ポール・ホブズの娘のワインを試飲
Date: 2025/08/27
Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
「ポール・ホブズの娘が新ブランド「ALH」でワインメーカーデビュー」という記事で紹介したALHのワインを試飲しました。正式な入荷は冬以降、価格は1万7000円を予定しています。

畑はナパのクームズヴィルにあるポール・ホブズの自社畑ネーサン・クームズ・エステート。クームズヴィルはナパのカベルネの産地としては一番気温が低いところであり、土壌的にはヴァカ山脈の南端で火山性の鉄分の多いところが多く、しっかりとストラクチャーのあるカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出します。ポール・ホブズのここのカベルネ・ソーヴィニヨンはデカンター誌で100点を取るなど、クームズヴィルを代表するワインになっています。
ホブズのクームズヴィルのカベルネについては、以前の記事のテイスティング・コメントで「冷涼感を感じつつも、果実の風味としてはダークな黒果実。シルキーなテクスチャ、腐葉土。今飲んでも十分おいしいですが20年以上熟成させて飲んでみたいワイン」と書いています。
一方、ALHは同じ畑のワインですが、エレガントさが際立っています。赤い果実に、軽やかな酒質。豊かな酸。タンニンが全体を引き締めています。長期熟成というよりは、10年以内に飲みたいワインです。ホブズとは全く違うスタイルに仕上げてきているのが面白いワインでした。
畑はナパのクームズヴィルにあるポール・ホブズの自社畑ネーサン・クームズ・エステート。クームズヴィルはナパのカベルネの産地としては一番気温が低いところであり、土壌的にはヴァカ山脈の南端で火山性の鉄分の多いところが多く、しっかりとストラクチャーのあるカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出します。ポール・ホブズのここのカベルネ・ソーヴィニヨンはデカンター誌で100点を取るなど、クームズヴィルを代表するワインになっています。
ホブズのクームズヴィルのカベルネについては、以前の記事のテイスティング・コメントで「冷涼感を感じつつも、果実の風味としてはダークな黒果実。シルキーなテクスチャ、腐葉土。今飲んでも十分おいしいですが20年以上熟成させて飲んでみたいワイン」と書いています。
一方、ALHは同じ畑のワインですが、エレガントさが際立っています。赤い果実に、軽やかな酒質。豊かな酸。タンニンが全体を引き締めています。長期熟成というよりは、10年以内に飲みたいワインです。ホブズとは全く違うスタイルに仕上げてきているのが面白いワインでした。