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Date: 2011/1231 Category: 読書感想
Posted by: Andy
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昨年は全部で16冊のベストを挙げましたが、今年は読んだ本が減ったこともあり、フィクション・ノンフィクションおりまぜて10冊を取り上げます。

10位:スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション/カーマイン・ガロ
いわゆるビジネス書はあまり読まないのではありますが、これはいろいろと考えるヒントになる本です。今後の自分の生き方を考える上でも役に立つ本。



9位:舟を編む/三浦しをん
三浦しをんほど、面白いものを書く人はいないと思っているのですが、本書の主人公である馬締(まじめ)君は、その生真面目さそのものがおかしく、冒頭の「大都会」のシーンなど、噴出すポイントに事欠きません。辞書編纂というマニアックさも秀逸。




8位:君のためなら千回でも/カーレド・ホッセイニ
数年前に読んだ「千の輝く太陽」は、アフガニスタンの女性の過酷な人生を描いた大傑作でしたが、本書はアフガニスタンで子供時代を過ごした主人公が、その後米国に移住し、アフガニスタンに昔を取り戻しに行くという話。「千の輝く太陽」と比べると若干話は弱いですが、半面読みやすく、友情など、普遍的なテーマを取り扱っており、多くの人に読んでほしい小説です。




7位:フェイスブック 若き天才の野望/デビッド・カークパトリック

映画と比べて、より現在に近いところまでを扱っており、facebookの思想的なところを感じるのにはいい作品だと思います。



6位:偶然の音楽/ポール・オースター

オースターの最近の作品はちょっとテクニックが鼻につく感じがしないでもないのですが、本書ではテクニックとエネルギーがいい感じでバランスがとれていると思います。傑作といっていいでしょう。



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Date: 2011/1221 Category: 読書感想
Posted by: Andy
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えーと、これは【書評】ラッキーゲームスとジブリの奇妙な共通点。この本をおすすめしない理由。のパロディです。

自他ともに認める全然ゲーマーでない私が、ゲームプログラマーのRucKyGAMESについて語ってしまうというのはおかしな話ではあるのですが、数えてみたら彼の作ったアプリで自分のiPhoneに入れているのは6本。インストールしたゲームのおよそ半分という占有率の高さにちょっとびっくりしました。

で、そのラッキーさんが書いた「大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由」という本があるのですが、意外にもスティーブ・ジョブズに共通するところが少なからずあるのではないかと感じたわけです。

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