南麻布のレストラン「ルエヴェルロール」が今週末まで、持ち込み無料のプランをやっていたので、お友達を誘って行ってきました。

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スープ

最初のワインはパッツ&ホールのシャルドネ、ウールジー・ロード2002です。うちのセラーにずっとあったもの。
Patz & Hall Chardonnay Woolsey Road 2002
熟成しすぎて落ちているのではないかと心配だったのですが、ウールジー・ロードらしい酸がまだ残っており、予想以上に美味しく飲めました。

もう一本、シャルドネはニュートンの2005年。
Newton Chadronnay Unfiltered 2005
ロバート・パーカーによると、10年は熟成すると書いてあったので、こちらの方が期待したのですが、少し熟成が進みすぎた印象。ソムリエの千葉さんによると「メイラード反応が進んでいるのでは」とのこと。これはこれで熟成香として美味しく飲めるのですが、ワインの個性は失われてきているとのことです。確かにそのコメントには納得。劣化ではないですが、どちらが好きかといえば、ウールジー・ロードの方が良かったです。

ホタテのポワレ

次のワインはレイン(Raen)のピノ・ノワールROYAL ST. ROBERT CUVEE2014。先日紹介したモンダヴィ・ファミリーの系図でコンティニュアムのティムの息子ダンテとカルロがソノマ・コーストで作っているワインです。ROYAL ST. ROBERT CUVEEというのはおじいさんのロバートの名前を付けたもの。
Raen Pinot Noir Sonoma Coast 2014
持ってきてくださった方の話だと、最初のヴィンテージの2013は、非常にブルゴーニュ的な味わいだったそうですが、2014はカリフォルニアらしさも出ています。ヴィンテージ差というより、作りの試行錯誤なのかもしれません。アルコール度数は13.3%と低めです。上品で、とても美味しかったです。

この後、食事の写真、撮り忘れています。既に酔っ払っていたのか…

もう一本のピノはライアン(Ryan)という非常に生産量の少ないワイナリー。サンタ・ルシア・ハイランズのゲイリーズ2004です。
Ryan Pinot Noir Garys' 2004
パワフルなゲイリーズですが、熟成していい感じ。

最後はソノマのローレル・グレン カベルネ・ソーヴィニヨン1996です。
ローレル・グレン1996
だいぶ酔ってきていましたが、これもよかったです。もっと熟成進んでいるかと思いましたが、まだまだ元気な感じでした。

さて、今回初めて使った「ルエヴェルロール」ですが、料理も美味しいし、ワインのサーブは完璧だし、いいレストランでした。料理は素材の味を大事にしたものが多かったです。

それから、ここのレストランの最大の宝がオーナーソムリエの千葉さん。行かれた方は千葉さんによるワインのコメントを聞かないともったいないですよ! 本当に素晴らしく、また勉強になりました。
千葉さん