ソノマ――バラエティに富んだ真の実力派
さて、いよいよソノマの紹介を始めます。今日は全貌から。
ソノマのAVAマップ(クリックすると画像を表示します)
ソノマ(Sonoma)はナパの西側に位置する郡です。面積は約4600km2。ナパの2倍強あります。西は太平洋に面し、東はナパとの間にマヤカマス(Mayacamas)山脈があります。
地図で分かるように、ワインの産地は南東と北西に分かれています。南東部の最南端はナパにまたがるAVAであるカーネロス(Carneros)であり、その北側がソノマ・ヴァレー(Sonoma Valley)というこの地域の中心地です。カリフォルニア最古のワイナリであるBuena Vistaなどがこの地域にあります。ナパと同様、南のサン・パブロ湾からの影響を強く受ける地域です。ワインもナパと似ており、カベルネ・ソヴィニョンが多く作られています。
南東の地域と北西の地域の境目にあるのが、ソノマ最大の都市Santa Rosa(サンタ・ローザ)。スヌーピーの作者であるチャールズ・シュルツが住んでいたことで知られています。
ソノマ北西部の特徴は、太平洋からの影響を強く受けること。寒流による冷たい空気が入ってくる地域とそうでない地域では気温に大きな違いができます。
例えば沿岸のSonoma Coastは広大なAVAなので場所によって様々ですが、海の影響を受けやすいので涼しいところが多くあります。シャルドネやピノ・ノワールが多く作られています。
内陸部でもRussian River ValleyはRussian Riverという川を通って霧が入っていくので涼しい地域。最高レベルのピノ・ノワールが作られています。
ところが、さらに上流のDry Creek Valleyになると霧の影響は少なく、温暖な気候です。樹齢100年を超えるような古いジンファンデルの畑がこの地域には残っています。
ナパが、Carnerosを除くとどこもカベルネ・ソヴィニョンを中心としていたのに対し、ソノマではこのように地域による差が大きく、様々なブドウ品種で特徴あるワインを作っています。ワインの多様さでは、ライバルであるナパを大きく引き離していると言えるでしょう。
ソノマのAVAマップ(クリックすると画像を表示します)
ソノマ(Sonoma)はナパの西側に位置する郡です。面積は約4600km2。ナパの2倍強あります。西は太平洋に面し、東はナパとの間にマヤカマス(Mayacamas)山脈があります。
地図で分かるように、ワインの産地は南東と北西に分かれています。南東部の最南端はナパにまたがるAVAであるカーネロス(Carneros)であり、その北側がソノマ・ヴァレー(Sonoma Valley)というこの地域の中心地です。カリフォルニア最古のワイナリであるBuena Vistaなどがこの地域にあります。ナパと同様、南のサン・パブロ湾からの影響を強く受ける地域です。ワインもナパと似ており、カベルネ・ソヴィニョンが多く作られています。
南東の地域と北西の地域の境目にあるのが、ソノマ最大の都市Santa Rosa(サンタ・ローザ)。スヌーピーの作者であるチャールズ・シュルツが住んでいたことで知られています。
ソノマ北西部の特徴は、太平洋からの影響を強く受けること。寒流による冷たい空気が入ってくる地域とそうでない地域では気温に大きな違いができます。
例えば沿岸のSonoma Coastは広大なAVAなので場所によって様々ですが、海の影響を受けやすいので涼しいところが多くあります。シャルドネやピノ・ノワールが多く作られています。
内陸部でもRussian River ValleyはRussian Riverという川を通って霧が入っていくので涼しい地域。最高レベルのピノ・ノワールが作られています。
ところが、さらに上流のDry Creek Valleyになると霧の影響は少なく、温暖な気候です。樹齢100年を超えるような古いジンファンデルの畑がこの地域には残っています。
ナパが、Carnerosを除くとどこもカベルネ・ソヴィニョンを中心としていたのに対し、ソノマではこのように地域による差が大きく、様々なブドウ品種で特徴あるワインを作っています。ワインの多様さでは、ライバルであるナパを大きく引き離していると言えるでしょう。