エチュードのワインが終売で現地価格よりも激安
しあわせワイン倶楽部でエチュードのピノ・ノワールとシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンが57%引きの激安になっています。現地価格よりもずっと安い大盤振る舞い。日本のインポーターの終売によるものなので、売り切れ次第終了します。
エチュードは1980年代にナパのカーネロスにトニー・ソーターが設立したワイナリーです。トニー・ソーターはダラ・ヴァレやスポッツウッド、アラウホ(現アイズリー)などナパの名だたるワイナリーの中でもトップクラスのワイナリーでワインメーカーを勤めていた人。1990年代からの「カルトワインブーム」の立役者の一人でした。
彼は元々ピノ・ノワールを作りたいと思っており、そこで設立したのがこのエチュード。エチュードには「練習」といった意味があり、ここでいろいろなピノ・ノワールを作りながら、いいピノのための学習を深めていっていました。
2000年代に入り、トニー・ソーターはワイナリーをベリンジャーに売却。現在はトレジャリー・ワイン・エステート傘下となっていますが、今もトニーの精神を引き継いでワインが作られています。トニー自身は現在はオレゴンで「ソーター」を設立して、ピノ・ノワールの探求を続けています。
今回セールのピノ・ノワールは「グレース・ベノワ・ランチ」の2020年。この畑は本拠地であるカーネロスの自社畑で様々なピノ・ノワールのクローンを植えています。ワイン・スペクテーターで92点、ヴィナスでは90点の評価。ヴィナスのレビューによると、濃厚パワフル系のピノ・ノワールのようです。現地47ドルが4510円と、1ドル100円だったっけ?と思わせる価格。
次のシャルドネも同じくグレース・ベノワ・ランチのもので2022年です。この畑、ピノ・ノワールが158エーカーに対して、シャルドネはわずか6エーカー。ワインも145ケースしか作られていません。ジェームズ・サックリングは1980年代や90年代のブルゴーニュのようだとして97点を付けています。なおヴィナスでは92点。どちらにしても高評価であることは間違いありません。現地40ドルがなんと3960円と税込み3000円台。
最後のワインは2019年のナパヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン。実はエチュード、力を入れているのはピノ・ノワールなのですが、ナパのワイナリーでありカベルネの名手のトニー・ソーターが作っていたということもあり、カベルネ・ソーヴィニヨンもとても美味しい、というか常に高評価を続けていたのです。それもそのはずで、自社畑ではないですが、オークヴィルのヴァイン・ヒル・ランチ、クームズヴィルのメテオールなど垂涎の畑のブドウを使っています。このカベルネもジェームズ・サックリングは96点、ワイン・スペクテーターでも94点と非常に高評価。スペクテーターでは「ダークだがフレッシュで、マルベリーとブラックカラントの果実にアップルウッド、アニス、タバコが混じる。最初から最後まで素晴らしいエネルギーを示し、鉄のアクセントがフィニッシュまでしっかりとした感触を与える」としています。現地100ドルが税込み8910円と、1ドル80円換算(笑)。
今の為替を考えたらこの3倍の価格でもおかしくないワインです。だまされたと思って買ってください。
エチュードは1980年代にナパのカーネロスにトニー・ソーターが設立したワイナリーです。トニー・ソーターはダラ・ヴァレやスポッツウッド、アラウホ(現アイズリー)などナパの名だたるワイナリーの中でもトップクラスのワイナリーでワインメーカーを勤めていた人。1990年代からの「カルトワインブーム」の立役者の一人でした。
彼は元々ピノ・ノワールを作りたいと思っており、そこで設立したのがこのエチュード。エチュードには「練習」といった意味があり、ここでいろいろなピノ・ノワールを作りながら、いいピノのための学習を深めていっていました。
2000年代に入り、トニー・ソーターはワイナリーをベリンジャーに売却。現在はトレジャリー・ワイン・エステート傘下となっていますが、今もトニーの精神を引き継いでワインが作られています。トニー自身は現在はオレゴンで「ソーター」を設立して、ピノ・ノワールの探求を続けています。
今回セールのピノ・ノワールは「グレース・ベノワ・ランチ」の2020年。この畑は本拠地であるカーネロスの自社畑で様々なピノ・ノワールのクローンを植えています。ワイン・スペクテーターで92点、ヴィナスでは90点の評価。ヴィナスのレビューによると、濃厚パワフル系のピノ・ノワールのようです。現地47ドルが4510円と、1ドル100円だったっけ?と思わせる価格。
次のシャルドネも同じくグレース・ベノワ・ランチのもので2022年です。この畑、ピノ・ノワールが158エーカーに対して、シャルドネはわずか6エーカー。ワインも145ケースしか作られていません。ジェームズ・サックリングは1980年代や90年代のブルゴーニュのようだとして97点を付けています。なおヴィナスでは92点。どちらにしても高評価であることは間違いありません。現地40ドルがなんと3960円と税込み3000円台。
最後のワインは2019年のナパヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン。実はエチュード、力を入れているのはピノ・ノワールなのですが、ナパのワイナリーでありカベルネの名手のトニー・ソーターが作っていたということもあり、カベルネ・ソーヴィニヨンもとても美味しい、というか常に高評価を続けていたのです。それもそのはずで、自社畑ではないですが、オークヴィルのヴァイン・ヒル・ランチ、クームズヴィルのメテオールなど垂涎の畑のブドウを使っています。このカベルネもジェームズ・サックリングは96点、ワイン・スペクテーターでも94点と非常に高評価。スペクテーターでは「ダークだがフレッシュで、マルベリーとブラックカラントの果実にアップルウッド、アニス、タバコが混じる。最初から最後まで素晴らしいエネルギーを示し、鉄のアクセントがフィニッシュまでしっかりとした感触を与える」としています。現地100ドルが税込み8910円と、1ドル80円換算(笑)。
今の為替を考えたらこの3倍の価格でもおかしくないワインです。だまされたと思って買ってください。