このところ,なぜか懐かしくなって聞いているのが山口百恵。さすがに30年近く(彼女の活動期間は73年~80年)も経っているだけあって,アレンジや演奏には古臭さを感じるところもありますが,歌の魅力は変わらないものです。

当時「山口百恵は菩薩である」なんていう本も出たわけで「時代と寝た女」などとも言われたのですが,改めて聞いていると,なるほど,というところもあります。この本は未読ですが,山口百恵は多くの男性がこうあってほしい,と思う姿を提供していたのだなと。

彼女の曲というと,まず思い浮かぶのが「プレイバックPart2」や「絶体絶命」といった当時で言う「ツッパリ系」の歌。今風に言うならツンデレの「ツン」のところ。一方で,乙女座宮で「ついていく」女を歌ったり,美サイレントでは「じらすのは じらすのは 楽しいですか」と,ちょっとマゾヒスティックな要素まで入ってきたりして。つまりツンデレの「デレ」系。

結局,昔も今も男はツンデレに弱いのではないかと思った,引きこもりの三連休だったわけです(笑)。