ケンコーコムが3月の震災後、ミネラルウォーターを仕入れすぎて収益が2億円ほど悪化しているそうです。今期内に精算してしまうということで9月一杯セールしています。例えばクリスタルガイザーの500mlが48本で1290円。しかも送料無料。1本当たり27円弱です。
人気のコントレックスもあります。
個人的にはクリスタルガイザーのガス入り、レモンフレーバーが欲しいです。
ちなみにクリスタルガイザーはカリフォルニアのマウント・シャスタの水ですよ。というわけでカリフォルニアファンの方もどうぞ。
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ちなみにクリスタルガイザーはカリフォルニアのマウント・シャスタの水ですよ。というわけでカリフォルニアファンの方もどうぞ。
ワインブログFermentationで,ナパ・ヴァレーとソノマ・ヴァレーを訪問するのはどちらがいいか,10個のポイントで比較しています(Fermentation: The Daily Wine Blog: Top Ten Differences Between Napa Valley and Sonoma Valley)。
順に挙げると
1.ナパはワインのディズニーランド,ソノマはワインの一地域
2.良質の食事に関してはナパがソノマを大きく上回る
3.ナパの交通は面倒,ソノマは比較的マシ
4.ソノマはよい裏道がある
5.ワインの選択肢ではソノマが豊富
6.宿泊施設はナパがより洗練されていて便利
7.ナパのほうがアクティビティは多い
8.ショッピングならSonoma Town Plazaが楽しい
9.ソノマ・ヴァレーは鄙びていて,ナパ・ヴァレーは洗練されてよりビジネスライク
10.ソノマのほうがお金はかからない
ナパの方が,慣れない旅行者にとっては便利で過ごしやすいところが多く,ソノマの方が田舎感を楽しむのにはいい,といったところでしょうか。
順に挙げると
1.ナパはワインのディズニーランド,ソノマはワインの一地域
2.良質の食事に関してはナパがソノマを大きく上回る
3.ナパの交通は面倒,ソノマは比較的マシ
4.ソノマはよい裏道がある
5.ワインの選択肢ではソノマが豊富
6.宿泊施設はナパがより洗練されていて便利
7.ナパのほうがアクティビティは多い
8.ショッピングならSonoma Town Plazaが楽しい
9.ソノマ・ヴァレーは鄙びていて,ナパ・ヴァレーは洗練されてよりビジネスライク
10.ソノマのほうがお金はかからない
ナパの方が,慣れない旅行者にとっては便利で過ごしやすいところが多く,ソノマの方が田舎感を楽しむのにはいい,といったところでしょうか。
Gary Vaynerchukが5年間続いたワインビデオから引退するというのは先日紹介しましたが,それについて「ワインから利益を得るのが難しかったからではないか」という記事が掲載され,Garyがさらにそれに返信しています(The Drinks Business Article Gary Vaynerchuk quits wine videos)。
この記事では,Garyの引退をAppleからスティーブ・ジョブズがいなくなるようなものだと,いう意見を紹介する一方で,「この起業家は引退の理由を明らかにしていないが,噂によるとワインから利益を得るのが難しかったことが主な理由ではないかとのこと。そこで別のビジネス・ベンチャーに向かうのだろう」と揶揄しています。
Garyはコメントで「$$を短期的な決断につなげることはないよ。Wine Library TVは十分に金銭的な機会を与えてくれたし,売上につながった。僕はこれを5年以上やったんだ。もっと長く一つのことを続けるというのは僕のDNAにはないんだ」と書いています。
この記事では,Garyの引退をAppleからスティーブ・ジョブズがいなくなるようなものだと,いう意見を紹介する一方で,「この起業家は引退の理由を明らかにしていないが,噂によるとワインから利益を得るのが難しかったことが主な理由ではないかとのこと。そこで別のビジネス・ベンチャーに向かうのだろう」と揶揄しています。
Garyはコメントで「$$を短期的な決断につなげることはないよ。Wine Library TVは十分に金銭的な機会を与えてくれたし,売上につながった。僕はこれを5年以上やったんだ。もっと長く一つのことを続けるというのは僕のDNAにはないんだ」と書いています。
ワインジャーナリストで,カリフォルニアワイン名誉の殿堂選考委員会委員長であるW. Blake Gray氏がブログで,2012年の候補者を明らかにしています(The Gray Report: Who IS on this year's Vintners Hall of Fame ballot )。
というのがその一覧。もちろん知らない人もいますが,Richard Arrowood,Joe Heitz,Richard Sanfordなど,玄人好みの渋い感じの人が多いようです。これまでよりも候補者の数は絞ってあるとのこと。
Richard Arrowood
Frederic Bioletti
Cesar Chavez
Paul Dolan
Joe Heitz
Peter Mondavi Sr.
Myron Nightingale
John Parducci
Vince Petrucci
Richard Sanford
Angelo Sangiacomo
Jed Steele
Lee Stewart
Charles Sullivan
Bob Thompson
Brad Webb
Albert Winkler
というのがその一覧。もちろん知らない人もいますが,Richard Arrowood,Joe Heitz,Richard Sanfordなど,玄人好みの渋い感じの人が多いようです。これまでよりも候補者の数は絞ってあるとのこと。
サンタ・ルシア・ハイランズのワイナリLuliのシャルドネの国内販売が始まりました。このワイナリはマスターソムリエでレストランやワインビジネスでの経験が豊富なSara FloydとPisoni家のジョイント・ベンチャーで,Pisoniのワイナリと同様にJeff Pisoniがワインメーカーを勤めています。
ブドウはPisoniではなく,Santa Lucia Highlandsの色々な畑から購入しているとのこと。インポーターはPisoniやAugust Westなどと同じilovecalwineさんです。
2009年のシャルドネはWine Advocate誌で91点と,高く評価されています。価格も3000円台とこなれた感じでいいですね。
ブドウはPisoniではなく,Santa Lucia Highlandsの色々な畑から購入しているとのこと。インポーターはPisoniやAugust Westなどと同じilovecalwineさんです。
2009年のシャルドネはWine Advocate誌で91点と,高く評価されています。価格も3000円台とこなれた感じでいいですね。
バークレーにあるレストランChez Panisseが40周年を迎えました。カリフォルニア料理の生みの親でもあるレストランであり,SFクロニクルでは特集を組んでいます。中でも興味深かったのはもちろんワインの記事(Chez Panisse's wines - a list to match a legacy)。
レストランがオープンしたとき,リストに載っていたワインはわずか2種。MondaviのFume BlancとRidgeのGeyservilleだったそうです。
その後,ワインプログラムは発展していくわけですが,ローカルの食材を大事にするというChez Panisseのフィロソフィーと,フランス料理に近づく,レストランの味のあいだにはミスマッチもあったようです。
最近ではカリフォルニアも繊細な味わいのワインが増え,Wind GapやバークレーにあるBroc Cellarsが一押しになってきているとか。また,Zinfandel Festivalという催しも毎年行っているそうです。
レストランがオープンしたとき,リストに載っていたワインはわずか2種。MondaviのFume BlancとRidgeのGeyservilleだったそうです。
その後,ワインプログラムは発展していくわけですが,ローカルの食材を大事にするというChez Panisseのフィロソフィーと,フランス料理に近づく,レストランの味のあいだにはミスマッチもあったようです。
最近ではカリフォルニアも繊細な味わいのワインが増え,Wind GapやバークレーにあるBroc Cellarsが一押しになってきているとか。また,Zinfandel Festivalという催しも毎年行っているそうです。
RidgeのブログでワインメーカーであるPaul Draperへの10の質問というイベントをやっていました。読者からメールで質問をもらい,Paul Draperが一つずつ答えるという企画です。
質問の概要は以下の通り。それぞれ,記事へのリンクになっています。
1.1976年のパリ・テイスティングでカリフォルニアはフランスの最も有名なワインに太刀打ちできることを示しました。2006年のテイスティングではMonte Bello 1971が最高のワインに選ばれました。この勝利がカリフォルニアがただおいしいだけでなく,よく熟成もするワインを作れることの証明だと思いますか?
2.あなたはSanta Cruz Mountainsのテロワールの熱狂的なファンだが,そのテロワールはナパとどう違う?
3.近年,カリフォルニアからいくつかの新しい「カルトワイン」が出てきており,一部はボルドーの1級ワインより高価である。Monte Belloはそれらの新しいワインと何が違うのか?
4.あなたは,わずかしか残っていないアメリカン・オークの支持者だ。ほとんどの人がアメリカン・オークというとココナツやヴァニラのフレーバーを思い浮かべるが,あなたのワインはとてもエレガントである。どうするとアメリカン・オークでそのようにエレガントなワインができるのか? またアメリカン・オークを使うメリットは?
5.GeyservilleやLytton Springsなどの,あなたのZinfandelベースのワインは,他のZinfandelと比べてアルコール度が低い。その理由と,それらが長期間の熟成に耐えるのはなぜ?
6.カリフォルニアワインを飲んだことがない人に,どのRidgeのワインを勧める?
7.ジャンシス・ロビンソンはMonte Belloのシャルドネをグランクリュのブルゴーニュと比べている。あなたはシャルドネを作るときにブルゴーニュのすばらしいワインを意識しているか?
8.複数の場所や品種のワインをブレンドするメリットは?
9.あなたは40年以上すばらしいワインを作っている。始めたころと今とで変わったことは?
10.世界のどこか別の場所でワインを作ろうと思ったことはあるか?その理由は?(9と10は同じリンク先です)
個人的には2番目と4番目あたりの質問が面白かったです。回答はリンク先でどうぞ。
質問の概要は以下の通り。それぞれ,記事へのリンクになっています。
1.1976年のパリ・テイスティングでカリフォルニアはフランスの最も有名なワインに太刀打ちできることを示しました。2006年のテイスティングではMonte Bello 1971が最高のワインに選ばれました。この勝利がカリフォルニアがただおいしいだけでなく,よく熟成もするワインを作れることの証明だと思いますか?
2.あなたはSanta Cruz Mountainsのテロワールの熱狂的なファンだが,そのテロワールはナパとどう違う?
3.近年,カリフォルニアからいくつかの新しい「カルトワイン」が出てきており,一部はボルドーの1級ワインより高価である。Monte Belloはそれらの新しいワインと何が違うのか?
4.あなたは,わずかしか残っていないアメリカン・オークの支持者だ。ほとんどの人がアメリカン・オークというとココナツやヴァニラのフレーバーを思い浮かべるが,あなたのワインはとてもエレガントである。どうするとアメリカン・オークでそのようにエレガントなワインができるのか? またアメリカン・オークを使うメリットは?
5.GeyservilleやLytton Springsなどの,あなたのZinfandelベースのワインは,他のZinfandelと比べてアルコール度が低い。その理由と,それらが長期間の熟成に耐えるのはなぜ?
6.カリフォルニアワインを飲んだことがない人に,どのRidgeのワインを勧める?
7.ジャンシス・ロビンソンはMonte Belloのシャルドネをグランクリュのブルゴーニュと比べている。あなたはシャルドネを作るときにブルゴーニュのすばらしいワインを意識しているか?
8.複数の場所や品種のワインをブレンドするメリットは?
9.あなたは40年以上すばらしいワインを作っている。始めたころと今とで変わったことは?
10.世界のどこか別の場所でワインを作ろうと思ったことはあるか?その理由は?(9と10は同じリンク先です)
個人的には2番目と4番目あたりの質問が面白かったです。回答はリンク先でどうぞ。
「発売直前のWindows Phoneに、触りにきませんか? 8/23、8/24 | TAROSITE.NET」というイベントに参加してきました。KDDI(au)が日本で初めて発売するWindows Phone機,東芝製のIS12Tを触ろうというイベントです。
この10年間,Microsoftは(実際にはどうであれ),世間的には進化を止めてしまった,野暮ったく古臭いベンダーになってしまっていました。Windows XPとOffice 2003で一つの頂点に達してしまい,以降はその呪縛から逃れられなくなっているようでした。その間に,10年前にはライバルとさえ言えなかったAppleは時価総額世界一の企業になり,まだひよっこだったGoogleは押しも押されぬネット界のリーダーになりました。
携帯向けのWindowsも,Windowsのユーザー・インタフェースを無理やり押し込んだWindows CEという黒歴史を続けていました。Windows Phoneも,どうせその範疇だろうと思っている人は多いでしょう。
この10年間,Microsoftは(実際にはどうであれ),世間的には進化を止めてしまった,野暮ったく古臭いベンダーになってしまっていました。Windows XPとOffice 2003で一つの頂点に達してしまい,以降はその呪縛から逃れられなくなっているようでした。その間に,10年前にはライバルとさえ言えなかったAppleは時価総額世界一の企業になり,まだひよっこだったGoogleは押しも押されぬネット界のリーダーになりました。
携帯向けのWindowsも,Windowsのユーザー・インタフェースを無理やり押し込んだWindows CEという黒歴史を続けていました。Windows Phoneも,どうせその範疇だろうと思っている人は多いでしょう。
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Wine Library TVで一世を風靡したGary Vaynerchukが5年半続いたワインビデオの世界から引退することを発表しました(Daily Grape - Episode #89 - The Final Grape)。ショックです。
今後については明らかにしていないものの、年内は充電期間とし、2012年には何かを始めるようです。
当ブログでもたびたび取り上げているGary Vaynerchukですが、彼の米国ワイン業界における功績は、この10年において一番大きかったのではないかと思っています。特に、重要なのが、彼が毎回ショーの最後に言う「You are changing the wine world」ということ。評論家が引っ張っていった時代に引導を渡すものだと思います。最後のショーを彼は「You, with such a smaller part of me than you realize, we have changed the wine world.」と締めくくりました。
日本のワイン界にも、こういう人が出てきて、既存の枠組みを崩してくれないかと、今でも思っています。
ともあれ、Garyに感謝するとともに、彼の今後も応援したいと思います。
今後については明らかにしていないものの、年内は充電期間とし、2012年には何かを始めるようです。
当ブログでもたびたび取り上げているGary Vaynerchukですが、彼の米国ワイン業界における功績は、この10年において一番大きかったのではないかと思っています。特に、重要なのが、彼が毎回ショーの最後に言う「You are changing the wine world」ということ。評論家が引っ張っていった時代に引導を渡すものだと思います。最後のショーを彼は「You, with such a smaller part of me than you realize, we have changed the wine world.」と締めくくりました。
日本のワイン界にも、こういう人が出てきて、既存の枠組みを崩してくれないかと、今でも思っています。
ともあれ、Garyに感謝するとともに、彼の今後も応援したいと思います。
以前紹介した「これからスマートフォンが起こすこと。」の著者である本田雅一さんから最新刊の献本をいただきました。
タイトルにあるiCloudとはアップルが今後提供するクラウドのサービス。簡単に言えば,iTunesがそのままインターネット上で提供されるようなものである。そのアップルがもちろん本書の主役の一人である。
もう一人の主役はソニー。ソニーのクラウド戦略はキュリオシティという。正直言って,ソニーについては全くチェックしていなかったし,キュリオシティについてもほとんど初耳に近い状態だった。アップルとソニーがクラウドでライバルになるとも思っていなかったが,このあたりは読んでなるほどと思うところが多かった。セキュリティ問題の逆風はあるが,日本人としてソニーの今後には期待をしたい。
このほか,ネットフリックスを中心した米国の事情についても解説がある。
前書の感想で,著者について「(コンテンツビジネス分野が)一番得意のように思われる」と書いたが,まさにそれを裏付ける一冊である。
タイトルにあるiCloudとはアップルが今後提供するクラウドのサービス。簡単に言えば,iTunesがそのままインターネット上で提供されるようなものである。そのアップルがもちろん本書の主役の一人である。
もう一人の主役はソニー。ソニーのクラウド戦略はキュリオシティという。正直言って,ソニーについては全くチェックしていなかったし,キュリオシティについてもほとんど初耳に近い状態だった。アップルとソニーがクラウドでライバルになるとも思っていなかったが,このあたりは読んでなるほどと思うところが多かった。セキュリティ問題の逆風はあるが,日本人としてソニーの今後には期待をしたい。
このほか,ネットフリックスを中心した米国の事情についても解説がある。
前書の感想で,著者について「(コンテンツビジネス分野が)一番得意のように思われる」と書いたが,まさにそれを裏付ける一冊である。
August WestのChardonnay Rosella's Vineyard 2009がそろそろ売り切れで来年の次ヴィンテージまで品切れになりそうだとのこと。
とはいっても元々50数ケースしか作っていないワインなので,日本に正規輸入されていることだけでも奇跡みたいなものです。
個人的な評価としては,ここのシャルドネはDuMolとかDiatom,Kongsgaardなどの「超一流」シャルドネとは別物ですが,「一流」のトップクラスといっていいほどの実力があると思っています。飲むと幸せな気持ちになるのは,ここのピノと同様。
とはいっても元々50数ケースしか作っていないワインなので,日本に正規輸入されていることだけでも奇跡みたいなものです。
個人的な評価としては,ここのシャルドネはDuMolとかDiatom,Kongsgaardなどの「超一流」シャルドネとは別物ですが,「一流」のトップクラスといっていいほどの実力があると思っています。飲むと幸せな気持ちになるのは,ここのピノと同様。
柳屋にCaleraのロゼの2010年が入荷しています。毎年作られるわけではないワインですが,今回は2009年2010年と連続しています。実は今日まさに2009年のものを飲んでいたのですが,暑くて赤を飲む気にならないようなときに,いいワインだと思います。通常のピノよりも若干温度低め,ただし,白ワインほどは冷たくしないくらいが一番おいしく感じました。
いきなり脱線しましたが,2010年はこれまでの3000円台から2000円台に値下げです。カレラは日本への輸入量が多いので,米国との価格差も小さく抑えられており,かなりお買い得感が増しています。近年は品質も安定しているように思います。お勧めです。
いきなり脱線しましたが,2010年はこれまでの3000円台から2000円台に値下げです。カレラは日本への輸入量が多いので,米国との価格差も小さく抑えられており,かなりお買い得感が増しています。近年は品質も安定しているように思います。お勧めです。
Helen Turleyがコンサルティング・ワインメーカーを務めるMartinelli,シャルドネ,ピノ・ノワール,ジンファンデルが主な品種ですが,個人的にはここはジンファンデルが一番いいと思っています。とはいえ,米国でもかなりレアであり,入手困難な銘柄です。
日本にはMartinelliのジンファンデルのうち,一番下(といっても普通のワイナリのジンファンデルの倍以上の価格ですが)のGiuseppe & Luisaだけがなぜか,毎年ワイナリ価格に近い値段で入ってきます。ほかの2つがかなり割高になることを考えると,かなりお得なワインです。といっても2006年がWine Advocateで95点など,評価はかなり高いです。現品限りで追加はありません。
日本にはMartinelliのジンファンデルのうち,一番下(といっても普通のワイナリのジンファンデルの倍以上の価格ですが)のGiuseppe & Luisaだけがなぜか,毎年ワイナリ価格に近い値段で入ってきます。ほかの2つがかなり割高になることを考えると,かなりお得なワインです。といっても2006年がWine Advocateで95点など,評価はかなり高いです。現品限りで追加はありません。
カルトワイン中のカルトワインと言われたScreaming Eagleの創設者であるJean Philips。彼女がナパのPillar Rockが持つ畑を買収しました(Screaming Eagle Founder Buys Pillar Rock Vineyard)。
今回の買収は畑だけでPillar Rockのワイナリやブランドは含まれません。Pillar Rockはしばらく前から売りに出ていたようで,今後はワイナリやブランドの売却がカギになりそうです。
今回の買収は畑だけでPillar Rockのワイナリやブランドは含まれません。Pillar Rockはしばらく前から売りに出ていたようで,今後はワイナリやブランドの売却がカギになりそうです。
MendocinoのAnderson Valleyというとスパークリング・ワインで有名なRoederer Estateやゲヴェルツトラミネールで有名なNavarro,Duckhorn系列のGoldeneye,ピノで有名なRoessler,Au Bon ClimatのJim Clendenenが手がけるIci/La-Basなど,そこそこ名の通ったワイナリがあります。これまでは意外なことに,地域のワイナリ連合がありませんが,このほど
Anderson Valley Winegrowers Associationが立ち上がったそうです(Wineries Promote Isolated Anderson Valley)。
このあたり,一番大きな町であるBoonvilleでさえ人口1000人程度という鄙びた地域。観光面で少しでも活発にしていこうという狙いのようです。
ナパやソノマでは都会すぎると思われるかた,次の目的地としていかがでしょうか。
Anderson Valley Winegrowers Associationが立ち上がったそうです(Wineries Promote Isolated Anderson Valley)。
このあたり,一番大きな町であるBoonvilleでさえ人口1000人程度という鄙びた地域。観光面で少しでも活発にしていこうという狙いのようです。
ナパやソノマでは都会すぎると思われるかた,次の目的地としていかがでしょうか。
北海道旅行記はこれで最後です。
4日目の朝,先生のお宅を辞して,この日の最大の目的は旭山動物園。その前に,今が見頃だという北竜町の「ひまわりの里」に行きました。増毛からは1時間足らずのところです。
「ひまわりの里」は今は日本各地にありますが,最初に作られたのがここで,最大でもあるとのことです。23.1haに130万本のひまわりが植わっています。町の人達が手入れをしているそうです。
一番早く咲くゾーンはもう枯れていましたが,満開のところも多く,一面に敷き詰められたひまわりが咲いているのは見事で,感動的とも言える風景でした。
4日目の朝,先生のお宅を辞して,この日の最大の目的は旭山動物園。その前に,今が見頃だという北竜町の「ひまわりの里」に行きました。増毛からは1時間足らずのところです。
「ひまわりの里」は今は日本各地にありますが,最初に作られたのがここで,最大でもあるとのことです。23.1haに130万本のひまわりが植わっています。町の人達が手入れをしているそうです。
一番早く咲くゾーンはもう枯れていましたが,満開のところも多く,一面に敷き詰められたひまわりが咲いているのは見事で,感動的とも言える風景でした。
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三日目は先生ご夫妻と一緒に富良野・美瑛方面に終日出かけました。
その前に,まずは朝から増毛をミニ観光です。あ,それから以下で横長の写真はiPhoneのPhotosynthというソフトで撮っています。パノラマ写真を作るソフトはほかにもありますが,これは撮りながら向きを変えることで勝手に合成してくれるかなり楽チンなもの。Microsoft製というのが意外な感じですが,良いソフトです。
まず,増毛には日本最北端の酒蔵「国稀(くにまれ)」があります。時間が早くて開いていなかったのですが,見学や試飲もできるようなので,次に機会があったら寄ってみたいところです。外から見た雰囲気はかなりよいです。
国稀
次は,増毛駅。留萌本線の終着駅で高倉健主演の映画「駅 STATION」のロケで使われたという風情のある駅です。1日6~7往復しか走っていませんが,運良く汽車が来るところを見られました。1両編成です。
増毛駅
最後は,増毛小学校。創立133年という古い学校で,校舎も道内一古いとか。これもとてもいい感じ。
増毛小学校
おまけで増毛の海。昆布が干してありました。ウニは昆布を食べるので,昆布が取れるところでいいウニも取れるそうです。日本海の荒波ということばが似合う感じの海です。
その前に,まずは朝から増毛をミニ観光です。あ,それから以下で横長の写真はiPhoneのPhotosynthというソフトで撮っています。パノラマ写真を作るソフトはほかにもありますが,これは撮りながら向きを変えることで勝手に合成してくれるかなり楽チンなもの。Microsoft製というのが意外な感じですが,良いソフトです。
まず,増毛には日本最北端の酒蔵「国稀(くにまれ)」があります。時間が早くて開いていなかったのですが,見学や試飲もできるようなので,次に機会があったら寄ってみたいところです。外から見た雰囲気はかなりよいです。
国稀
次は,増毛駅。留萌本線の終着駅で高倉健主演の映画「駅 STATION」のロケで使われたという風情のある駅です。1日6~7往復しか走っていませんが,運良く汽車が来るところを見られました。1両編成です。
増毛駅
最後は,増毛小学校。創立133年という古い学校で,校舎も道内一古いとか。これもとてもいい感じ。
増毛小学校
おまけで増毛の海。昆布が干してありました。ウニは昆布を食べるので,昆布が取れるところでいいウニも取れるそうです。日本海の荒波ということばが似合う感じの海です。
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今日まで開催の、かわばた酒店の「BIGサンデーセール」でInsigniaとHarlanのMaidenがかなり安いです。繰り返します、今日いっぱいです。
4泊5日で北海道に家族旅行に行ってきました。道北・日本海側の増毛という町に,小学校時代の恩師が住んでおり,そこに遊びに行くというのが最大の目的です。プライベートで行くのはほとんど初めて,仕事を含めてもおよそ10年ぶりの北海道でした。
このところ近場の旅行ばかりだったので,飛行機に乗るのさえ数年ぶり。羽田の国際線ターミナルが新しくなってからはもちろん初めてなので,そちらに遊びに行ってみました。
想像していたよりこじんまりとしていましたが,小一時間遊ぶにはいいのではないでしょうか。我が家は食事の後,おもちゃやさんなどで遊んでいました。
新千歳空港についたのはもう夕方だったので,この日はホテルにチェックインして夕食を食べるだけ。まずは札幌ラーメンを食べることにしました。ガイドブックに載っていた「一粒庵」という店がおいしそうで,食べログの評価も高かったので,そこに行ってみると残念ながら売り切れ閉店。時間も遅く,仕方ないので札幌駅近くのエスタ内の「札幌ら~めん共和国」に。
最初は有名な「けやき」で食べるつもりだったのですが,どうも店に活気がなかったので,一番賑わっていた「大心」という店に入りました。僕は「熟成辛味噌ラーメン」というのを食べましたが,割と好みの味に近く,なかなかおいしかったです。
ホテルの帰りはぶらぶら散歩で。夜の時計台は昼間よりもいいですね。鐘が鳴るのも初めて聞きました。
このところ近場の旅行ばかりだったので,飛行機に乗るのさえ数年ぶり。羽田の国際線ターミナルが新しくなってからはもちろん初めてなので,そちらに遊びに行ってみました。
想像していたよりこじんまりとしていましたが,小一時間遊ぶにはいいのではないでしょうか。我が家は食事の後,おもちゃやさんなどで遊んでいました。
新千歳空港についたのはもう夕方だったので,この日はホテルにチェックインして夕食を食べるだけ。まずは札幌ラーメンを食べることにしました。ガイドブックに載っていた「一粒庵」という店がおいしそうで,食べログの評価も高かったので,そこに行ってみると残念ながら売り切れ閉店。時間も遅く,仕方ないので札幌駅近くのエスタ内の「札幌ら~めん共和国」に。
最初は有名な「けやき」で食べるつもりだったのですが,どうも店に活気がなかったので,一番賑わっていた「大心」という店に入りました。僕は「熟成辛味噌ラーメン」というのを食べましたが,割と好みの味に近く,なかなかおいしかったです。
ホテルの帰りはぶらぶら散歩で。夜の時計台は昼間よりもいいですね。鐘が鳴るのも初めて聞きました。
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夏休みの旅行で北海道に行っていました。その旅行記もアップしたいと思っていますが,とりあえず週末ということで,留守の間も含めためぼしいセール情報おまとめです。
まずはチェックしておきたいのが「ワインスタイル」のオークション。個人的にはDuMolやAubert,Rameyのシャルドネあたりが狙い目ではないかと思っています。いいもの出ているのでかなりレアなワインも出品されています。
オークション一覧
次に,今年も来ましたSine Qua Nonの新作「The Line」。Grenacheベースです。昨年未リリース時点でのWine Advocate誌のレイティングは96-98+。
高額なワイン系が続きましたが,後はお買い得度が抜群のもの。ピノではCaleraのRyan 2008が,これまでの4000円弱という最安からさらに3390円(税込み)に下がっています。ちょっと前のセントラル・コースト・ピノと同等の価格であり,これはむちゃくちゃお買い得でしょう。
Caleraとどっちがいいか悩んでしまいそうなのがAu Bon ClimatのKnox Alexander。4280円(税抜き)です。Isabelleと並ぶフラグシップワイン。あまり多く出回るワインではないので,希少性ではCaleraより上だと思います。
最後に再掲ですがHallのMerlot。2000円台ですよ,奥さん。
まずはチェックしておきたいのが「ワインスタイル」のオークション。個人的にはDuMolやAubert,Rameyのシャルドネあたりが狙い目ではないかと思っています。いいもの出ているのでかなりレアなワインも出品されています。
オークション一覧
次に,今年も来ましたSine Qua Nonの新作「The Line」。Grenacheベースです。昨年未リリース時点でのWine Advocate誌のレイティングは96-98+。
高額なワイン系が続きましたが,後はお買い得度が抜群のもの。ピノではCaleraのRyan 2008が,これまでの4000円弱という最安からさらに3390円(税込み)に下がっています。ちょっと前のセントラル・コースト・ピノと同等の価格であり,これはむちゃくちゃお買い得でしょう。
Caleraとどっちがいいか悩んでしまいそうなのがAu Bon ClimatのKnox Alexander。4280円(税抜き)です。Isabelleと並ぶフラグシップワイン。あまり多く出回るワインではないので,希少性ではCaleraより上だと思います。
最後に再掲ですがHallのMerlot。2000円台ですよ,奥さん。
女性のワインメーカーへのインタビューをまとめた本を以前紹介しましたが,まだまだ女性は大変なことがあるようです。そのためか,女性ワインメーカー向けのサイトができたとのこと(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Women Winemakers Go Online)。
このサイト,どこに女性のワインメーカーがいるか,検索できるようになっています。やっぱり,既に女性が務めているところは入りやすいのでしょうね。Helen TurleyやHeidi Barrett,Merry Edwardsさんらに続く人たちがどんどん出てきてほしいものです。
このサイト,どこに女性のワインメーカーがいるか,検索できるようになっています。やっぱり,既に女性が務めているところは入りやすいのでしょうね。Helen TurleyやHeidi Barrett,Merry Edwardsさんらに続く人たちがどんどん出てきてほしいものです。
ナパ・ヴァレーで売りに出ている価格トップ10の不動産をFermentationが紹介しています(Fermentation: The Daily Wine Blog: Top Ten Napa Valley Properties Now On The Market)。
10位で1050万ドルですから今の円ドルレートでも8億円くらい! これはハウエル・マウンテンからLake Hennesseyを見下ろすという,素晴らしい眺望のロケーション。6.7エーカーの葡萄畑などが付いています。3ベッドルームと家は狭め(笑)。景色を考えると個人的にはここが一番住んでみたいです。
9位はSilverado Trailのカリストガの家。ここはブドウ畑はなく,ホームシアターやサウナ,ジム,プール,バー,ピザ用オーブンなどがあって7ベッドルーム(7バスルーム)。ただ住むならいいですねえ。価格は1150万ドルですから10位とそれほど変わりません。
6位の家はSt. HelenaのZinfandel Lane沿いにありCabernet Sauvignonの畑が付いています。家の写真がかなりおしゃれ。
1695万ドルの5位の家はまるでホテルかという作り。2つのマスター・スイート,4つのゲストスイートなどなど。ちょっと持て余しそうです。
2400万ドルの3位の家はパーカーが4年連続95点以上を付けている畑があるという素晴らしさ。
3575万ドルという1位の家もどちらかというと畑がメインな感じです。
どれか一つでいいから住んでみたいものです。
10位で1050万ドルですから今の円ドルレートでも8億円くらい! これはハウエル・マウンテンからLake Hennesseyを見下ろすという,素晴らしい眺望のロケーション。6.7エーカーの葡萄畑などが付いています。3ベッドルームと家は狭め(笑)。景色を考えると個人的にはここが一番住んでみたいです。
9位はSilverado Trailのカリストガの家。ここはブドウ畑はなく,ホームシアターやサウナ,ジム,プール,バー,ピザ用オーブンなどがあって7ベッドルーム(7バスルーム)。ただ住むならいいですねえ。価格は1150万ドルですから10位とそれほど変わりません。
6位の家はSt. HelenaのZinfandel Lane沿いにありCabernet Sauvignonの畑が付いています。家の写真がかなりおしゃれ。
1695万ドルの5位の家はまるでホテルかという作り。2つのマスター・スイート,4つのゲストスイートなどなど。ちょっと持て余しそうです。
2400万ドルの3位の家はパーカーが4年連続95点以上を付けている畑があるという素晴らしさ。
3575万ドルという1位の家もどちらかというと畑がメインな感じです。
どれか一つでいいから住んでみたいものです。
夏はやっぱり白ワインがおいしく感じますね。ここ数年のカリフォルニアのシャルドネは,すばらしく良くなっていると思うし,ソヴィニョン・ブランもいいものはすごくおいしい。ただ,そればかりではやっぱり飽きてしまいます。そんなときにはゲヴェルツトラミネールあたりはいかがでしょうか?
カリフォルニアでゲヴェルツトラミネールといえばNavarro。Navarroといえばゲヴェルツトラミネールというわけで,僕的には取り敢えずカリフォルニアのゲヴェルツトラミネールはNavarroでOKと思っております。価格もそれほど高くなく味わいもゲヴェルツトラミネールらしいもの。お勧めします。
カリフォルニアでゲヴェルツトラミネールといえばNavarro。Navarroといえばゲヴェルツトラミネールというわけで,僕的には取り敢えずカリフォルニアのゲヴェルツトラミネールはNavarroでOKと思っております。価格もそれほど高くなく味わいもゲヴェルツトラミネールらしいもの。お勧めします。
レストランウィークのイベントで日本橋のたいめいけんに行ってきました。レストランウィークとは元々ニューヨークで20年くらい前に始まったもの。客足が減る夏場に、定額でリーズナブルなメニューを様々なレストランが提供することによって、レストランに足を運んでもらおうというイベントです。
日本では今年が3回目。関東と関西、合計200近くのレストランが参加しています。ミシュランガイドに掲載された店だけでも21店が参加。子供向けメニューを用意したレストランや,ミシュランの調査員が選んだフレンチを気軽に楽しめる店「ボンヌ・プティット・ターブル」、日本橋架橋100周年ウィークも併催しています。8月28日までの開催です。
日本では今年が3回目。関東と関西、合計200近くのレストランが参加しています。ミシュランガイドに掲載された店だけでも21店が参加。子供向けメニューを用意したレストランや,ミシュランの調査員が選んだフレンチを気軽に楽しめる店「ボンヌ・プティット・ターブル」、日本橋架橋100周年ウィークも併催しています。8月28日までの開催です。
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前にいろいろゴチャゴチャ書いていましたが,結局次はカリフォルニア・ワインの本を書こうかなあと思い,作業を始めました。もちろん出版社からオファーがあるわけではなくブクログのパブーです。
編集機能は簡単なのですが,デフォルトのスタイルとかが決められないとか,ページ単位で作らなきゃいけないとか,結構面倒なところはあります。長文流し込みできないと小説とかは辛いだろうなあと思います。
表紙用の写真はちゃんとしたかったので,ストックフォトを購入しました。
時間がなくて1日1ページくらいしか書けない(最低でも1ページずつは書こうと決めています)のでいつ完成するか全く分かりませんが,乞うご期待。
あ,でも基本的には入門向けなので,このブログで書いていることよりはマニアックでないと思います。
編集機能は簡単なのですが,デフォルトのスタイルとかが決められないとか,ページ単位で作らなきゃいけないとか,結構面倒なところはあります。長文流し込みできないと小説とかは辛いだろうなあと思います。
表紙用の写真はちゃんとしたかったので,ストックフォトを購入しました。
時間がなくて1日1ページくらいしか書けない(最低でも1ページずつは書こうと決めています)のでいつ完成するか全く分かりませんが,乞うご期待。
あ,でも基本的には入門向けなので,このブログで書いていることよりはマニアックでないと思います。
とりあえず,紹介はしておきたいのがSine Qua Nonのルーサンヌ・ベースのデザートワイン「Inamorata」。Wine Advocate誌では98点という高評価に加え,ラベルが貼られずタグが付くだけという,挑戦的なスタイル。1本限りですが,レア物狙いなら。
ピノでは,Gary Farrellの新しいワイナリAlysianが安いです。5250円というのは自分で輸入した人(自分)が涙目になるレベル。お勧めします。
柳屋ではDrewのPinot Noir McDougall 2007が売り切れ間近。いろいろな媒体で激賞されているワイン。
シャルドネは豊作です。Wine Advocate誌で96点のMt. EdenのEstateシャルドネは6000円。フルボディでカリフォルニアらしいシャルドネ。
売り切れる前に買いたいのはMelvilleのシャルドネ。MelvilleのEstateやVernasのラインはコストパフォーマンスが非常に高いです。それだけに,見つけたときに買わないと,「次がない」ワインです。
シャルドネ最後は先週も紹介しましたがカレラのセントラル・コースト。1000円台なら文句なし。
カベルネ・ソヴィニョンではFranciscanがヴィンテージ切り替え時期。評判のいい2007年を買うなら今のうちです。
最後にHallのMerlot。2600円なら買って損はないでしょう。
ピノでは,Gary Farrellの新しいワイナリAlysianが安いです。5250円というのは自分で輸入した人(自分)が涙目になるレベル。お勧めします。
柳屋ではDrewのPinot Noir McDougall 2007が売り切れ間近。いろいろな媒体で激賞されているワイン。
シャルドネは豊作です。Wine Advocate誌で96点のMt. EdenのEstateシャルドネは6000円。フルボディでカリフォルニアらしいシャルドネ。
売り切れる前に買いたいのはMelvilleのシャルドネ。MelvilleのEstateやVernasのラインはコストパフォーマンスが非常に高いです。それだけに,見つけたときに買わないと,「次がない」ワインです。
シャルドネ最後は先週も紹介しましたがカレラのセントラル・コースト。1000円台なら文句なし。
カベルネ・ソヴィニョンではFranciscanがヴィンテージ切り替え時期。評判のいい2007年を買うなら今のうちです。
最後にHallのMerlot。2600円なら買って損はないでしょう。
ワシントン州にGirly Girl Winesというワイナリがあります。Silver Lake WineryのKaren Wardが始めたブランドで2007年が最初のヴィンテージ。
作っているワインは4種。いずれも女の子の名前が付いています。カベルネ・ソヴィニョンがFarra,メルローがKayla,シャルドネはMia,ピノ・グリがChloe。ラベルももちろん,その顔のイメージ。
キワモノに見えますが,最初のヴィンテージのカベルネ・ソヴィニョンはWine Advocate誌で90点。Jay Millerは「傑出したお買得ワイン」と評しています。日本での価格も2000円前後と安いです(ワイナリ価格は白が16ドル,赤が20ドル)。なお,売上の一部は乳がんの研究用に寄付されるとのこと。
おいしくて値段も安くて言うことはないのですが,おじさん(自分)向けではなさそうです(笑)。女子会には最適だと思うのですが,いかがでしょうか。
作っているワインは4種。いずれも女の子の名前が付いています。カベルネ・ソヴィニョンがFarra,メルローがKayla,シャルドネはMia,ピノ・グリがChloe。ラベルももちろん,その顔のイメージ。
キワモノに見えますが,最初のヴィンテージのカベルネ・ソヴィニョンはWine Advocate誌で90点。Jay Millerは「傑出したお買得ワイン」と評しています。日本での価格も2000円前後と安いです(ワイナリ価格は白が16ドル,赤が20ドル)。なお,売上の一部は乳がんの研究用に寄付されるとのこと。
おいしくて値段も安くて言うことはないのですが,おじさん(自分)向けではなさそうです(笑)。女子会には最適だと思うのですが,いかがでしょうか。
久しぶりにニュージーランドのソヴィニョン・ブランを飲みました。コストコで1500円くらいで売っていたものですが,ネットでも2000円弱とかなりお買い得です。
この価格帯としては,異例なほどのミネラル感(みづきさん,ありがとう)満載のワイン。かなり個性的な味わいですが,おいしい。これはレベル高いです。カリフォルニアのソヴィニョン・ブランでこの味だったら3000円クラスじゃないかなあ。
次行くときまで残っているかどうかは分かりませんが,リピート候補にしておきます。
この価格帯としては,異例なほどのミネラル感(みづきさん,ありがとう)満載のワイン。かなり個性的な味わいですが,おいしい。これはレベル高いです。カリフォルニアのソヴィニョン・ブランでこの味だったら3000円クラスじゃないかなあ。
次行くときまで残っているかどうかは分かりませんが,リピート候補にしておきます。
ソノマのLandmarkといえば,シャルドネとピノのスペシャリストとして有名なワイナリ。特にシャルドネのOverlookは,カリフォルニア各地から仕入れたブドウを使いながらも,高品質かつそこそこの価格で非常に人気の高いワインです。
その,LandmarkをFijiブランドの水を作っているフィジーウォーターが買収しました。特に経営が苦しかったというわけではなく,Fijiが出した買収条件があまりにも良かったため,話に乗ってしまったというところのようです。
現経営陣は一部の業務に残るとのこと。新オーナーは生産量を倍増させたい意向だとのことです。
Fijiは昨年12月にはPaso RoblesのJustinを買収しています。
その,LandmarkをFijiブランドの水を作っているフィジーウォーターが買収しました。特に経営が苦しかったというわけではなく,Fijiが出した買収条件があまりにも良かったため,話に乗ってしまったというところのようです。
現経営陣は一部の業務に残るとのこと。新オーナーは生産量を倍増させたい意向だとのことです。
Fijiは昨年12月にはPaso RoblesのJustinを買収しています。
Gary Vaynerchukについては,かなりウォッチしているつもりだったのですが,彼の2冊目の著書「Crush It」の日本語版が出ているのについ最近まで気が付いていなかった不束者です。
このブログでは何度となく紹介しているGaryですが,ご存じない方もいらっしゃると思うので,簡単に説明しますと,2006年にWine Library TVというビデオブログを立ち上げて大人気になった人です。元々はベラルーシからの移民で,父親がリカーショップの店員から店長になり,さらに店を持つようになったのを引き継いで,ワインショップWine Libraryを立ち上げ,年間6000万ドルのビジネスに引き上げています。最近ではWall Street Journal「Twitter's Small-Business Big Shots」の2位に選ばれています。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアも積極的に活用しており,Twitterでは約90万人のフォロワーが,Facebookでは約7万人が「いいね!」しています。
さて,本書はソーシャルメディアを使ってどう稼ぐのかという話ですが,ソーシャルメディアといいながら,実際にはブログが中心であることや,とにかく自分が好きで夢中になれることをやりなさい,といったあたりは昨年から今年にかけて読んだネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
とかスティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則といった本と共通するところがかなりあるように感じました。
とにかく,これだけ成功している人の話ですから,一読の価値はあります。
このブログでは何度となく紹介しているGaryですが,ご存じない方もいらっしゃると思うので,簡単に説明しますと,2006年にWine Library TVというビデオブログを立ち上げて大人気になった人です。元々はベラルーシからの移民で,父親がリカーショップの店員から店長になり,さらに店を持つようになったのを引き継いで,ワインショップWine Libraryを立ち上げ,年間6000万ドルのビジネスに引き上げています。最近ではWall Street Journal「Twitter's Small-Business Big Shots」の2位に選ばれています。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアも積極的に活用しており,Twitterでは約90万人のフォロワーが,Facebookでは約7万人が「いいね!」しています。
さて,本書はソーシャルメディアを使ってどう稼ぐのかという話ですが,ソーシャルメディアといいながら,実際にはブログが中心であることや,とにかく自分が好きで夢中になれることをやりなさい,といったあたりは昨年から今年にかけて読んだネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
とかスティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則といった本と共通するところがかなりあるように感じました。
とにかく,これだけ成功している人の話ですから,一読の価値はあります。
ナパで一番古いワイナリはどこだかご存知でしょうか? BeringerでもBVでもInglenookでもなく,実はCharles Krugです。とはいっても,ナパの歴史を紐解いてもCharles Krugが登場するのは,まずRobert Mondavi一家がナパに進出するために,このワイナリを買ったという話から。その後,Robertが勘当されてRobert Mondaviを作り,Charles Krugを提訴して勝利したという骨肉の争いが繰り広げられたのはご存知の人も多いでしょう。現在は,Robertの弟Peterから息子へと引き継いでCK Mondaviというブランドでがんばっていますが,そのCharles Krugが一番古いボトルを探しているそうです(Search begins for oldest Charles Krug bottle)。(ああ,前置きが長かった)
そのCharles Krugが今年創設150周年だそうです。創設の年というとリンカーンが大統領に就任して,南北戦争が始まったときだというから,米国の歴史だとまだまだ初期という感じです。
150周年記念のイベントとして参加を求めているのが,一番古いボトルを探すということ。Charles Krugのワインで一番古いものを買い取って展示する計画だそうです。鑑定はニューヨークのサザビーがするというのだから本格的です。
どれくらい古いボトルが見つかるでしょうねえ?
そのCharles Krugが今年創設150周年だそうです。創設の年というとリンカーンが大統領に就任して,南北戦争が始まったときだというから,米国の歴史だとまだまだ初期という感じです。
150周年記念のイベントとして参加を求めているのが,一番古いボトルを探すということ。Charles Krugのワインで一番古いものを買い取って展示する計画だそうです。鑑定はニューヨークのサザビーがするというのだから本格的です。
どれくらい古いボトルが見つかるでしょうねえ?
カスタムのワイン作りサービスとして知られているCrushPadが2011年8月1日,新しいCEOとしてPeter Ekmanを採用しました(CrushPad Names Peter Ekman CEO)。
Peter EkmanはLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)で6年働いた後,Wine.comのCEOを勤め,その後Ascentia Wine Estatesというベンチャーを立ち上げてExecutive Vice Presidentを勤めていました。Ascentiaでは2億3800万ドルを集めてConstellation Brandsから8つのブランドを取得しています。
CrushPadの創設者でこれまでのCEOだったMichael Brillは国際的なパートナーシップや,新製品の開発に専念するとのこと。
創設者のCEOが開発系に専念するために,ビジネス経験豊かなCEOを外部から招くというのは,米国ではよくあるパターンですね。よく知られている例だと,かつてAppleがジョン・スカリーを招いたときとか(Macintosh発表1年前のことでした)。とはいえ,スカリー-ジョブズのように,喧嘩別れしてしまうケースも珍しくないような。新しい体制がうまくいくことを期待します。
Peter EkmanはLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)で6年働いた後,Wine.comのCEOを勤め,その後Ascentia Wine Estatesというベンチャーを立ち上げてExecutive Vice Presidentを勤めていました。Ascentiaでは2億3800万ドルを集めてConstellation Brandsから8つのブランドを取得しています。
CrushPadの創設者でこれまでのCEOだったMichael Brillは国際的なパートナーシップや,新製品の開発に専念するとのこと。
創設者のCEOが開発系に専念するために,ビジネス経験豊かなCEOを外部から招くというのは,米国ではよくあるパターンですね。よく知られている例だと,かつてAppleがジョン・スカリーを招いたときとか(Macintosh発表1年前のことでした)。とはいえ,スカリー-ジョブズのように,喧嘩別れしてしまうケースも珍しくないような。新しい体制がうまくいくことを期待します。
SFクロニクル紙のWebサイトに,パーカーの後を継いでWine Advocate誌のカリフォルニア担当になったAntonio Galloniの記事が出ていました(Life beyond Parker - California wine eyes a new critical voice)。
8月末にはGalloniのレビューによる最初のカリフォルニアワインの特集(セントラル・コースト)が登場する予定であり,カリフォルニアのワイン関係者もぴりぴりしている様子が伺えます。
Galloni自身は「自分がパーカーの後をそのままなぞると思っている人たちも,カリフォルニアワインのこれまでには間違った風潮もありGalloniがそれを正してくれると思っている人も失望させてしまうかもしれない」とかなり控えめ。しかし,記事ではGalloniがこれまでイタリアやシャンパーニュといった担当地域で,日の当たらなかった領域に力を入れたり,よりカジュアルなワインのレビューをしたり,といった実績を取り上げ,今後にかなり期待が持てそうな形でまとめています。
8月末にはGalloniのレビューによる最初のカリフォルニアワインの特集(セントラル・コースト)が登場する予定であり,カリフォルニアのワイン関係者もぴりぴりしている様子が伺えます。
Galloni自身は「自分がパーカーの後をそのままなぞると思っている人たちも,カリフォルニアワインのこれまでには間違った風潮もありGalloniがそれを正してくれると思っている人も失望させてしまうかもしれない」とかなり控えめ。しかし,記事ではGalloniがこれまでイタリアやシャンパーニュといった担当地域で,日の当たらなかった領域に力を入れたり,よりカジュアルなワインのレビューをしたり,といった実績を取り上げ,今後にかなり期待が持てそうな形でまとめています。
泣く子も黙るHarlan Estateのもう一つのプロジェクトBond。Harlanが自社畑のブドウからのみ作られるのに対し,こちらはナパ中で選び抜いた畑からブドウを購入して作っています。だからといって品質が落ちるわけではなく,2007年の「Vecina」がWine Advocate誌で100点を取るなど,本家のHarlanに引けを取らない評価を得ています。
そのBondの中でセカンドワイン的位置付けとして,複数畑のワインをブレンドして作られているのがMatriarch(メイトリアーク)。日本での価格は1万円程度とHarlanファミリーの中でダントツに安いだけでなく,米国の市場価格と比べても遜色ない安さで売られています。
市場に出回り始めた2006年では,いきなり税込みで1万円を切るショップも出ています。
なお,WA誌の評価は2006年が90点。93点取った2005,2004年と比べるとちょっと低めです。ただし,他のBond単一畑が,割と熟成させて飲むことを前提にしているような作りなのに対し,Matriarchは比較的早く飲み頃になるようです。買って1年以内に飲むのであれば,こちらの方がベターな選択ではないかと思います。
こちらは高評価の2005年が残っています。
そのBondの中でセカンドワイン的位置付けとして,複数畑のワインをブレンドして作られているのがMatriarch(メイトリアーク)。日本での価格は1万円程度とHarlanファミリーの中でダントツに安いだけでなく,米国の市場価格と比べても遜色ない安さで売られています。
市場に出回り始めた2006年では,いきなり税込みで1万円を切るショップも出ています。
なお,WA誌の評価は2006年が90点。93点取った2005,2004年と比べるとちょっと低めです。ただし,他のBond単一畑が,割と熟成させて飲むことを前提にしているような作りなのに対し,Matriarchは比較的早く飲み頃になるようです。買って1年以内に飲むのであれば,こちらの方がベターな選択ではないかと思います。
こちらは高評価の2005年が残っています。