A. P. Vin: 新世代ピノ・メーカーの筆頭格

A. P. Vin(エー・ピー・ヴァン)はAndrew P. Vingielloが2003年に設立した新しいワイナリ。ワイナリ名はオーナーの名前から取ったものです。

Andrewはトレーダーとしてサンフランシスコで働いていましたが、1998年にSanta Lucia Highlandsのピノ・ノワールを飲んだことをきっかけに、ワイン作りを志すようになりました。

Sta. Rita HillsのBrian Loringに弟子入りし、2003年に初めてワインを作りました。当初は働きながらワインを作りましたが2005年からワイン専門になりました。ワイン作りも最初はLoringと同じところを間借りしていましたが、自宅に近いサンフランシスコに移しました。

作るワインはピノ・ノワールだけ。しかも単一畑だけと徹底しています。Garys'やRosella'sといったSanta Lucia Highlandsの畑、Keefer Ranch、Kanzlerといったソノマの畑、Clos PepeなどSta. Rita Hillsの畑などからブドウを購入しています。LoringやKosta Browneなどの人気ワイナリと供給元が共通しています。

ワインの評価は非常に高く、特にWine Spectatorでは最高95点。90点以上であれば数えきれないほどです。

A.P. Vinは大学などでワインの教育を受けておらず、消費者としてのワイン好きからワイン作りを始め、畑を持たずに優れた生産者からブドウを購入してワインを作る、といういかにも現代的なワイナリです。こういった趣味が講じて始めたワイナリがこれから先どのようになっていくのか興味深いところです。

URL
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住所
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