日本でも比較的割安で買えるHelen TurleyのZinfandelとしてMartinelliのGuizeppe & Luisaは何回か紹介していますが,Wine Advocate誌で94点を取ったという最新ヴィンテージ2005が入ってきています。米国の実売価格は安いところで58ドルというのもありますが,大部分が70ドル以上なので,ほぼ同等の価格です。
Wassy'sでジェンセンを単体で売っています。ただしハーフボトルしか残っていません。ちょっと割高ですが…
WA誌ではジェンセンより高い評価だったセレックも単体であります。
WA誌ではジェンセンより高い評価だったセレックも単体であります。
Wine Advocate誌で96点を取ったCalera Selleck 2004が,楽天でいろんな店に入荷しています。ジェンセンと違って単体で入手できることが多いです。
KistlerのChardonnayは山ほどあるので,どれが一番かよく分からないのですが,多分流通価格や名前から見てCuvee Cathleen(PinotはCatherine,キャサリンだけどこっちはキャスリーン)だろうと思います。米国でもオークション以外の流通は少なく,事実上200ドル前後の価格になるので2万1000円というのは,このワインに興味を持つ人にとっては安いと思います。パーカーの掲示板を見ていると,多少当たりはずれはあるようですが,「当たり」のときは「この世のものとも思えない」といった感想や,Peter MichaelやMarcassinよりも上といった感想も出ています。
Santa Barbara Wineryは,特別に高品質なワインを作っているワイナリではありませんが,比較的割安で安心して飲めるワインを多く出しています。2005年のサンタ・リタ・ヒルズ・ピノ・ノワールはワイナリ価格が22ドルでカリフォルニアワインあらかるとで2880円(税抜き)。1ドル130円換算になりますから,まあまあ割安と言えると思います。今どき3000円以下のピノでまともなものはなかなかありませんから,そういう意味でも貴重です。
カリフォルニアよりも日本にいるほうが入手しやすいワインの一つがSea Smoke。2005はまだ米国の小売市場にもあるようですが,Southingの場合で価格が60~120ドルと大変幅広くなっています。タカムラで登場した価格は9300円(税抜き)。昨年より少し上がっているのが気になりますが,米国の価格とそん色ないと言えば,言える範囲です。パーカーの掲示板でのテイスティング・ノートはこちら。非常によいと言われる2005だけあって,おいしいようです。なお,Wine Advocateにはまだ評価は出ていません(WSでは92点だったようです)。
「カルトワインのサードワイン」という噂で評判になったWaterstoneのCabernet。売り手がマーケティングのために流しているのではないかというのが拭えませんが,米国での価格は約20ドル。その値段にしては非常にいいというのが定評のようです。柳屋で売っている3980円(税抜き)というのは安いのか高いのか。2000円台なら文句なく「買い」ではないかと思うのですが,税込み4000円超は「噂」が気になる人以外には微妙な感じです。
ただ,3本以上で12本まで送料無料になるので,ほかのと一緒に買うのにはいいかもしれません。
ただ,3本以上で12本まで送料無料になるので,ほかのと一緒に買うのにはいいかもしれません。
1988年のMondavi Reserve Cabernetが11000円で出ています。88年はNapaは非常に不出来な年ですが,このワインはWSで91点を受けており,CellarTrackerのテイスティング・ノートを見ても,状態さえ良ければいいワインのようです。この店はよく知りませんが,古酒に力を入れているようなので,保存環境はちゃんとしているのではないかと思います。来年20年になりますから,成人式を祝って開けるとかいいかもしれませんね。
「ブティック・ワイナリ」と呼ばれるような家族経営のワイナリが数多く参加することで知られるFamily Winemakersの2007年のテイスティング・イベントが8月にサンフランシスコで開かれました。以前は12月に開催していたはずですが,いつのまにか夏に変わったようです。Vinographyに結果報告がこのほどやっと登場。Alder氏は二日間テイスティングに参加して,あまりの数の多さに整理するのがここまでかかってしまったとか。「二つのイベントに分けるべき」と彼は言っています。
結果はリンク先ページを読んでいただきたいですが,評価が高くて安くてとなると,実は名前が必ず出てくるのはRosenblum。やっぱりここは定評ありますね。
このほか気になったのは,白ワインで唯一9.5を付け,赤ワインでも9.5をつけた5本のうちに入ったDerbes。
日本にも少し入っています。Chardonnayはこれそのもの。Pinotは前年のヴィンテージのもの(名前が違いますが,ここはPinot1種しか作っていないので基本的には同じでしょう)。値段も税抜きなら5000円台とまあまあで売っているところもあります(8000円台が主流ですが)。
とにもかくにも二日間で350種ものワインをテイスティングしたそうですが,それでも全然回りきれなかったとのこと。これまであまり知らなかったワイナリを優先してテイスティングしたそうです。"Family Winemakers, for those unfamiliar with the event, is the largest single tasting of California wine in the world, and focuses on family-owned and operated wineries, many of them the sort of boutique, mom-and-pop wineries that are making some of California's best wines"
Vinography: A Wine Blog: California
結果はリンク先ページを読んでいただきたいですが,評価が高くて安くてとなると,実は名前が必ず出てくるのはRosenblum。やっぱりここは定評ありますね。
このほか気になったのは,白ワインで唯一9.5を付け,赤ワインでも9.5をつけた5本のうちに入ったDerbes。
2003 Derbes Chardonnay, Russian River Valley, Sonoma. $39
2004 Derbes "Les Pinots" Pinot Noir. $45
日本にも少し入っています。Chardonnayはこれそのもの。Pinotは前年のヴィンテージのもの(名前が違いますが,ここはPinot1種しか作っていないので基本的には同じでしょう)。値段も税抜きなら5000円台とまあまあで売っているところもあります(8000円台が主流ですが)。
何度も書いていますが,ヘレン・ターリーがワインメーカーとして作る(あるいは作った)ワインの中で一番格安で入手できるのがMaritinelliです。特に,日本の価格は米国とほぼ同等とお得。今や自身のMarcassinのほかはMartinelliとJames Henryでしかワインを作っていないので,その意味でも貴重です。カリフォルニアワインあらかるとにいろいろ入っています。
米国小売価格の最安レンジと比較してみると
Reserve Pinot 2001 60ドル⇔7480円
Moonshine Ranch Pinot 2001 73ドル⇔8380円
Bondi Home Ranch Pinot 2004 65ドル⇔7690円
7 Mules Pinot 2004 48ドル⇔7690円
Zio Tony Ranch 2004 55ドル⇔7690円
Martinelli Road Chardonnay 48ドル⇔6420円
Giuseppe & Luisa Zinfandel 2004 51ドル⇔7280円
Jackass Zinfandel 2004 100ドル⇔18800円
と,これも前から書いていますがなぜか同じZinfandelでもJackassは高くGiuseppe & Luisaは格安です。ちなみに個人的にはここで一番おいしいのはZinfandelだと思っています。Pinotは評論家の評価は高いですが,「これは」というのには出会っていません(そういえばBlue Slide Ridgeも家にあったはず。どなたか一緒に飲みましょうか?)。
PS.takuyaさんからGiuseppe & Luisaのワイナリ価格を教えていただいたので修正しました。
米国小売価格の最安レンジと比較してみると
Reserve Pinot 2001 60ドル⇔7480円
Moonshine Ranch Pinot 2001 73ドル⇔8380円
Bondi Home Ranch Pinot 2004 65ドル⇔7690円
7 Mules Pinot 2004 48ドル⇔7690円
Zio Tony Ranch 2004 55ドル⇔7690円
Martinelli Road Chardonnay 48ドル⇔6420円
Giuseppe & Luisa Zinfandel 2004 51ドル⇔7280円
Jackass Zinfandel 2004 100ドル⇔18800円
と,これも前から書いていますがなぜか同じZinfandelでもJackassは高くGiuseppe & Luisaは格安です。ちなみに個人的にはここで一番おいしいのはZinfandelだと思っています。Pinotは評論家の評価は高いですが,「これは」というのには出会っていません(そういえばBlue Slide Ridgeも家にあったはず。どなたか一緒に飲みましょうか?)。
PS.takuyaさんからGiuseppe & Luisaのワイナリ価格を教えていただいたので修正しました。
2002年にWine Advocateで100点を獲得し,名実ともにトップ・カベルネの位置をさらに強めたShaferのHillside Select。100% Cabernet SauvignonでNapaのCabernetのストレートなおいしさ,力強さを伝えるワインだと思います。2003ヴィンテージのワイナリ価格は200ドルですが,当然メーリング・リスト・オンリーですので,米国でも市販価格は300ドル超が当たり前。日本では税抜き2万円台なので,実はお買い得なワインです。