SFクロニクル紙に「S.F. becomes the new Wine Country」という記事が出ていました。サンフランシスコがいまやワイナリのホームとしても無視出来なくなっているという話です。

このブログの読者にとってはなじみのあるAugust WestのEd Kurtzmanも数年前にDorman Ave.にワイナリを開設しており,彼がワインメーカーになったRoar(Santa Lucia HighlandsのGary Franscioniのワイナリ)のワインも今はそこで作っているとのことです。Santa Lucia HighlandsよりもSFの方がワイナリの許可が得やすい(実際4ヶ月で許可が得られたそうです)というのがその理由の一つだとか。

Santa BarbaraのBrian Loringのもとで修行していたAndrew VingielloのA. P. Vinも今はSFにあります。彼の本業であるファイナンシャル・トレーダーの業務が滞ってしまうのを防ぐためだそうです。

サンフランシスコなんてワイン作りにいいの? と思う向きもあるでしょうけど,例えばAnderson ValleyとChaloneからブドウを購入しているHarringtonにとってはちょうど中間地点にあるというメリットがあるし,何よりサンフランシスコの夏の涼しさは「世界中でワイン作りにこれ以上はない気候」(York CreekのFritz Maytag氏)だそうです。

ワイナリだけでなく,テイスティング・ルームもいくつかあります。SF観光プランの一つとしてワイナリめぐりが追加されるのも遠い将来ではないかもしれません。


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