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Date: 2020/0430 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインの通訳などを幅広く手掛ける山本香奈さんが西馬込で開いたワインショップ/レストラン「イルドコリンヌ」でコロナ退散の願いを込めた「コロナゼロ」ワインセットを販売しています。値段はコロナゼロにちなんだ5670円で、税込み送料込みでワインが2本送られてきます。内容は店主におまかせもできますし、「ジンファンデルを入れて」など、ある程度リクエストすることも可能です。
イルドコリンヌ
ワインには店主自筆のワインの説明も添えられて来ます。かなりお得なセットですよ。

注文はこちらから。
5670ワインセット注文フォーム
Date: 2020/0428 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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しあわせワイン倶楽部で5月まで、ジョエル・ゴットのカベルネ・ソーヴィニヨン「815」2017がセールになっています。税込みでも2508円と通常より500円程度も安くなっています。

ジョエル・ゴットは、ハンバーガーショップ「ゴッツ・ロードサイド」でも知られていますが、ワインも秀逸なものを作っています。自社畑は持たず、いいブドウを買い付けてワインを作っており、この815(娘の誕生日が8月15日というのが名前の由来)は北はメンドシーノ、南はパソ・ロブレスまでのブドウをブレンドしています。アメリカンオークの新樽を25%使用し、アルコール度数は13.9%。非常にバランス良く飲みやすいワインです。まさに万人向けといっていいでしょう。

2017年は特に評価が高く、テイスティング・パネルで92点を取っているほか、ワイン・アンド・スピリッツ誌の「50ドル以下の人気お買い得ワイン10本」、フード・アンド・ワイン誌の「エクセレント・カリフォルニア・バリュー」にも選ばれています。

Date: 2020/0426 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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シルバー・オークのアレキサンダー・ヴァレーのワイナリーが「リビング・ビルディング・チャレンジ」の認証を受けたことが判明しました。これまで既にLEEDのプラティナムという認証をナパとアレキサンダー・ヴァレーで受けていましたが、リビング・ビルディング・チャレンジで認証を受けるのはワイナリーとしては初めて。さらにこれまでこの認証を受けた最大の製造設備だそうです。

LBC

“生きたビル”、最新のエコ建築 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト」によるとリビング・ビルディング・チャレンジは「最も持続可能性に優れた建築設計技術を定義し、現在の技術の限界と、理想的なソリューションとのギャップを埋めていく取り組みを進めています。認定を獲得した建築プロジェクトは、“世界最高レベルの環境技術”とアピールできます」とのこと。他の認証プログラムと大きく異なるのは、水や電力などの消費が本当に標榜したレベルに達しているか、一年間実測して調べる過程が入ること。それだけにパスするのはなかなか大変です。それだけにCEOのデビッド・ダンカンの喜びもひとしおのようです。
Date: 2020/0425 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアワイン協会が提供する「Behind The Wines」のウェビナー(Webセミナー)シリーズの特別編として、日本向けにアキコ・フリーマンさんが登場します。
Akiko Freeman

日 時:2020年4月29日(祝)12:00~13:00
ホスト:イレイン・チューカン・ブラウン
ゲスト:アキコ・フリーマン

ホストはHawk Wakawakaの名前で知られているイレイン・チューカン・ブラウンさん。このシリーズ全体でホストを務めています。通訳は山本香奈さん。

お申し込みはこちらから。
ビハインド・ザ・ワインズ ~ワインの裏側~ ウェビナー参加申込


参加者はチャットでコメントできるほか、質問を送ることもできます。セミナー中に質問に答えてもらえる可能性もあります。

当日試飲するワインは後日発表されますが、一緒に飲んだらさらに参加している感が強くなりそうです。

Date: 2020/0424 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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インポーターのアイコニック ワイン・ジャパンが飲食店を応援するワインセットの販売を始めています。レストランで使えるお食事券とセットにしたもので、お食事券分の売上はその飲食店に渡ります。購入者は後日、お食事券を使ってレストランで食事ができるという仕組みです。2割以上割引されており、実質お食事券分はただみたいなものでかなりお得です。ワインの送料も込みです。
アイコニックのページ

注文はこちらから

最初に紹介されたのは学芸大学のINDIGO。
ワインはモーガンのシャルドネとストルプマンのロゼ、ホワイトホール・レーンのカベルネ・ソーヴィニヨンという組み合わせ。「カリフォルニア頑固オヤジ3本セット」と銘打たれています。3400円の食事券が付いて1万1700円。

麻布十番のBlueからは4種類のセット。

赤3本はフィールドレコーディングズのカベルネ・フランにストルプマンのシラー、ホワイトホール・レーンのカベルネ・ソーヴィニヨン。3500円の食事券が付いて1万80円。フィールドレコーディングズは個人的にも注目しているワイナリー。ぜひ飲んでみてほしいワインです。

白3本はストルプマンのソーヴィニヨン・ブランにサン・リージュのローヌ系白ブレンド、サブミッションのシャルドネ。3200円の食事券が付いて1万100円です。このワインの選択にはちょっとうならされました。サン・リージュはセントラル・コーストのローヌ系スペシャリストです。

田原シェフのおすすめセットはピカユーンのソーヴィニヨン・ブランにネイティブ9のピノ・ノワール、グラウンドワークのシラー、5500円の食事券がついて1万8000円。ピカユーンはネゴシアンスタイルで女性2人が作るワイン。あまり知られていないですがフレンチランドリーにも入っているワインです。グラウンドワークはサン・リージュの別ブランド。どれも実力派でさすがの選択です。

4つめは渡部シェフのおすすめセット。フィールドレコーディングズのシュナン・ブランにストルプマンのサンジョベーゼ、エバレーのカベルネ・ソーヴィニヨン。3800円の食事券が付いて1万2350円です。

5つめは「ナパを満喫 6本」のワインセット。9000円の食事券が付いて2万9900円。ワインはホワイトホール・レーンからソーヴィニヨン・ブランとレッド・ブレンド、カベルネ・ソーヴィニヨン。カモミのシャルドネとピノ・ノワール。クレーン・アッセンブリーのジンファンデルという安心感のある組み合わせです。

3番めのレストランは恵比寿のHonda 7。

おすすめピノ3本セットはモーガンにメルヴィル、サムサラというかなりの王道。5700円の食事券がついて1万8750円。

「俺のシャルドネ」3本セットはモーガンとメルヴィルとロンゴリア。4700円の食事券が付いて1万5400円。

最後は「信じてついて来て6本セット」。8000円の食事券が付いて2万6070円。ワインはコンブのペットナット、ストルプマンのロゼ、ピーチーキャニオンのヴィオニエ、ストルプマンのサンジョベーゼ、グラウンドワークのムールヴェードル、モーガンのローヌ系ブレンド。

コンブのペットナットはトゥルソーを使った「今どき」のワイン。ストルプマンにラジャ・パー、マイケル・クルーズというマニアックですが夢のような組み合わせのワインです。ストルプマンのサンジョベーゼはマセラシオン・カルボニックで醸造したチャーミングなワイン。これも面白いワイン揃いです。

この後も続くようですので、ぜひチェックしてみてください。

Date: 2020/0423 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2010年代のカリフォルニアのベストワインは何でしょう?

いろいろ考え方はあると思いますが、単純に2010年以降のヴィンテージで「パーカー100点」を取った回数の多いワインを調べてみました。
Advocate
もちろん、まだ2018年や2019年のワインの評価は出ていませんが、これまでのところでは一番多いのが4回の満点。7つのワインがあります。

Colgin Cabernet Sauvignon Tychson Hill Vineyard
Colgin IX Proprietary Red Estate
Dominus Proprietary Red Wine
Lokoya Cabernet Sauvignon Mount Veeder
Peter Michael Winery Chardonnay Point Rouge
Realm Cabernet Sauvignon Beckstoffer Dr Crane Vineyard
Screaming Eagle

なんと、コルギンがIX Estate(ナンバーナイン・エステート)とティクソンヒルの2つのワインで4回取っています。レアムはアブサードの方が多いかと思っていたら、ベクストファー・ドクター・クレーンが4回も取っていました。ピーター・マイケルのポイント・ルージュは唯一シャルドネで4回取っています。スクリーミング・イーグルはさすがというところですが、ドミナスもすごいです。価格はこの中ではダントツで安いでしょう。

次点の3回は17ワイン。

Bond Vecina
Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon
Harlan Estate
Hundred Acre Vineyard Cabernet Sauvignon Ark Vineyard
Hundred Acre Vineyard Cabernet Sauvignon Few and Far Between
Hundred Acre Vineyard Cabernet Sauvignon Wraith
Kapcsandy Family Winery Cabernet Sauvignon Grand Vin State Lane Vineyard
Kongsgaard Chardonnay The Judge
Morlet Family Vineyards Cabernet Franc Force de la Nature
Paul Hobbs Cabernet Sauvignon Beckstoffer Dr Crane Vineyard
Plumpjack Cabernet Sauvignon Reserve
Realm The Absurd
Scarecrow Cabernet Sauvignon
Schrader Cellars Cabernet Sauvignon Old Sparky Beckstoffer To Kalon Vineyard
Shafer Vineyards Cabernet Sauvignon Hillside Select
Spottswoode Cabernet Sauvignon
Vérité La Muse

ハンドレッド・エーカーはなんと3つのワインで3回100点。コングスガードのジャッジはシャルドネで2番目の3回満点。面白いのはモルレ・ファミリーのカベルネ・フランや、メルロー主体のヴェリテ・ラ・ミュゼが入っているところ。シェーファー・ヒルサイド・セレクトやスポッツウッドといった実力派も入っています。ポール・ホブズのベクストファー・ドクター・クレーンも3回。ドクター・クレーンが4回と3回に一つずつ現れたのもちょっとびっくり。ただ、トータルではベクストファー・ト・カロンが14回でドクター・クレーンの倍近くになっています。

ちなみ

にワイナリーで集計すると、一番多いのはハンドレッド・エーカーの12回、次がコルギンの11回となります。その次の10回にシネ・クア・ノン。シネ・クア・ノンは毎年ワインの名前を変えるので、上の集計では明らかに不利になります。ちなみにグルナッシュとシラーと5回ずつ100点を取っているので、影の1位はシネ・クア・ノンといってもいいかもしれません。

Date: 2020/0422 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ブライアント・ファミリーが元財務コンサルタントから訴えられていた件で、ニューヨークの地方裁判所で判決がおり、ブライアント・ファミリーが勝訴しました(Bryant Family Vineyards owners win dismissal of consultant’s compensation case | Wine Industry Insight)。

以前、「ブライアント・ファミリー、財政的に窮地?」で報じた件で、その後ブライアント側の反訴が「スラップ訴訟」として却下されたこともあり、ブライアント側に不利な展開が続いていましたが、契約不履行について十分な証拠を提示しなかったとして今回の判決に至りました。

元財務コンサルタント側が上告するかどうかは不明です。
Date: 2020/0421 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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バイザグラス中止
毎年恒例のカリフォルニアワインバイザグラスのキャンペーンですが、政府の緊急事態宣言を受けて今年は中止ということになりました。カリフォルニアワイン協会が主催するイベントとしては最大級のものですから、みなさま大変残念だろうと思いますが、現在の状況ではいたしかたないところです。

多くのレストランがテイクアウトやデリバリーを模索しており、バイザグラスに参加していたレストランでテイクアウトやデリバリー、ワイン販売しているところが一覧になっています。
カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション2020|カリフォルニアワイン

お近くの店があったらぜひ使ってあげてください。

私も家の近所の店ではテイクアウト活用しています。

また、Facebookには「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」といったグループもあり、食材の処分に困ったレストランなどが格安で商品を販売する情報を提供しています。いろいろな形でお店の支援ができたらいいですね。
Date: 2020/0419 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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豊作だった2018年産から、カリフォルニアでもついにワイン余り状態に陥っており、醸造したものの売り先のないバルクワインが出てきています。そういったワインを使ってお買い得なワインを作るワイナリーも登場しているという話がSFクロニクルに出ていました(Top-tier Napa Cab for $10? With bulk wine prices so low, new brands offer deep discounts - SFChronicle.com)。

登場するワイナリーは「de Negoce」と「Bêcheur」の2つ。

de Negoceを立ち上げたのはキャメロン・ヒューズ。キャメロン・ヒューズは2001年に同名のワイナリーを立ち上げ、同じようにバルクワインを使ってコスト・パフォーマンスの高いワインを作って一世を風靡しました。その都度、安価に仕入れられたものを売るため、毎年同じワインを作るのではなく、ロット番号を付けて毎回違うワインをt作っていました。ただ、売り先のほとんどがコスコ(コストコ)だったことと、2010年、2011年の不作の年に自社での醸造に切り替えざるを得なくなったことから財務状況が悪化して2017年にヴィンテージ・ワイン・エステーツに売却することになりました。

今回はその反省に立って、中間コストを極力排除し、ワインのリリース前に「フューチャー」としてメールを送って注文を受ける形にしています。最初にリリースするのはナパのカベルネ・ソーヴィニヨン。通常であれば50ドルになるワインをなんと10ドルで販売しました。

Bêcheurを立ち上げたのはマイケル・テリエンという人。オブシディアン・リッジというワイナリーの共同創設者兼ワインメーカーでもあります。彼の場合は友人のワインメーカーたちが、作ったワインを本来売るはずだったブランドで売れなくなり、二束三文で売らざるを得なくなった状況を憂いて、このワイナリーを始めたとのこと。
Bêcheur
ワイナリーのサイトを見ると、売っているワインは一つだけ。上の写真が添えられており、ワインのコストが詳らかにされています。

ここの仕組みはユニークで、ワインが売れれば売価を上げ、売れなければ下げる形になっています。本来40ドルで売られるはずだったアンダーソン・ヴァレーのピノ・ノワールは1ドルで売り始め、現在は23.92ドルになっています。その値段の推移もすべて明らかにしています。

ワイン余りで生まれる新しいワイナリー、これからもあるかもしれません。
Date: 2020/0417 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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どっちを向いてもコロナの話ばかりで殺伐とした今日このごろ、それを癒すような動画をシェーファーがアップしています。

シェーファーでは伸びすぎたカバークロップをへらすため、毎年春になると30匹程度の羊を畑に連れてきます。その羊を撮影した動画1時間を6回繰り返して6時間の動画にしています。

BGMもなく、聞こえるのは羊の鳴き声やときどき鳥の声や牧羊犬?の吠え声がするだけ。草を食べている羊もいますが、樹の下で昼寝中の羊も多数。ただ歩いている羊もいます。

のんびりした気分を味わいたいときにどうぞ。4K動画なので大画面テレビにもぴったりです。
Date: 2020/0416 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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WSET LOGO
ワインや酒、スピリッツなどの教育コースを提供するThe Wine & Spirit Education Trust(WSET)は2020年4月15日、新型コロナウイルスによるスクール閉鎖などを受けてオンラインでのコース受講を拡大すると発表しました(WSET ramps up digital learning in response to Covid-19)。

オンラインでのライセンス・プログラムはこれまで英語でのコースに限られていましたが、今回、ZoomやMicrosoft Teamsなどのオンライン・ミーティング・ツールを使って他の言語でも提供することが許可されました。

また、試験についてもオンライン化を進めていくとのことで、現在は酒コースのレベル1で実験中だそうです。

日本では青山のキャプランが現在のところ英語でのオンラインのコースを提供しています。ただ、テイスティングの授業と試験については教室での受講が必要になっています。

試験に試飲があるコースでは完全オンラインはなかなか難しいとは思いますが、これも一つの時代の趨勢なのでしょう。

私は5月予定の試験が8月になり、勉強ペースが落ちてしまっています。しっかりしないと。
Date: 2020/0415 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパ観光協会がZoomなどのオンライン・ミーティングで使える背景画像をダウンロードできるようにしています。

ダウンロードはこちらから。
Napa Valley Zoom Backgrounds for Your Virtual Meetings - The Visit Napa Valley Blog
バックグラウンド

写真はBob McClenahanというフォトグラファーによるもの。「Napa Spotlight」誌の表紙などナパの写真をずっと撮ってきた人のようです。氏のサイトを見ると美しい写真のオンパレードです。

Bay Area Lifestyle Photographer | Bob McClenahan Photography

早く平穏な日々が戻ってこんな美しい景色を見に行きたいものですね。
それまではまず、背景画像で行った気分になりましょう。
Date: 2020/0413 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日久々に飲んだカリフォルニアワインとして紹介したトロワ・ヴォワイエルなど、廃業したワイナリーやワイナリーの倉庫に眠っていた古いヴィンテージのワインなどを格安で入手するのに長けているインポーターが布袋ワインズです。オーナーがソノマのヒールズバーグに在住。そのコネクションでそういったワインを見つけてきています。

その最新の入手ものが「ゴーディアン・ノット(Gordian Knot)」。まさにオーナーの地元であるヒールズバーグのワイナリーです。ワイナリー価格34ドルのジンファンデル2種が税込みでも2000円台、28ドルのアルバリーニョが税抜なら1000円台という格安です。2017年には「100 Best Wines of Sonoma」に選ばれたこともあるというから実力は十分です。

ジンファンデル2種はドライクリークとアレキサンダー・ヴァレーの単一畑。アルバリーニョは2006年にソノマで初めて植えたものだそうです(「Enjoy the last hot days of the season with unique whites like chenin blanc」で大きく取り上げられています)。

Date: 2020/0409 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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新型コロナウイルス対策でソーシャル・ディスタンシングを徹底するため、米国のスーパーマーケットでは通路を一方通行にする試みが始まっています(Grocers implement one-way aisles | Grocery Dive)。

Fridge/freezer aisle
Photo by Northwest Retail、License CC BY-SA 2.0

一方通行にし、他の客とカート2つ分離れることを徹底させることで、距離を保とうというわけです。

米国中西部を中心とするハイヴィー(Hy-Vee)では既に始まっており、ウォルマートも追随しようとしています。サンフランシスコに本社のあるセーフウェイ(Safeway)も客に一方通行を呼びかけています。クローガー(Kroger)は1ストアでテスト中。

コネティカット州では、実行可能なストアでは一方通行を実践するよう、ルールを定めました。

米国のスーパーでは既に入場制限も行っており、ウォルマートの場合だと1000平方フィート(約93平米)で5人に制限しています。今回の措置はそれをさらに補強するものになります。

日本では、スーパーマーケットなど、いつも以上に人が群がっており、入場制限もなければレジの列に並ぶときもぎちぎちに詰めています。前の人と距離を開けたら割り込まれる始末。正直に言って恐怖を感じるレベルです。地元の店であれば安心といった意識があるのでしょうか。緊急事態宣言が出ても変わった様子はありません。

人との接触を8割減らすのが目標ということですが、これではとうていおぼつかないのではないかと不安です。日本でもソーシャル・ディスタンシングの徹底をしていってほしいと感じています。
Date: 2020/0408 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ホリエモンこと堀江貴文氏が2月に開催されたプルミエ・ナパ・ヴァレー・オークションに参加、そのレポートをYouTubeに上げています。オークションやその前のパーティの雰囲気などがわかる貴重なレポートです。

ホリエモンはレストランを経営していますから、その伝手で参加したのかと思っていたのですが、今回は中川ワインに帯同した形だったようです。

オークションで出すワインを事前に試飲できる前日のパーティではダックホーンやルイス、ホーニッグなどのワインを試飲。試飲レポートもわかりやすく、よくまとまっていたと思います。

そして、オークション本番。ホリエモンが落札したのはやっぱりカベルネかなあと思いきや、なんとハドソンのシャルドネでした。試飲では「樽が効いている」と評していました。
Hudson
プルミエ・ナパ・ヴァレーに出展されるワインは、専用に作られたもので、今回の「ラフィング・ランズ(Laughing Lands)」はハドソンの畑の中でもウェンテ・クローンで収穫量も少ない「レディバグ」と「リトルビット」の畑のシャルドネで作ったもの。思わず笑みが浮かぶほど美味しいということで、この名前を付けているそうです。

このワイン自体は販売されていませんが、ハドソンのシャルドネは国内で販売しています。キスラーやオーベールのハドソン・シャルドネは2万円くらいの価格ですが、ハドソン自身のシャルドネはほぼ半額とお買い得でもあります。

Date: 2020/0407 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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カリフォルニアワイン協会は4月6日、第6回となるカリフォルニア・グリーン・メダルの受賞ワイナリーを発表しました(Winners Announced for Sixth Annual California Green Medal | Wine Institute)。

green medal

リーダーシップ賞に輝いたのはJロアー。環境、コミュニティ、ビジネスというサスティナビリティの3つの要素でいずれも卓越していると評価されました。太陽光発電でパソロブレスの本拠地では65%、グリーンフィールドの新しいワイナリーでは100%の電力を賄うほか、水の利用を減らして1リットルのワインを作るのに使う水を3.5リットルから1.3リットルにまで減らしました。ナパのセントヘレナに持つ畑ではナパ川とのボーダーで自然の再生に力を入れています。

このほか、従業員と長期契約を結び、健康保険にも加入するなども評価されています。他のワイナリーをリードする働きもあり、リーダーシップに選ばれました。

このほか、環境賞にはメンドシーノのボンテラ、コミュニティ賞にはナパのクリフ・ファミリー、ビジネス賞にはサンタルシアハイランズのピゾーニ家が選ばれています。
Date: 2020/0405 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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新型コロナウイルス対策で「Stay at Home」が続く米国で、ワインなどアルコールの販売が好調です。3月21日に終わる週のデータで見ると、前年比でアルコールの販売が55%増加しています。特に伸びているのはスピリッツで75%。ワインは66%、ビールは42%伸びています。マグナムなど大容量のものも売れています。

特にオンラインのセールスは好調で前年比243%増というすごい伸び方です。

また、ワイナリーではバーチャル・テイスティングを開催するところがあります。大体が米国の午後なので、日本だと午前中でちょっと参加しにくいところなのが残念ではありますが(20 Napa, Sonoma wineries are doing virtual wine tastings)。そこのワイナリーのワインを飲みながらワインメーカーなどと語り合えるような形式のものが多いようです。バーチャル試飲用のワインを送ってくるところもあります。ケンダル・ジャクソンはテイスティングルームの中を公開する代わりに、VRで中を歩き回れるようにしています。

日本ではズーム飲み会を開催している人が結構いるようです。私も時間があれば参加してみたいですが、お呼びがかかりません(笑)。
Date: 2020/0403 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワイン・インスタイルが低価格品を中心に約50品目のワインを値下げしました。日米貿易協定で関税が引き下げられたのが主な理由ですが、その他のコスト削減やワイナリー側の協力もあるそうです。

一番値下げ幅が大きいのはコッポラのダイヤモンド・シリーズ。特に希望小売価格3600円だったジンファンデルやカベルネ・ソーヴィニヨンなど。2800円へと2割以上も値下げしました。4100円のクラレットも3500円に、これも600円の値下げ。
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コスパでもともと定評のあるハーンも100数十円ですが値下げしています。

ワイン業界全体(だけではないですが)、なかなか元気が出ない中、この値下げはうれしいニュースです。

Date: 2020/0402 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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毎年恒例のカリフォルニアワイン・バイザグラスのプロモーションが始まりました(カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション2020|カリフォルニアワイン)。
バイザグラス
プロモーションに参加したレストランではカリフォルニアワインをグラス注文できる「バイザグラス」を提供します。プロモーション自体は4月1日から5月31日ですが、お店によって参加期間は違うので、上記サイトを参考にしてください。

昨年から始まった参加者向けのキャンペーンもあります。インスタグラムで投稿した人の中から1人に3万円のお食事券、100人にカリフォルニアワイン1本をプレゼントします。

新型コロナウイルスが猛威をふるい、外食産業にとってもあまりにも苦しい日々が続いています。今回のプロモーションも、今後政府が緊急事態宣言を出した場合は中止するとしています。また、地方自治体などによる外出自粛の要請にも従うようにと明記されています。

私も在宅勤務が中心になり、レストランに出かけるのも難しいのが現状ではありますが、皆さんの応援をしたいと思います。
Date: 2020/0401 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ナパのワイナリーが3月30日と31日(現地時間)限定でライブラリーのワインを販売しています。

Open the Cellar
Open The Cellar
ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズが主導して行っているもので、古いものでは1990年代のワインもあります。

ただし、オーダーは各ワイナリーのサイトで行うので、日本への発送が可能かどうかなどは、個々のワイナリーによります。また、複数のワイナリーへのオーダーをまとめることもできません。

いい試みですが、期間も短いしもう少しいろいろ頑張ってくれたらよかったかなという感じもあります。