金曜日は気心の知れた仲間と1年半ぶりくらいのワイン会でした。いつものようにすばらしいワインで堪能させてもらいました。

ワイン

クレマン(泡)で乾杯した後,最初のワインは僕が持って行ったものでした。DuMolのChardonnay Chloe 2005。WAでは95点が付いているワインです。畑はAubertやRamey,Paul Hobbsといった著名なワイナリがワインを作っている有名なRitchie。これはおいしかったです。ヴァニラの香りにオレンジ,蜂蜜。グラスに顔を近付けるだけでその香りでうっとりとしてしまいそうなくらい。味わいもすばらしいものがありました。今まで飲んだカリフォルニアのシャルドネの中では,最高レベルだったと思います。ちょっと難を言えば,温度がやや高めだったこと。会社で冷蔵庫に入れておくのでした。

次のワインはなんとモンラッシェ。シュヴァリエとかバタールとか付きません。ヴィンテージは1988年。作り手はバロンテナール。さすがに香りの立ち具合は前のワイン以上。ただ,味はやや平板。香りにちょっと負けてしまっていましたが,それでも並のワインではないことをうかがわせていました。

3本目はCalera Jensen 1990。shuzさんがBVC(Bad Vintage Club)会長のほげちゃんの店で買ったものだそうです。これは状態完璧。熟成の具合もちょうど良かったのではないでしょうか。ふくよかさとバランスの取れたタンニンがJensenらしい感じです。Caleraのワイナリで試飲して感動したJensenを思い出しました。やっぱりCaleraの単一畑は最低10年は熟成させた方がいいような気がします。

4本目はルソーのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ 2006というこれもすばらしいワイン。今日のワインの中では一番若く,さすがにタンニンを強く感じますが,これもおいしかった。

最後にデザートワインまでいただきました。

お店は三軒茶屋にあるvin et cuisine A.k.さん。料理はどれもワインによく合うもので,おいしかったです。

この日はインポーター「エスプリ・デュ・ヴァン」やワインショップ「平野弥」を経営する平野さんのワイン会も上の階で開催しており,平野さんに今日のワインを試飲してもらって論評してもらうという一幕も。DuMolについては「ややクラシックな作り。ブルゴーニュと比べるとミネラルは少ないが,おいしい」とのことでした。カリフォルニアなどでおいしいシャルドネができるので,それの向こうを張るためにブルゴーニュはテロワールという言葉を前面に出すようになってきたのではないか,というようなこともおっしゃっていました。

普段はなかなかいいワインを開ける機会がないので,やはりこういう会は貴重です。今度はこんなに間をおかずに次をやりましょうという話をしました。