたらあっという間に埋まってしまうかもしれません。