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Date: 2014/1217 Category: 技術系
Posted by: Andy
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来年の干支は「羊」。折り紙で折ってみました。小松秀夫さんの作品です(折図は「おりがみはうす - 小松英夫作品集」から)。

工程が100を超えるので相当大変かと思いましたが、それほど難しいところはなく、折りやすい作品でした。

Andy Matsubaraさん(@andyma)が投稿した写真 -


Date: 2014/0612 Category: 技術系
Posted by: Andy
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朝ドラ「花子とアン」が好調を続けているそうです。甲府編の展開にはなんだかなあと思うところもありますが、将来に希望をつなぐアクセントを付けているのが花子の童話作品です。

これまで、賞を取った「みみずの女王」、初めて単行本になった「たんぽぽの目」がドラマの中では登場しました。この2作品、どちらも実際に村岡花子さんが書いたものです。『村岡花子と赤毛のアンの世界』という本の中にも収録されていますが、実はオリジナルな形で読むこともできます。

「みみずの女王」はこちら
「たんぽぽの目」はこちら

実はこれ、国立国会図書館の本をデジタル化したもので、明治以降に刊行されたもののなかで著作権的に公開可能なものを収録した「近代デジタルライブラリー」に入っているのです。図書で35万点。古いものだと1868年刊行の福沢諭吉「西洋事情」なんていうのもあります。

このデジタルアーカイブは、どうやらNTTデータの技術を使っているようです。というのは、最近読んだ「記者の眼 - バチカンとNTTデータ、想像を絶する交渉の舞台裏:ITpro」という記事で、国立国会図書館のプロジェクトに言及されていて気付いたのです。

この記事、これまで民間企業にプロジェクトを委託することなどほとんどやったことがなかったバチカンと、契約にまでいたった舞台裏を書いています。プロジェクトが流れそうになったときのお礼訪問がきっかけで、契約につながったというとても面白い話。ぜひ読んでみてください。

これと「花子」がつながるのも面白いものです。日本のいい技術がさらに花開くことを期待します。

【追記】童話集も発売されました。もちろん両作品とも入っています。関東大震災の後に子どもたちに話していた「ナミダさん」も(「ナミダさん」は上記のライブラリーには入っていないようです)。

Date: 2014/0406 Category: 技術系
Posted by: Andy
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最近、軍隊で使うハンドサインをコラージュした作品が流行っています(例:【画像集】Twitterで話題!「○○がよく使うハンドサイン一覧」コラ画像まとめ - NAVER まとめ)。ハンドサイン画像ジェネレーターというようなものもあったので、ワイン好きさん用に作ってみました。

ハンドサイン


ちなみに元ネタはHand Signalsというページのようですよ。
Date: 2014/0405 Category: 技術系
Posted by: Andy
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Excelのセルを方眼紙のように正方形にして、帳票レイアウトを作る「Excel方眼紙」。このテクニックについての議論が喧しく交わされています。ここ2週間ほどを見てもメジャーな媒体に複数の記事が掲載されています。

「Excel方眼紙」の何が悪い?(記事の初出はITProですが、ITProはログインしないと全部読めないため、トレンディのリンクを貼っておきます)
Excel方眼紙をどうやってやめさせられるかを考えてみる(Yahoo!個人)
Excel方眼紙めぐる論争 弊害あるのにやめられない理由とは(NEWSポストセブン)

これらの記事、Excel方眼紙の何が問題かは書いてあるものの、代わりにどうするのがいいのかについてはほとんど記されていません。これでは、仮にExcel方眼紙使いの人が、それをやめたいと思っても、どうしようもないでしょう。

Excel方眼紙の問題点は、(1)セル結合の多用によって、データの再利用が難しくなっている、(2)後からのレイアウト修正が困難、(3)数字1桁ごとセルに入れていくようなパターンもあり、数値データとしての意味がなくなる、といったところだと思います。

Yahoo!個人のえふしんさんの記事ではExcel方眼紙の代わりとしてWordやPowerPointへの言及がありますが、これらは代替にはなりえません。なぜかというと、(1)のデータの再利用について見ると改悪にしからならないからです。私は、Wordのマクロも結構書いていますが、Wordのマクロで表のデータを扱うのはExcelマクロと比べて、むちゃくちゃ大変です。また、メインテナンス性は全くなくなってしまいます。

(2)のレイアウト修正についても確かに面倒なところはいろいろありますが、かといってそれよりも使いやすくてデータの再利用が可能なアプリがあるわけではありません。例えばデータベースソフトのAccessの場合、きれいに帳票を作るのは悪夢のような作業になるでしょう。

(3)については、そのような使い方はやめるべきでしょうが、Excel上であれば、セル参照と計算で、数値が比較的容易に再現できます。

結局、いろいろな点で見て、Excelの使いやすさを総合的に上回るものはないと思うのです。

では、Excel方眼紙を使い続ければいいのかというとそうではありません。

ITPro(上記リンクでは日経トレンディ)の記事で参照している「実践ワークシート協会」のページでは「エクセル方眼紙は百害あって一利なし」としているのですが、その説明に以下のように書いてあります。
エクセル方眼紙を全否定しませんが、もし、業務としてそれらのデータを「再利用」するのであれば、エクセル方眼紙にすることで Excel が本来業務向けに持っているポテンシャルの半分以上を殺し、その状態で無理やり業務利用しようとすることで無駄な開発、無理な実装が発生していることが多々あります。

ワークシート設計の基本は「入力シート」、「計算シート」、「出力シート」の3つに役割をわけることです。

その上で、入力シートと計算シートを1つにする、入力シートと出力シートを1つにする、などでより使いやすいワークシートに修正していくことで、Excel のポテンシャルを引き出しながら、実務で最大限の利用が可能になります。


なるほど、と思いました。Excel方眼紙の問題はWebプログラミングの構造化の問題と同じだったのです。

1990年代後半にPHPやMicrosoftのASP(Active Server Pages)が出てきたとき、HTMLの中に簡単にプログラムが書けて結果を挿入するというのが主な使い方でした。このような使い方は便利で人気が出たのですが、大規模なサイト作成には向かず、メインテナンス性も低いものでした。

そして、PHPを使うにしてもプログラムと表示は分離したり、MVC(モデル・ビュー・コントローラ)の考えを取り入れた各種フレームワークが使われるようになってきたわけです。

実践ワークシート協会のページで提唱している「入力シート」「計算シート」「出力シート」に分けるというのは、まさにプログラムと表示の分離と同じ考え方です。計算シートのところをコントローラと捉えればMVC的であると言ってもいいかもしれません。

このように分ければ、ユーザーが実際に数値や文字を入力する部分は単純な表にでき、データの再利用がやりやすくなります。

出力シートのところは方眼紙テクニックを使っても構わないでしょう。やろうと思えば「計算シート」で「入力シート」の数値を桁ごとに分解して、出力シートで参照するといった方法だって可能です。

Excel方眼紙の問題は、出力とモデルを一体化していること。まずはそこを認識することがこの問題の解決の第一歩ではないだろうかと思います。
Date: 2014/0311 Category: 技術系
Posted by: Andy
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先日、子供にiPhoneを買ったのですが、設定が意外と大変でした。

au IDを設定して、メールアドレスを取得するまでは順調でしたが、最初にハマったのはApple IDの設定。メールアドレスを設定したEZwebのアドレスにしたのですが、送られてくるメールに入っているリンクが開けません。
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メールはデフォルトで「メッセージ」アプリで取得するようにしていたのですが、URLとして自動認識する部分がパラメータを含んでいなかったためです。メッセージアプリ中で範囲選択することもできなかったので、一度メール全体をコピーしてメモ帳に貼り付け、そこからURLを範囲選択してSafariに貼り付けるというかなり面倒な手順を踏むことになってしまいました。

こういう状況って頻繁に起こりそうな気がするのですが、みんな解決できているのでしょうか? そもそも自動認識の範囲がおかしいことにも気がつかない人が多いのではないかと思うのですが…

その後、ブラウズするサイトを制限するための設定をしました。au版iPhoneの場合、安心アクセスというアプリをブラウザとして使い、Safariは使わないように機能制限するという方法を取ります。これは無事に設定できました。
20140310-dan-screen1.png

ところが、メールを「メッセージ」で取得するのは使い勝手が悪いので、「メール」アプリに切り替えようとして、また問題が起こりました。

設定画面を開くためのリンクがSMSで「メッセージ」に来るのですが、これがまた開きません。

考えてみれば当たり前ですが、Safariが使えないようになっているからです。

リンクをコピーして「安心アクセス」に貼りこんでみましたが、それでもダメ。設定画面が開きません。

結局、一時的にSafariを有効にして解決しましたが、うーんなんだかなあ、という感じでした。Safariが使えないとアプリからSafariを呼び出すものがことごとく動かない恐れがあります。Apple自身がSafariでアクセス制限の機能を入れられるようにしてくれないと、結局使い勝手の悪さでSafariをオンにせざるを得ず、アクセス制限の意味がなくなってしまうのではないかと思いました。

お子さんにiPhoneをもたせている皆さんはどう解決しているのでしょう?