以前紹介した「これからスマートフォンが起こすこと。」の著者である本田雅一さんから最新刊の献本をいただきました。
タイトルにあるiCloudとはアップルが今後提供するクラウドのサービス。簡単に言えば,iTunesがそのままインターネット上で提供されるようなものである。そのアップルがもちろん本書の主役の一人である。
もう一人の主役はソニー。ソニーのクラウド戦略はキュリオシティという。正直言って,ソニーについては全くチェックしていなかったし,キュリオシティについてもほとんど初耳に近い状態だった。アップルとソニーがクラウドでライバルになるとも思っていなかったが,このあたりは読んでなるほどと思うところが多かった。セキュリティ問題の逆風はあるが,日本人としてソニーの今後には期待をしたい。
このほか,ネットフリックスを中心した米国の事情についても解説がある。
前書の感想で,著者について「(コンテンツビジネス分野が)一番得意のように思われる」と書いたが,まさにそれを裏付ける一冊である。
タイトルにあるiCloudとはアップルが今後提供するクラウドのサービス。簡単に言えば,iTunesがそのままインターネット上で提供されるようなものである。そのアップルがもちろん本書の主役の一人である。
もう一人の主役はソニー。ソニーのクラウド戦略はキュリオシティという。正直言って,ソニーについては全くチェックしていなかったし,キュリオシティについてもほとんど初耳に近い状態だった。アップルとソニーがクラウドでライバルになるとも思っていなかったが,このあたりは読んでなるほどと思うところが多かった。セキュリティ問題の逆風はあるが,日本人としてソニーの今後には期待をしたい。
このほか,ネットフリックスを中心した米国の事情についても解説がある。
前書の感想で,著者について「(コンテンツビジネス分野が)一番得意のように思われる」と書いたが,まさにそれを裏付ける一冊である。
Gary Vaynerchukについては,かなりウォッチしているつもりだったのですが,彼の2冊目の著書「Crush It」の日本語版が出ているのについ最近まで気が付いていなかった不束者です。
このブログでは何度となく紹介しているGaryですが,ご存じない方もいらっしゃると思うので,簡単に説明しますと,2006年にWine Library TVというビデオブログを立ち上げて大人気になった人です。元々はベラルーシからの移民で,父親がリカーショップの店員から店長になり,さらに店を持つようになったのを引き継いで,ワインショップWine Libraryを立ち上げ,年間6000万ドルのビジネスに引き上げています。最近ではWall Street Journal「Twitter's Small-Business Big Shots」の2位に選ばれています。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアも積極的に活用しており,Twitterでは約90万人のフォロワーが,Facebookでは約7万人が「いいね!」しています。
さて,本書はソーシャルメディアを使ってどう稼ぐのかという話ですが,ソーシャルメディアといいながら,実際にはブログが中心であることや,とにかく自分が好きで夢中になれることをやりなさい,といったあたりは昨年から今年にかけて読んだネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
とかスティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則といった本と共通するところがかなりあるように感じました。
とにかく,これだけ成功している人の話ですから,一読の価値はあります。
このブログでは何度となく紹介しているGaryですが,ご存じない方もいらっしゃると思うので,簡単に説明しますと,2006年にWine Library TVというビデオブログを立ち上げて大人気になった人です。元々はベラルーシからの移民で,父親がリカーショップの店員から店長になり,さらに店を持つようになったのを引き継いで,ワインショップWine Libraryを立ち上げ,年間6000万ドルのビジネスに引き上げています。最近ではWall Street Journal「Twitter's Small-Business Big Shots」の2位に選ばれています。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアも積極的に活用しており,Twitterでは約90万人のフォロワーが,Facebookでは約7万人が「いいね!」しています。
さて,本書はソーシャルメディアを使ってどう稼ぐのかという話ですが,ソーシャルメディアといいながら,実際にはブログが中心であることや,とにかく自分が好きで夢中になれることをやりなさい,といったあたりは昨年から今年にかけて読んだネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
とかスティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則といった本と共通するところがかなりあるように感じました。
とにかく,これだけ成功している人の話ですから,一読の価値はあります。