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Date: 2022/1230 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今、一番気になるワインメーカーを一人挙げるとしたら、私はジェシー・カッツ(Jesse Katz)に一票入れます。

20代前半でスクリーミング・イーグルのワイン造りチームに入り、2010年にはナパのランカスターのワインメーカーに就任。米フォーブス誌の「30 Under 30」(30歳未満の注目30人)にワインメーカーとして初めて選ばれました。このほかにもジャスティン・ティンバーレイクの結婚式用にカスタムのワインを依頼されたり、オークションで1本100万ドルという新記録でワインが落札されたり…と話題に事欠きません。

現在、4つほどのワイン・プロジェクトに携わるジェシーですが、メインで手掛けるのはソノマのアレキサンダー・ヴァレーにあるアパチャー・セラーズ(Aperture Cellars)とデヴィル・プルーフ(Devil Proof、悪魔の証明)。中でもデヴィル・プルーフは米国初のマルベックでパーカー100点を取ったワイン。アパチャー・セラーズもボルドー系のワインで高い評価を得ています。マルベックで100点というのはほかにはアルゼンチンのワインしかありません。

ジェシーの父親のアンディ・カッツはワイナリーやブドウ畑の写真を撮るフォトグラファーとして有名な人で、欧州の著名なワイナリーでも多くの撮影をし、知己を得ています。ジェシーはそのつながりからもワインを学び、現在のワイナリーも父親と共同経営という形を取っています。

柳屋です。



しあわせワイン倶楽部です。




Date: 2022/1228 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2022年の大きなトピックの1つはワイン・スペクテーターのワイン・オブ・ザ・イヤーにシュレーダーのダブル・ダイヤモンド2019が選ばれたこと。ワイン・オブ・ザ・イヤーのワインが、発表時点で日本で売られていることが珍しい(多くの場合、それより前のヴィンテージがまだ流通している)上に、1万円台前半という比較的手を出しやすい価格もあって、国内の在庫はまさに「瞬殺」になりました。

ダブル・ダイヤモンドの受賞の理由としては、ワインの味はもちろんのこと、かのト・カロン・ヴィンヤードのワインがこの価格で飲めるというのも大きな要素になっていました。さらにいうとダブル・ダイヤモンドの場合は、ロバート・モンダヴィが持っていた(現在は親会社のコンステレーション・ブランズが所有)ト・カロンに加え、ベクストファー・ト・カロン(ト・カロンの名前を名乗れるのはこの2つの畑だけ)のブドウもブレンドされているという唯一無二のワインであることも魅力となっています。

ト・カロン+ベクストファー・ト・カロンというと、ダブル・ダイヤモンドの独擅場ですが、ト・カロン・ヴィンヤードのワインで言うと、ダブル・ダイヤモンドよりももっと安いワインもあります。

それがロバート・モンダヴィのオークヴィル・カベルネ・ソーヴィニヨン。100%ト・カロンではないようですが、90%以上はト・カロンのブドウが使われています。ほぼト・カロンといっていいワインだとのこと。

ワインの味わいも、オークヴィルらしい芳醇さとストラクチャーを兼ね備えて非常に美味しいです。この2019年もワイン・スペクテーターで年間6位に入ったのですが、現状日本で流通しているのは2018年のもの。ただ、スペクテーターでの評価はさほど変わらない(2019は94で2018は93)ことに加え、おそらく2019年は値上げになるでしょうから、コスパで言えば、2018の一択だと思います。

ダブル・ダイヤモンドほどの話題性はありませんが、ワインの品質としては負けていません。まじでお薦めのワインです。

しあわせワイン倶楽部です。


ドラジェです。


Date: 2022/1227 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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キャッスル・ロックは、日本ではあまり知名度が高くないと思いますが、非常にコストパフォーマンスの高いワインを作り続けているワイナリーです。

ワイナリーのメインのページでも「お手頃価格」を全面に出しているくらいですから、ワイナリー自身もそこに価値をおいているのは明らかです。カリフォルニア・ステート・フェアなど様々な品評会でも数多くのアワードを受けています。ワイン・スペクテーターでもワイン・オブ・ザ・イヤーのような目立った賞こそないものの、ウェブ・サイトで公開されている「ワイン・オブ・ザ・ウイーク」には何度も選ばれていますし、ピノ・ノワールなどの特集記事の中の「コスパ・ワイン」コーナーでは常連です。

1994年の設立以来、畑を持たず、醸造設備も持たないというスタイルでワインを作ってきています。醸造は畑と同じ地域で他のワイナリーなどの設備を借りています。栽培も醸造も人任せというわけではなく、どちらもキャッスル・ロックのマニュアルに従って委託する形です。現在では40もの栽培家からブドウを買っています。

個人的には特にピノ・ノワールは出色のできだと思います。2000円台のピノ・ノワールだと甘みを強調するような作りにするワイナリーもありますが、ここのピノ・ノワールはいずれもさわやかな酸味とピュアな果実味を生かしたワインになっています。

最近、しあわせワイン倶楽部とカリフォルニアワインあとりえで、送料無料の6本セットも出ています。しあわせワイン倶楽部の方が1000円高いですが、セットの構成が少し違います。また、カリフォルニアワインあとりえの方はセットの種類も2つあります。

しあわせワイン倶楽部のセット構成
・キャッスル・ロック シャルドネ セントラル・コースト
・キャッスル・ロック ソーヴィニヨン・ブラン メンドシーノ・カウンティ
・キャッスル・ロック プティット・シラー パソ・ロブルス
・キャッスル・ロック カベルネ・ソーヴィニヨン パソ・ロブルス
・キャッスル・ロック ピノ・ノワール メンドシーノ カウンティ
・キャッスル・ロック ピノ・ノワール モントレー・カウンティ

カリフォルニアワインあとりえのセットa構成
・キャッスル・ロック シャルドネ セントラル・コースト
・キャッスル・ロック ソーヴィニヨン・ブラン カリフォルニア
・キャッスル・ロック プティット・シラー カリフォルニア
・キャッスル・ロック カベルネ・ソーヴィニヨン コロンビア・ヴァレー
・キャッスル・ロック ピノ・ノワール メンドシーノ カウンティ
・キャッスル・ロック ロゼ・オブ・ピノ・ノワール モントレー・カウンティ

カリフォルニアワインあとりえのセットb構成
・キャッスル・ロック シャルドネ “ドレサージュ” セントラル・コースト
・キャッスル・ロック ソーヴィニヨン・ブラン カリフォルニア
・キャッスル・ロック プティット・シラー カリフォルニア
・キャッスル・ロック カベルネ・ソーヴィニヨン コロンビア・ヴァレー
・キャッスル・ロック ピノ・ノワール メンドシーノ カウンティ
・キャッスル・ロック ジンファンデル オールド・ヴァインズ ローダイ

しあわせワイン倶楽部のセットはピノ・ノワールがモントレーとメンドシーノの2本入っているのが特徴。カリフォルニアワインあとりえのセットaはピノ・ノワールが1本でその代わりロゼが入っています。ソーヴィニヨン・ブランとプティト・シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンは産地も違います。
カリフォルニアワインあとりえのセットbは「ドレサージュ」という樽を効かしたタイプのシャルドネが入るのと、ロゼの代わりにジンファンデルが入るのが特徴です。
どれも魅力がありますが、前述のように個人的にはピノ推しなので、しあわせワイン倶楽部が第一候補かなと思います。

しあわせワイン倶楽部です。


あとりえのセットa


あとりえのセットb

Date: 2022/1221 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天の「ハードリカー楽天市場店」でオレゴンのシャルドネやピノ・ノワールが非常に安く売っています。

イヴニング・ランドのシャルドネはなんと税込み3000円台。インポーターの希望小売価格は6050円ですからなんと4割も安い。他のショップと比べても1000円以上安いです。



こちらは送料込み。


イヴニング・ランドのシャルドネはワイン・アドヴォケイトで最高95点を取っているオレゴンの中でも秀逸なもの。サンタ・バーバラのドメーヌ・ド・ラ・コートやサンディで知られるラジャ・パーとサシ・ムーアマンが作っているワインです。

もう1つフェイラ(Failla)のウィラメット・ヴァレー ピノ・ノワールも約4000円。フェイラはソノマ・コーストのワインでも有名ですが、エレガント系のピノ・ノワールで知られるこれも秀逸なワイナリーです。



送料無料版。


こちらはソノマ・コースト。

Date: 2022/1219 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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しあわせワイン倶楽部でシリタ(Sirita)のメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンのセットが年内限定で4割引になっています。

このブログでも何度か紹介していますが、シリタは米国の超有名ソムリエであるラリー・ストーンがナパで作っていたプライベート・ブランド。2005年で生産を終了して、その後はオレゴンでイブニングランド、リンガ・フランカといったワイナリーに取り組みました。

しあわせワイン倶楽部の店長の木之下さんが、今年一番感動して特別価格を実現したとのこと。
セット内容は
・シリタ メルロー ナパヴァレー[熟成ワイン2003]
・シリタ カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー[熟成ワイン2003]
・シリタ カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー[熟成ワイン2004]

これだけのワインが送料込みで約2万円はお得です。


Date: 2022/1216 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアのスパークリング・ワインも、最高級なところを除けばシャンパーニュに劣らない品質だと思いますが、高騰するシャンパーニュとくらべて価格は抑えめ。中でもなぜかプレステージのものが日本で現地より全然安く売られているものもあります。

一つはグロリア・フェラーのロイヤル・キュヴェのヴィンテージもの。ノンヴィンテージのものも、先日やまやで買って飲みましたが2000円台と無茶苦茶安いです。ネットだとヴィンテージものの方だけのようです。

輸入元のやまやのショップで税込み4620円。米国での価格は60ドル台とレギュラークラスのシャンパーニュよりも高いクラスですが、日本では普通のシャンパーニュ並み。味わいはやはりレギュラークラスとは一線を画します。


もう1つはドメーヌ・カーネロス(テタンジェのカリフォルニア版)が誇る最高級版「ル・レーヴ」。こちらに至っては米国での価格が100ドルを超えるのに、日本では税込み7000円台。米国の半額以下という驚愕の安さです。

前に、日本のインポーターにどうしてこんなに安くしているのか聞いたこともあるのですが、戦略的なもので、というくらいで明確な答えはわかりませんでした。ただとにかく、日本だけ質の低いものを出していたり、といったことではありません。同じものがこの価格なので、むちゃくちゃお買い得です。

とはいえ、円安が続くと値上がりも避けられないでしょうから、今年のクリスマスに味わっておくのはどうでしょうか。

Date: 2022/1210 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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これまでお薦めしたものも含めて、今のお薦めを紹介します。

まずはやっぱりスラムダンク。映画もちょうど始まってますが、ワインはそのイメージにもぴったりだし、何より分かりやすく美味しいです。過去2年くらいお薦めカリフォルニアワインのトップに挙げています。

しあわせワイン倶楽部です


今の季節、泡の需要も高まりますが、シャンパーニュも高騰。ラック&リドルはスパークリング専用のカスタムクラッシュ(請負醸造所)として名を馳せており、コスパ抜群。セール価格とはいえ2500円切るのはお買い得です。紹介するのはブリュットですが、クリスマスのチキンなどに合わせるならブラン・ド・ノワールもお薦めです(値段は500円くらい上がります)。

しあわせワイン倶楽部です。


一方で、どうせ飲むなら最高のものを、というならウルトラマリンのロゼを。高いですが、そもそも極めてレアで見つけるのも大変なワインです。



この季節、いろいろな人が年間トップ〜などを発表しますが、ワイン評論家の中でも知名度トップではないかと思われるジャンシス・ロビンソンのお薦めリストから、ウェンテのジンファンデル。ウェンテといえばシャルドネが有名で個人的にも大好きですが、ジンファンデルは盲点でした。

トスカニーです。


アルマ・デ・カトレアは大注目のワインメーカー、ビビアナ・ゴンザレス・レーヴの手掛けるやや安価なブランド。ソーヴィニヨン・ブランがワインスペクテーターで年間28位になりました。ビビアナほどの実力者ならこれくらいの評価は当たり前かと思いましたが、本人のインスタグラム見るととてもうれしそう。今でもスペクテーターのトップ100に入るというのは格別なものがあるようです。
私もこのワイン、この秋の試飲会で飲んでお薦めしました。試飲会で1時間くらいの間に100種類近く試すわけですが、その中でも光って見えたワインの一つでした。

カリフォルニアワインあとりえです。


後、これが気に入ったらビビアナとピゾーニのジェフ・ピゾーニが作るシェアードノーツのソーヴィニヨン・ブランもお試しあれ。個人的一押しソーヴィニヨン・ブランです。

ピノ・ノワールではアストンのセカンドが驚きの一万円切り。品質的にはファーストとさほど変わらないレベルの高さです。

しあわせワイン倶楽部の価格はスーパーセール割引です。普段は8000円超えます。


先日、ドミナスを紹介しましたが、このあたりのブルーチップ銘柄(歴史あり、安定的に高品質なものを作り続けているワイン)が軒並み5万円クラスになっている中で、まだ3万円前後を保っているのがスポッツウッド。フルボディでも品の良さを感じるワイン。

ウメムラです。


最後に先日も紹介した熟成カベルネとブランド肉のセット。楽天スーパーセール価格なので11日午前2時までの限定です。


もう一つ本当に最後に、ピゾーニ・ピゾーニはあと1ヴィンテージのみ残っています。

Date: 2022/1209 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2022年のワイン・スペクテーター年間トップになったダブル・ダイヤモンド2019は、ハーフボトルやマグナムも含めて、ネットでは完売しているようです。どこかで見つけたら「買い」ですね。

というタイミングで、2021年のワイン・スペクテーター年間1位のワインが国内にやっと入ってきているようです。

2021年の1位は「ドミナス(Dominus)2018」。言わずとしれたシャトー・ペトリュスなどを作るムエックスが1982年にナパのヨントヴィルに作ったワイナリーです。最初はパートナーとの共同経営でしたが1995年からは単独になっています。ナパのワイナリーの中でも名門中の名門。ヨントヴィルで手に入れたナパヌック・ヴィンヤードは、かつてのイングルヌックの畑だった銘醸畑。ムエックスはこの畑を無灌漑で栽培しています。

2018年のドミナスはワイン・スペクテーターで97点。ほかのワイン評論家でもジェームズ・サックリングで100点、ジェブ・ダナックも100点。ワイン・アドヴォケイトで99+、ヴィナスで98など、いずれも非常に高い評価を得ています。

ちなみに、2013年のドミナスはワイン・アドヴォケイト、ヴィナス、ジェームズ・サックリング、さらに英デカンターと4誌で100点という超高評価を取っていました。

歴史的にもオーパス・ワンに比肩する名門であり、ワインの評価でいえば、オーパス・ワンよりも一つ抜きん出ていると言ってもいいでしょう。価格もほぼ同程度。違うのは入手しやすさで、オーパス・ワンは生産量も3万ケース以上と多く、日本にもそれなりの数が入ってくるので、買うこと自体はそれほど難しくありません。それに対してドミナスは生産量は4000ケースにとどまっており、日本に入ってくる数もわずかです。市場で全く見つからない期間がかなりあるワインであり、入荷してきたときに買っておかないと、買えないワインです。

喜咲酒家です。


しあわせワイン倶楽部です。


Wassy'sです。

Date: 2022/1208 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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しあわせワイン倶楽部に「ピゾーニ・エステート(Pisoni Estate)」のピノ・ノワール2013、2014、2015が入荷しています。サンタ・ルシア・ハイランズをピノ・ノワールの銘醸地として有名にした立役者であり、「ラ・ターシュの畑から拾ってきた枝を使った」といわれていることや、サンタ・ルシア・ハイランズの中でも標高が高く、乾燥した土地で、水をやるにも車で運ばなければいけなかったほどの大変なところに畑を切り開いたことなど、豊富な逸話を持つワイナリーです。

こちらは、東急百貨店本店の名ソムリエ藤巻さんが書いたもの。ご参考まで。
カリフォルニアの宝石「ピゾーニ」

ピゾーニ・ヴィンヤードのブドウを使えるワイナリーは10ほどありますが、その中でも自身のピゾーニ・ワイナリーのものは「ピゾーニ・ピゾーニ」や「PのP」などと呼ばれて、珍重されています。

今回の2013はワイン・アドヴォケイトで96+と2008年の98点に次ぐ高評価のヴィンテージ、2014年も95点と高評価です(2015はレビューなし)。ヴィナスでも2013が94、2014、2015が95と評価はかなり高いです。




Date: 2022/1205 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天の「大人の至高屋」で熟成カベルネとブランド牛のセットが、楽天スーパーセールの割引で激安になっています。カベルネ・ソーヴィニヨンはナパのSiritaの2004年のもの。米国では日本における田崎真也さんくらい有名なソムリエのラリー・ストーンが作っていたワインです。この単体価格が6860円なのですが、これに京都のブランド牛である平井牛のステーキ用赤身肉300g(150g✕2)がセットになって6980円。120円しか違いません。

サーロインとのセットだとさすがに1万円超えますが、熟成ワインと合わせるなら赤身の方がいいのでは、と思います。

どうしてこんなに安くできるのかというと、一つはこのショップがインポーター直営であるということ。また、そのグループ企業で精肉を扱っていて、その部分はほとんど儲けなしにセットにしているとのことです。ブランドのシールも付くそうなので、まがいものではありません。

年末やクリスマスのギフトにも良さそうですね。


ついでに載せておきますが、柳屋では恒例の福袋始まっています。早々に売り切れてしまうことも多い人気のセットです。赤4本白1本で、1万7000円相当が10000円になるという安さ。ヒントが出ているので、どのワインだか想像して待つのも楽しいと思います。