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Date: 2021/0524 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今年最大の目玉ワインと言っても過言ではないセニス(Cenyth)が一部のショップで再入荷されたようです。セニスはパーカー100点を15回取っているソノマのヴェリテ(Verite)の親子銘柄。ヴェリテ創設時からのワインメーカーであるピエール・セランの娘がワインメーカーを努めます。

その娘が高齢となった父を引き継ぎヴェリテを任されることになり、セニスは打ち切りへ。そのため今回限りの特別価格が実現したのでした。

ヴェリテの価格は7万円くらい。ピエール・セランが手掛けるもうひとつのワイナリー「アナコタ(Anakota)」も1万円台後半の価格。それと比べると今回のセニスの3000円台というのがどれだけ破格かわかるでしょう。しかも実際に評価も高くワイン・アドヴォケイトでは94点が付いているワインです。

私も1本飲んで、何本か買い増ししたワインです。大お薦め。

葡萄畑ココス


柳屋


しあわせワイン倶楽部


Cave de L Naotaka

Date: 2021/0522 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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トゥエンティ・ロウズ(Twenty Rows)のシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン・リザーブが国内に入荷しています。以前から入っていたそうですが、私は知りませんでした。今回輸入元変更で価格もぐっと下がり、ワイナリー価格よりも安い、かなりお得なワインになっています。

2003年にブライアン・ナスが始めたこのワイナリー、最初に植えたナパのマウント・ヴィーダ―の畑が20畝だったことからこの名前が付いたそうです。現在はナパのいくつかの畑からワインを作っています。新樽比率は10%、アルコール度数は13%台というのは最近のナパのワインとしては抑えめ。バランスを重視して作っている姿勢が伝わってきます。また、カベルネ・ソーヴィニヨンはフード&ワイン誌でアメリカン・ワイン・アワードに2回選出されているとのこと。

シャルドネはワイナリー価格25ドル(税抜き)に対して国内では税込みで2500円~2600円台と、実質国内の方が安いくらいの価格です。

カリフォルニアワインあとりえ



はせがわ酒店
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シャルドネ ナパ・ヴァレー 2017 750ml 白 海外ワイン
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しあわせワイン倶楽部



ウメムラ


Date: 2021/0520 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天のCave de L Naotakaでクリアランス・セールを開催しています。クーポン取得で20%、30%、50%の割引になります。

クリアランスセールはこちらから

オレゴンのアンティカ・テッラ(パーカー93点など)、ナパのメテオール(パーカー97点)は3割引きの対象。アンティカ・テッラはシネクアノンで修業した人が開いたワイナリーです。
いずれも先にクーポンを獲得する必要があるので注意してください。





Date: 2021/0505 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ポール・ラトー(Paul Lato)といえばサンタ・バーバラを中心に銘醸畑から素晴らしいワインを作っていますが、ついにナパはカーネロスのハイド(Hyde)・ヴィンヤードのシャルドネとピノ・ノワールを作りました。

最近は他の産地と比べてちょっと影が薄くなっているカーネロスですが、やはりハイドは別格です。キスラー、オーベール、ポール・ホブズ、パッツ・アンド・ホール、TOR、デュモル、レイミーといったそうそうたるワイナリーがハイドのワインを作っています(実はマーカッシンのハイドというのも1990年に作られていたようです)。

ポール・ラトーはワインごとにオリジナルの名前を付けますが、ハイドのシャルドネは「ゴールドバーグ・ヴァリエーションズ(Goldberg Variations)、ピノ・ノワールは「マジック・モーメンツ(Magic Moments)」という名前になっています。生産量はピノ・ノワールがわずか100ケース、シャルドネも190ケースと少量です。

ピノ・ノワール2018はワイン・アドヴォケイトで97+の評価。実は同誌のハイドの評価で最高となっています。シャルドネも96という高評価。ピノ・ノワールはすでにインポーター完売だそうです。

ワッシーズ


柳屋

Date: 2021/0504 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ロバート・パーカーの掲示板で「カリフォルニアのベスト・ピノ・ノワール・ワインメーカー」に選ばれた名匠エド・カーツマン。ご本人はいたって謙虚で人柄よく、名匠なんて付けたら嫌がりそうな方なのですが、あえてそう呼ばせていただきます。

テスタロッサやシャローンで力を付けた彼の名前を上げたのがオーガスト・ウエスト(August West)とロアー(Roar)。ロアーはサンタ・ルシア・ハイランズをピゾーニ(Pisoni)と並んで一流産地にした銘醸畑ゲイリーズ(Garys')やロゼラズ(Rosella's)のオーナーであるゲイリー・フランシオーニのワイナリーでエド・カーツマンは創設時からのワインメーカーでした。そしてゲイリー・フランシオーニとソノマのグラハム・ファミリー・ヴィンヤードのオーナーのハワード・グラハム、そしてエド・カーツマンがパートナーとして始めたのがオーガスト・ウエスト。フランシオーニのロゼラズのピノ・ノワールやシャルドネなどが大人気を博し、冒頭の人気1位につながったのでした。

彼の作るワインはチャーミングで、思わず笑みがこぼれるような美味しさを持ち、しかも熟成させる魅力も持っています。日本人にも特に人気が高く、彼に師事したのがフリーマンのアキコ・フリーマンさんとアーサー・セラーズの桃井隆宏氏。フリーマンのワインはオバマ大統領の晩餐会でも使われ、アーサー・セラーズのピノ・ノワールは品評会などで高く評価されています。

前置きが長くなりましたが、オーガスト・ウエストからはゲイリー・フランシオーニが手を引くことになり、現在ではソノマのグラハムのほか、サンタ・ルシア・ハイランズのコルタダ・アルタ(Cortada Alta)という畑からピノ・ノワールを作っています。コルタダ・アルタはサンタ・ルシア・ハイランズの中で最も標高の高い畑(標高1100~1600フィート)で、霧の影響は少ない一方で、朝晩は冷え込んで寒暖差が大きくなる畑です。

オーガスト・ウエストはこれらの畑から、単一畑名称ではなくAVA名称としてロシアン・リバー・ヴァレーとサンタ・ルシア・ハイランズのピノ・ノワールを作っています。生産量は2019年の場合でロシアン・リバー・ヴァレーが189ケース、サンタ・ルシア・ハイランズが46ケース。ワインはいずれも36ドル(税別)なので、ワインが全部売れても売上は10万ドル程度。こんなので商売になるのかと心配になるレベルです(エド・カーツマンはほかにサンドラ―としてもワインを作ってますがそちらも全部合わせて400ケースくらいです)。

しかも日本の価格は実売で税込み5000円と米国とさして変わらないレベル。いくらAVA名称で作っているピノ・ノワールとはいえ、エド・カーツマンが手塩にかけて作ったものですから、大量生産品とは比べられないです。なお、ヴィンテージはどちらも2018年。とにかくトラブルのほとんどなかった年であり近年のベスト・ヴィンテージと言われています。

紀伊国屋リカーズ



ワッシーズ