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Date: 2016/0218 Category: インタビュー
Posted by: Andy
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グレッグ・ブリュワー

――エステートの畑について詳しく教えてください。
グレッグ:最初の畑3D Ranchはシャルドネを中心にしています。9エーカーがシャルドネで3エーカーがピノ・ノワール。西向きの斜面で、砂地。海から一番遠いので、一番暖かい畑です。シャルドネはパワフルでオイリー、かつピュア。ピノ・ノワールはタイトでスパイシーな味わいになります。
 Machado(マシャド)は2008年に植えた畑です。ここは3D Ranchの反対で、ピノ・ノワールが多く植わっています。砂地と粘土が混じった土地です。シャルドネはSweeney Canyonのクローンです。シャルドネは香り豊かでスパイシー、ピノ・ノワールはボリュームと厚みのある味わいです。
 Hapgoodと隣接するAcinはシャルドネが40%、ピノ・ノワールが60%です。シャルドネはパワフルで華やか、生き生きとしたワインになります。ピノ・ノワールはMachadoと同様、ボリュームと厚みがあります。

――ブリュワー・クリフトンはもう20年続けていることになりますが、ワイン作りで変わった点はありますか?
グレッグ:基本的には変わりありません。どの畑も同じレシピで、同じように醸造しています。除梗しない点なども同じです。

――シャトー・イガイタカハのワインについて伺います。ブドウはブリュワー・クリフトンの畑のものを使っていると聞いています。
グレッグ:その通りです。

――では、ワインもブリュワー・クリフトンと全く同じになるのでしょうか?
グレッグ:ブリュワー・クリフトンは単一畑のワインです。それに対して、シャトー・イガイタカハの場合は、エモーショナルなものが先に来ます。漢字の意味から、それに合った味わいを出すのがどのワインかを決めるのです。

――そのためにブレンドする場合もあるのですか。
グレッグ:ときにはブレンドすることもあります。

――最後に、旱魃の影響と、今年のエルニーニョについて教えてください。
グレッグ:旱魃は大きな問題です。土壌のためには灌漑が必要で、なんとか少ない水でやりくりできるようにしています。今年はエルニーニョで降水が増え、カバークロップは今、青々とした状態です。しかし、まだ全然足りていません。雨季の前に言っていたような、大雨にはなっていません。状況が緩和されたのは事実ですが。
Date: 2016/0217 Category: インタビュー
Posted by: Andy
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グレッグ・ブリュワー
シャトー・イガイタカハの漢字シリーズの新ヴィンテージ出荷開始記念で来日したグレッグ・ブリュワーにインタビューしました。ここ数年、イベントなどで顔を合わせる機会はあったものの、じっくりとインタビューするのは久しぶりで、いろいろと教えてもらいました。

――数年前にダイアトム(Diatom)をやめ、昨年はメルヴィル(Melville)のワインメーカーもやめました。今はブリュワー・クリフトン(Brewer-Clifton)とシャトー・イガイタカハだけなのでしょうか。
グレッグ:実を言うと、今いろいろと変化しているところです。ダイアトムは2016年に復活します。それからヒリアード・ブルース(Hiliard Bruce)ではワイナリー・ディレクターという仕事を始めます。

――ダイアトム復活ですか。おめでとうございます。コンセプトは従来通りなのでしょうか。
グレッグ:シャルドネのみ、ステンレスタンクでの発酵といった点はこれまで通りです。ダイアトムは当初、単一畑のシャルドネを作り、それから漢字シリーズで、畑名を明らかにしない形にしました。漢字シリーズはその後シャトー・イガイタカハに移管されたので、今回のダイアトムは、単一畑のワインに戻ります。

――畑はどこになりますか。
グレッグ:ヒューバー(Huber)と、その他2つ程度の畑になると思います。

――ヒリアード・ブルースではどういう仕事をするのですか。
グレッグ:ワイナリー・ディレクターという仕事はワインメーカーではないので、ワインを直接つくることはありません。それ以外のさまざまなワイナリー内のオペレーションを担当することになります。

――ブリュワー・クリフトンは従来通りですか。
グレッグ:実はつい最近、スティーブ・クリフトンはブリュワー・クリフトンから離れることになりました。このほかにシカゴからのパートナーが加わる形になります。

――それはびっくりです。
グレッグ:つい先日のことなので、まだほとんど誰も知らないのです。

――ブリュワー・クリフトンは2012年ヴィンテージ以降、エステート(自社畑のみになること)に移行しました。その理由を教えてください。
グレッグ:1996年にブリュワー・クリフトンを始めたとき、資金は1万ドルしかありませんでした。必然的にブドウ畑を買うことはできず、購入したブドウでワインを作っていました。その後、サイドウェイズによるブームなどもあり、いくつかの畑から契約を打ち切られてしまいました。そこで、もっと自分たちでコントロールできる畑が必要だと考えました。
 まず、畑を管理する会社を作り、2005年のMt. Carmelの畑をそこで管理してみました。うまくいったので2007年に最初の畑3D Ranchを購入しました。

後編に続きます