cheero Wireless Earphone
ダンボーのモバイルバッテリーなどが有名なCheeroが激安な完全ワイヤレスイヤホンを売り出すと聞いて、早速注文し、手に入れたのが3月9日。商品は数時間で売り切れて、現在も再入荷予定はないようなので、入手できたのはラッキーでした。ちなみにアマゾンでの価格は3980円。それから1カ月の感想を記します。

設定は簡単。電源ボタンを7秒以上長押しするとBluetoothのペアリングモードになるので、まずは左右のイヤホンをペアリングさせます。次に左のイヤホンをスマホなど本体とペアリングさせます。基本はこれだけ。一度ペアリングすれば、次からは電源をいれると自動的に両方とペアリングしてくれます。なお、どちらかの電源をオフにすると両方オフになります。

音質は意外と良好。低音が少し弱いですが、中高音は結構音が伸びますし、解像感も良好。なお、比較対象としてはBoseのワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「Bose QuietControl 30」を使っています。価格は約9倍。3000円台のイヤホンとしては十分すぎるくらいの音質に思います。

Cheeroのイヤホン、アマゾンの商品名のところには「ノイズキャンセリング 」と書いてありますが、これは通話時の機能だとのこと。イヤホンで音を聴くときにはノイズキャンセリング機能はありません。商品の性格上、耳への密着度が高く、元々外の音はほとんど入ってこない構造になっています。そこで、左の電源ボタンを軽く3回早押しすると、外界の音を取り入れるモードになるとのこと。ただ、この機能はあまり有効ではなく、音質もかなり不自然なものになります。最初2、3回試しただけであとは使っていません。

さてこの1カ月、主に電車の中で音楽聴いたりamazonプライム・ビデオを見たりするときに使ってきました。また家では掃除するときなどに使っています。

感想としては「完全ワイヤレスすばらしい。ケーブルがないってなんて自由なんだろう」ということです。特に、家で掃除するときなど、数回は足や手にケーブルをひっかけて外れてしまっていたのがなくなり、さらには本体を持ち歩かなくてもいいので充電しながら音楽を聴けるなど、もう元には戻れない感じです。

電車の中での音質は、さすがにBoseの優秀なノイズキャンセリングと比べると見劣りしますが、普通のイヤホンよりはずっとノイズも少なく、快適に視聴できています。

amazonなどでのレビューを見ると右側のイヤホンの音切れがひどいという感想が目立ちますが、私が使っているのではほとんどありません。電池が減ってくるとちょっと切れやすくなる印象はありますが、30分に1、2回あるかないかなので特に気になるレベルではないです。個体差が大きいのかもしれないですね。次の入荷のメドが立っていないのも、そのあたりを調整しているのではないかと思っています。
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あと、意外と便利なのが、片耳だけ使うとモノラルイヤホンになること。例えば左のイヤホンだけ使うと、左側の音だけがするのではなく右側の音と合わせた音になります。例えば、ランニング中に使うときなど、両耳入れると外の音がほとんど聞こえず危ないので、片耳だけ入れています。なお、右だけ使うときは右側とスマホとのペアリングが必要です。

というわけで、現在は手に入らないこのイヤホンですが、ほかのメーカーからも3000円台で完全ワイヤレスやワイヤレスのイヤホンが出ていて、結構評価も高いです。一度使ったらケーブル付きには戻りたくなくなると思いますよ。