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Date: 2011/0526 Category: 技術系
Posted by: Andy
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著者の本田さんは古くからの知り合いである。長いこと第一線の記者として活動を続けていることは尊敬に値する。昔はライバル心のようなものもないわけではなかったが,今では同じ世代のものとして,応援する気持ちが強い。

さて,本書であるが,メインのテーマをスマートフォンである。しかし,今スマートフォンについて語るのはデジタル業界すべてについて語るのと同じことだ。かつてパソコンがデジタル業界の第一線であったように,今はスマートフォンが業界のあらゆるセクターに注目されているのである。

それだけにスマートフォンについて語るには幅広い見識が必要であるが,筆者は携帯電話だけでなく,パソコンはもちろんのこと音楽配信などのコンテンツビジネスもお手の物であり(私の見るところではこの分野が一番得意のように思われる),ソーシャルメディアについても詳しい。

しかも,ともすれば業界用語を盛りこんで偉そうに語りたくなるところを,どの分野も平易にだれでも分かるように書いている。

スマートフォンを中心としたデジタル産業の今を簡単に知ることができる好著である。


Date: 2011/0507 Category: 技術系
Posted by: Andy
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Facebookが世界を席巻した理由はさまざまあるが,そのプラットフォーム戦略が一つの重要なファクターであることは間違いない。プラットフォーム戦略によって単なる一つのSNSでなく,様々なサイトやアプリケーションを結びつけるキーとしてFacebookは使われるようになった。例えばその単純な例の一つが,今では多くのサイトに置かれている「いいね」のボタンであるし,複雑な例としてはZyngaのFarmvilleのようなアプリケーションがある。

これら様々なFacebookをプラットフォームとして利用する方法についてまとめたのが本書だ。ソーシャルグラフのAPI,OAuthのAPI,FBMLなど,さまざまなAPIを整理して説明しているとともに,PHPやPython,JavaScript,Objective Cなど,開発する対象それぞれについても詳しく実例で説明している。

少なくとも現時点で,Facebookを使ったアプリケーションを考えるのであれば,この本は必読だろう。



Date: 2011/0502 Category: 技術系
Posted by: Andy
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iPhoneアプリ「つい、盆栽。」の発表イベントに行ってきました。このアプリ、埼玉県さいたま市のさいたま観光コンベンションビューローが開発した物。実はさいたま市の大宮あたりは盆栽作りが盛んな土地で「盆栽美術館」まであるとか。発表イベントも盆栽そのものの話より,さいたま市っていいところですよ,というのが中心でした。

で,このアプリですが,一種の育てゲーで,盆栽の世話をして育てていきます。

盆栽

といっても水をあげるのと,ゴミを取り除くのとフィギュアを配置するのと,Twitterで話しかけるくらいで,素朴な感じです。

水やり

レベルが上がると入手できるフィギュアも増えていきます。ベンチの紳士というのはちょっと微妙な感じではありますが(笑)。

フィギュア

ちょっと癒されるこのアプリ。アプリもいいですが本物の盆栽に触れたくなります。

つい、盆栽。のアプリページ