SanfordはSanta Barbaraを代表するワイナリの一つ。Au Bon Climatなどにブドウを供給するSanford & Benedict Vineyardのオリジナル・オーナである。1980年にRichard Sanford氏とMichael Benedict氏が袂を分かってから,畑はBenedict氏の持ち物になったが,その後オーナが代わり,再びSanford氏が畑のマネジメント担当として雇われた。ソヴィニョン・ブランとシャルドネ,ピノ・ノワールを作っているがシャルドネもピノ・ノワールもレベルは高い。筆者のFavoriteの一つである。ラベルに描かれている絵は毎年変わるが,カリフォルニア原産の野草で,主にワイナリ周辺に生えているものを使っている。
2005年にオーナのRichard Sanford氏を更迭して大きな話題になった。
場所は101をLA方面から上がってくると246号と交差する1マイルほど手前のSanta Rosa Rd.で降りる。Highwayの上を渡り,すぐぶつかった三叉路を左折(Santa Rosa Rd.側に曲がる,右側は別の道)。そのまま5分ほど走った左側。周りに何もないところである。ワイナリの敷地に入ってからも結構長く走るが「Visitor」の方向を常に目指せばいい。小川を渡ると建物が見えてくる。非常に田舎びた雰囲気であるが,他のSanta Ynez Valleyのワイナリでは味わえないような広い空間を感じられる。周りに何もないという点ではCaleraにちょっと似ているかもしれない。
テイスティング・ルームは図書室のような雰囲気。小さいテイスティング・カウンタがなければ,ワイナリとは思えないかもしれない。テイスティングは無料。ここの全ワインをテイスティングできる。
一応,小さいながらもピクニック・テーブルもある。この空気を味わいながらピクニックもいいかもしれない。