先日、中川ワインの試飲会があり、オー・ボン・クリマのブースには今年亡くなったジム・クレンデネンの息子ノックス君が立っていました(写真撮り忘れ…)。ノックス君は大学生で東京の大学に通っており、来年卒業してからはオー・ボン・クリマで働く予定です。

いい機会なので気になっていたことを2つ質問してみました。

オー・ボン・クリマといえばピノ・ノワールの「イザベル」と「ノックス・アレキサンダー」の2つが特に有名です。イザベルは長女の名前、ノックスはもちろんノックス君の名前から取っています。

そこで、「オー・ボン・クリマのワインの中ではやっぱりノックスが一番好きなの?」と聞いてみました。

答えは「イエス」かと思いきや「ノー」。一番好きなのは白のブレンド「ヒルデガード」だそうです。前は赤ワインはちょっと苦手だったとのことで、白ワインの方が好きというノックス君でした。
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ちなみにイザベルは2018年から新しいラベルに変わっています。中央の女性のイメージが成熟した女性になりました。イザベルさんもワイナリーで働いていますからね。

さて、もう一つはちょっと真面目な質問。オー・ボン・クリマのワイン、ワイン自体の味には文句ないのですが、ボトルがすごく重いのが気になっていました。SDGsなどの観点からすると重いボトルというのはちょっと時代遅れな感じがします。

これについては、「次のヴィンテージからはもっと軽いボトルになる」とのこと。やっぱりそういうことも意識しているのですね。
今後のオー・ボン・クリマも応援したいと思います。

ちなみに一通り試飲した中で、個人的には今回のお気に入りはシャルドネの「ニュイ・ブランシェ2018」でした。毎年変わるニックネーム、今回は「Righteous Juice-Archie」。アーチーというのはサンタ・バーバラのワイン愛好家で様々なイベントを行い、ジムとも仲が良かったアーチー・マクラーレンという人のこと。その人だったら「なんておいしいワインなんだろう」と言っただろうと想像してジムが付けたタイトルだそうです。ヴィナスで95点と非常に高い評価です。