アサヒヤ・ワインセラーにジャファーズ(Jaffurs)のヴィオニエ2017が特価で入っています。
このワイン、先月布袋ワインズの試飲会で試飲しましたが、とてもエレガントできれいな花の香りがあります。カリフォルニアのヴィオニエとしては素晴らしいワイン。希望小売価格は5000円ですが、今回は税込み3828円と3割ほども安くなっています。
なんといっても畑がサンタ・バーバラを代表する銘醸畑のビエン・ナシードです。ビエン・ナシードのヴィオニエというのも個人的には初めてでしたが、シャルドネやピノ・ノワールでは世界に誇る畑ですからヴィオニエも冷涼系のスタイルに仕上がるのは納得です。
このワイナリーもお初ですが、1990年代からローヌ系品種を中心に作っているワイナリーです。ビエン・ナシードのシラーなども作っています。
このワイン、先月布袋ワインズの試飲会で試飲しましたが、とてもエレガントできれいな花の香りがあります。カリフォルニアのヴィオニエとしては素晴らしいワイン。希望小売価格は5000円ですが、今回は税込み3828円と3割ほども安くなっています。
なんといっても畑がサンタ・バーバラを代表する銘醸畑のビエン・ナシードです。ビエン・ナシードのヴィオニエというのも個人的には初めてでしたが、シャルドネやピノ・ノワールでは世界に誇る畑ですからヴィオニエも冷涼系のスタイルに仕上がるのは納得です。
このワイナリーもお初ですが、1990年代からローヌ系品種を中心に作っているワイナリーです。ビエン・ナシードのシラーなども作っています。
インポーター「フィラディス」のワインショップでマイケル・デーヴィッドのワイン6本セットが4割引とお得です。さらに今は1万円以上で10%オフのクーポンも利用可能です(27日12時まで)。
セット内容は
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・ジンファンデル』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・カベルネ・ソーヴィニヨン』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー プティット・プティ』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・レッド』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー シックス・センス・シラー』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー シャルドネ』
と赤5本に白1本。シラー以外は飲んだことありますが、どれも果実味豊かでいてバランスもよくできている。飲んでいて楽しいワインです。特に、濃厚好きな人にはプティ・シラーメインのプティト・プティはお薦めです。
マイケル・デーヴィッドはマイケルとデーヴィッドの兄弟によるワイナリー。キリスト教の七つの大罪をもじった「Seven Deadly Zins」というジンファンデルで一世を風靡して、ローダイでトップの人気ワイナリーになりました。その後Seven Deadly Zinsのブランドは売却して、現在はフリークショウなどのブランドに注力しています。ローダイの古木のジンファンデルの畑を多く買い取って守る活動も継続して行っています。
日本でももっと人気が上がっていいワイナリーです。このセットはお得なのでエントリーとしてとてもいいと思います。
セット内容は
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・ジンファンデル』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・カベルネ・ソーヴィニヨン』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー プティット・プティ』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー フリークショウ・レッド』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー シックス・センス・シラー』
■『マイケル・デイヴィッド・ワイナリー シャルドネ』
と赤5本に白1本。シラー以外は飲んだことありますが、どれも果実味豊かでいてバランスもよくできている。飲んでいて楽しいワインです。特に、濃厚好きな人にはプティ・シラーメインのプティト・プティはお薦めです。
マイケル・デーヴィッドはマイケルとデーヴィッドの兄弟によるワイナリー。キリスト教の七つの大罪をもじった「Seven Deadly Zins」というジンファンデルで一世を風靡して、ローダイでトップの人気ワイナリーになりました。その後Seven Deadly Zinsのブランドは売却して、現在はフリークショウなどのブランドに注力しています。ローダイの古木のジンファンデルの畑を多く買い取って守る活動も継続して行っています。
日本でももっと人気が上がっていいワイナリーです。このセットはお得なのでエントリーとしてとてもいいと思います。
ソノマ・コーストのサブAVAとして新たに誕生したウエスト・ソノマ・コーストは、高級ピノ・ノワールのワイナリーがひしめき合う地域(といっても丘陵地帯で道も少なく、ワイナリーも畑もみなバラバラで実際の距離は遠く離れていますが)。
中でも高級感で抜きんでているのはマーカッシン(Marcassin)。ピノ・ノワールとシャルドネ専門のワイナリーとしては抜きんでた「パーカー100点」10回を取っています(しかも2015年以降はレビューさえされていません)。
このマーカッシンの畑を見下ろすところに畑を作り、その名もボアズ・ビュー(マーカッシンの意味はフランス語で子供のイノシシ、それに対してこちらはイノシシそのもの)と付けたのがナパのシュレーダーで知られるフレッド・シュレーダーとトーマス・リヴァース・ブラウンのコンビです。
こちらもデビューからパーカー95点という高評価で国内価格も4万円前後というかなりの高級ピノ。そもそもほとんど市場に出ないマーカッシンに対して、「買えるピノ」の中ではトップクラスといっていいでしょう。
ワインのスタイルもマーカッシン的なフルボディでパワフルなもの。万人受けはしないかもしれませんが、かなりの迫力があります。
そのボアズ・ビューが2019年からセカンドのピノ「B.D.R.」を作り始めました。BDRという名前は畑のあるBohan Dillon Roadにちなんだものだとのこと。「かって畑を『ボーハン・ディロン・ロードのはずれ』と呼んでいたことから命名」とインポーター資料には書いてあります。
ファーストのピノと比べて、より果実味を重視して早飲みに向くスタイルになっているようです。スタイルとしてもファーストより手に取りやすいかもしれないですね。
柳屋です
Wassysです。
中でも高級感で抜きんでているのはマーカッシン(Marcassin)。ピノ・ノワールとシャルドネ専門のワイナリーとしては抜きんでた「パーカー100点」10回を取っています(しかも2015年以降はレビューさえされていません)。
このマーカッシンの畑を見下ろすところに畑を作り、その名もボアズ・ビュー(マーカッシンの意味はフランス語で子供のイノシシ、それに対してこちらはイノシシそのもの)と付けたのがナパのシュレーダーで知られるフレッド・シュレーダーとトーマス・リヴァース・ブラウンのコンビです。
こちらもデビューからパーカー95点という高評価で国内価格も4万円前後というかなりの高級ピノ。そもそもほとんど市場に出ないマーカッシンに対して、「買えるピノ」の中ではトップクラスといっていいでしょう。
ワインのスタイルもマーカッシン的なフルボディでパワフルなもの。万人受けはしないかもしれませんが、かなりの迫力があります。
そのボアズ・ビューが2019年からセカンドのピノ「B.D.R.」を作り始めました。BDRという名前は畑のあるBohan Dillon Roadにちなんだものだとのこと。「かって畑を『ボーハン・ディロン・ロードのはずれ』と呼んでいたことから命名」とインポーター資料には書いてあります。
ファーストのピノと比べて、より果実味を重視して早飲みに向くスタイルになっているようです。スタイルとしてもファーストより手に取りやすいかもしれないですね。
柳屋です
Wassysです。
ジェームズ・サックリングが年間トップ100を公開しています。以前、年間トップにオーパス・ワン(2013だったと思います)を選ぶなど、話題には事欠かないリストの一つですし、40年を超えるキャリアとチームで年間3万本を超えるワインをレーティングしてきたその実績はあなどれません。
個人的には「カベルネが好きな人」というイメージもありますが、リースリングがトップ10に2本入るなど、今回は多様性も大分感じられました。
その中で1位はナパのカベルネ・ソーヴィニヨン。BV(ボーリュー・ヴィンヤード)のジョルジュ・ド・ラトゥール・プライベート・リザーブ2019です。これには大分びっくり。それこそ20年前にはまだナパのトップクラスの一つでしたが、そのころも既に「かつての名門」的な雰囲気は多少ありました。ちなみにかの有名なベクストファー・ト・カロンは元々BVの畑。アンディ・ベクストファーがヒューブレインから独立するときに、せしめた買い取った畑の一つです。そのままBVが持っていれば今も一流間違いなしだったと思いますが…。ともかく、名門復活的な1位(レーティングは100点)、素晴らしいです。残念ながら日本にはまだ前ヴィンテージまでしか入っていないようです。
今回、もう一つ紹介したいのがタイトルにも挙げた年間5位のワイン。ワシントンのKヴィントナーズのグルナッシュです。Kヴィントナーズといえば、シラーのイメージが強く、ロイヤルシティなど垂涎のシラーをいろいろ作っています。その代わり、値段もそこそこするものが多いですが、このグルナッシュ「ザ・ボーイ2019」は税抜きなら7000円台。米国でも50ドルと99点の高評価ワインとしては激安ですし、日本の価格も安めです。こちらはそのものが日本にも入っています(インポーターは売り切れ)。グルナッシュでこれほど高評価なものは個人的にもまだ飲んだことないので、大変気になります。
ほぼ真っ白なラベルが印象的なワインですが、インポーターには以下の説明があります。
フランスのミュージシャン、セルジュ・ゲンスブールの楽曲「I'm the Boy」から命名。ワインのバックラベルには、「僕は透明人間である事を楽しんでいる」という一節があります。チャールズがこの曲と歌詞に共感したのは、彼がワシントンで有名になり、レストランや買い物に行っても周りに顔を指されてしまう状況に陥った時でした。ラベルの、"The Boy "の文字がほとんど見えないことが、それを物語っています。チャールズは透明人間になりたかったのです。
豪放なイメージのあるチャールズ・スミスの繊細な一面がワインにも出ているのかもしれません。
個人的には「カベルネが好きな人」というイメージもありますが、リースリングがトップ10に2本入るなど、今回は多様性も大分感じられました。
その中で1位はナパのカベルネ・ソーヴィニヨン。BV(ボーリュー・ヴィンヤード)のジョルジュ・ド・ラトゥール・プライベート・リザーブ2019です。これには大分びっくり。それこそ20年前にはまだナパのトップクラスの一つでしたが、そのころも既に「かつての名門」的な雰囲気は多少ありました。ちなみにかの有名なベクストファー・ト・カロンは元々BVの畑。アンディ・ベクストファーがヒューブレインから独立するときに、
今回、もう一つ紹介したいのがタイトルにも挙げた年間5位のワイン。ワシントンのKヴィントナーズのグルナッシュです。Kヴィントナーズといえば、シラーのイメージが強く、ロイヤルシティなど垂涎のシラーをいろいろ作っています。その代わり、値段もそこそこするものが多いですが、このグルナッシュ「ザ・ボーイ2019」は税抜きなら7000円台。米国でも50ドルと99点の高評価ワインとしては激安ですし、日本の価格も安めです。こちらはそのものが日本にも入っています(インポーターは売り切れ)。グルナッシュでこれほど高評価なものは個人的にもまだ飲んだことないので、大変気になります。
ほぼ真っ白なラベルが印象的なワインですが、インポーターには以下の説明があります。
フランスのミュージシャン、セルジュ・ゲンスブールの楽曲「I'm the Boy」から命名。ワインのバックラベルには、「僕は透明人間である事を楽しんでいる」という一節があります。チャールズがこの曲と歌詞に共感したのは、彼がワシントンで有名になり、レストランや買い物に行っても周りに顔を指されてしまう状況に陥った時でした。ラベルの、"The Boy "の文字がほとんど見えないことが、それを物語っています。チャールズは透明人間になりたかったのです。
豪放なイメージのあるチャールズ・スミスの繊細な一面がワインにも出ているのかもしれません。
ワインスペクテーターの1位のワインなどを紹介しましたが、100位までのリストが発表になりました。
All Lists of Top 100 Wines | Wine Spectator's Top 100
オレゴンのドルーアン・ローズロック ピノ・ノワール2020が15位。2019年は非常に高評価で本ブログでも紹介していますが、2020も良さそうです。
19位にはシュラムスバーグのBrut Blanc de Blancs 2018。定番のワインですね。
新しいワインで注目は28位に入ったアルマ・デ・カトレアのソーヴィニヨン・ブラン2021です。
このブログでも「今秋の大注目新入荷ワイン「アルマ・デ・カトレア」」で紹介しているワイン。その記事の中でも一番いいのはソーヴィニヨン・ブランと書いています。4000円台はソーヴィニヨン・ブランとしては安くない値段ですが、その価値は十分にあるワインです。
All Lists of Top 100 Wines | Wine Spectator's Top 100
オレゴンのドルーアン・ローズロック ピノ・ノワール2020が15位。2019年は非常に高評価で本ブログでも紹介していますが、2020も良さそうです。
19位にはシュラムスバーグのBrut Blanc de Blancs 2018。定番のワインですね。
新しいワインで注目は28位に入ったアルマ・デ・カトレアのソーヴィニヨン・ブラン2021です。
このブログでも「今秋の大注目新入荷ワイン「アルマ・デ・カトレア」」で紹介しているワイン。その記事の中でも一番いいのはソーヴィニヨン・ブランと書いています。4000円台はソーヴィニヨン・ブランとしては安くない値段ですが、その価値は十分にあるワインです。
先日紹介したワイン・スペクテーターの年間1位に選ばれたシュレーダー ダブル・ダイヤモンド カベルネ・ソーヴィニヨン 2019。いくつかのショップに早速入荷しています。
ちなみに、インポーターの在庫は発表後一瞬でなくなってしまったそうです。本国でも取り合いでしょうから、今後の追加はあるかどうかわかりません。
ちなみに、このワインが1位に選ばれた最大の要素はコスト・パフォーマンスの高さ。ト・カロン(しかもモンダヴィのト・カロンとベクストファー・ト・カロンの両方)のブドウを使っていて80ドルという破格の値段です。日本の値段も税抜きで1万2000円程度ですからかなりお得になっています。そういえば、年間1位でコスパ系のワインが選ばれたのも久しぶりのような気がします(ちゃんと調べてません)。
古い記憶だとシャトー・セント・ジーンのサンク・セパージュが28ドルというのが大ヒットしましたが20年以上前の話です(これは本当に安旨だった)。
かわばた酒店です。
柳屋です。
ちなみに、インポーターの在庫は発表後一瞬でなくなってしまったそうです。本国でも取り合いでしょうから、今後の追加はあるかどうかわかりません。
ちなみに、このワインが1位に選ばれた最大の要素はコスト・パフォーマンスの高さ。ト・カロン(しかもモンダヴィのト・カロンとベクストファー・ト・カロンの両方)のブドウを使っていて80ドルという破格の値段です。日本の値段も税抜きで1万2000円程度ですからかなりお得になっています。そういえば、年間1位でコスパ系のワインが選ばれたのも久しぶりのような気がします(ちゃんと調べてません)。
古い記憶だとシャトー・セント・ジーンのサンク・セパージュが28ドルというのが大ヒットしましたが20年以上前の話です(これは本当に安旨だった)。
かわばた酒店です。
柳屋です。
ワインスペクテーターの年間トップ10が発表されました。昨年の1位はドミナス2018。今年はカリフォルニアは来ないだろうなあと思っていたのですが、6位、3位、1位がカリフォルニア。そして9位にはワシントンのクィルシーダ・クリーク2018(既に日本は売り切れ)が入りました。
そして、1位と6位はなんとこのブログでは同じ記事の中で紹介していたワインでした。
その記事がこちら。
リーズナブルにト・カロンを楽しむならこの4本
あの「ト・カロン」のブドウをふんだんに使って1万円台で飲めるというコスパワインです。
6位はロバート・モンダヴィ オークヴィル カベルネ・ソーヴィニヨン 2019
そして1位は
シュレーダー ダブル・ダイヤモンド 2019です。
モンダヴィのオークヴィルは、オークヴィルというAVA指定でありながら、実はほとんどのブドウがト・カロンという贅沢品。シュレーダーのダブル・ダイヤモンドはモンダヴィのト・カロンの畑に加えてベクストファー・ト・カロンのブドウも使っているという、唯一無二のワイン。
どちらも1万円台としてはすばらしいカベルネ・ソーヴィニヨンですが、まさか同時にトップ10入りとはさすがにびっくりしました。
モンダヴィの方は、売っているところが見つかりませんでしたが、ダブル・ダイヤモンドは現行ヴィンテージで購入可能です。
と、思ったら楽天はすでにマグナムのみでした。
そして、1位と6位はなんとこのブログでは同じ記事の中で紹介していたワインでした。
その記事がこちら。
リーズナブルにト・カロンを楽しむならこの4本
あの「ト・カロン」のブドウをふんだんに使って1万円台で飲めるというコスパワインです。
6位はロバート・モンダヴィ オークヴィル カベルネ・ソーヴィニヨン 2019
そして1位は
シュレーダー ダブル・ダイヤモンド 2019です。
モンダヴィのオークヴィルは、オークヴィルというAVA指定でありながら、実はほとんどのブドウがト・カロンという贅沢品。シュレーダーのダブル・ダイヤモンドはモンダヴィのト・カロンの畑に加えてベクストファー・ト・カロンのブドウも使っているという、唯一無二のワイン。
どちらも1万円台としてはすばらしいカベルネ・ソーヴィニヨンですが、まさか同時にトップ10入りとはさすがにびっくりしました。
モンダヴィの方は、売っているところが見つかりませんでしたが、ダブル・ダイヤモンドは現行ヴィンテージで購入可能です。
と、思ったら楽天はすでにマグナムのみでした。
サンタ・バーバラの人気ワイナリー「スター・レーン(Star Lane)」のカベルネ・ソーヴィニヨン2017がうきうきワインの玉手箱で11日1:59までセールになっています。税込み5478円と税抜きならば5000円切る価格。
このワイン、ワイナリー価格で50ドル、米国の小売で安いところでも40ドルしますから、1ドル120円としてもほぼ現地価格の安いところと同じくらい。しかも、ヴィナスのアントニオ・ガッローニは、この2017年を「米国のカベルネの中で読者が出会うことができる最も素晴らしいバリューの一つ」と評しており、92点を付けています。
スター・レーンはサンタ・バーバラのサンタ・イネズ・ヴァレーのサブAVAであるハッピー・キャニオンに位置しています。冷涼なサンタ・リタ・ヒルズから数マイル内陸に入ったところですが、この地域は少し内陸に行くだけで気温が大きく変わるため、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培にも適した土地となっています。2017年は温暖な年だったので、例年よりややリッチな味わいになっているようですが、複雑さもありいいワインです。
このクラスも近い将来7000~8000円くらいになってしまうでしょうから、今のうちに買っておくのが吉だと思います。
このワイン、ワイナリー価格で50ドル、米国の小売で安いところでも40ドルしますから、1ドル120円としてもほぼ現地価格の安いところと同じくらい。しかも、ヴィナスのアントニオ・ガッローニは、この2017年を「米国のカベルネの中で読者が出会うことができる最も素晴らしいバリューの一つ」と評しており、92点を付けています。
スター・レーンはサンタ・バーバラのサンタ・イネズ・ヴァレーのサブAVAであるハッピー・キャニオンに位置しています。冷涼なサンタ・リタ・ヒルズから数マイル内陸に入ったところですが、この地域は少し内陸に行くだけで気温が大きく変わるため、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培にも適した土地となっています。2017年は温暖な年だったので、例年よりややリッチな味わいになっているようですが、複雑さもありいいワインです。
このクラスも近い将来7000~8000円くらいになってしまうでしょうから、今のうちに買っておくのが吉だと思います。
カリフォルニアのワイナリーの中でも「変態」という形容詞が一番似合いそうなのがカリン・セラーズ(Kalin Cellars)です。10年以上熟成したワインしか出荷しないという極めてユニークなポリシーで、しかも次に出荷されるのがどのヴィンテージのどのワインなのか、オーナーのテリー・レイトンしか知らないのです。古い順番から出るわけではなく、ヴィンテージは行ったり来たり。畑や品種も様々です。
現行ヴィンテージとして、現在出回っているのは1997年のシャルドネ「キュヴェW」と2000年のピノ・ノワール「キュヴェDD」。
シャルドネのキュヴェWは、リヴァモア・ヴァレーのウェンテ(Wente)のブドウを使ったもの。ウェンテといえば、カリフォルニアのシャルドネのふるさとのようなもの(カリフォルニアで植えられているシャルドネの6割以上はウェンテ・クローンと言われています)。ウェンテ自身が作るシャルドネも非常に美味しく、コスト・パフォーマンスが高いワインでこのブログでも何度も紹介しています。
1997年のキュヴェWは写真でもわかるように色がかなり褐色化しています。上質のシェリーのような味わいですが、酸が非常にきれいに残っているのがちゃんとシャルドネらしさになっています。個人的には「ひねた」味わいが苦手で熟成したシャルドネが美味しい(熟成することによって魅力が増している)と感じることは割と少ないのですが、これは素晴らしいです。
2000年のキュヴェDDはソノマのワイン。インポーター資料には「アレキサンダー・ヴァレーで最も古いピノ・ノワールの単一畑である粘土とシルトに石灰が混じる土壌を持つデモスティニ・ランチのブドウを使用。ロシアン・リヴァーから近いこの畑で灌漑を行わないドライファーミングによって育てられる」と書かれています。
これは「旨味」が素晴らしい。ワインの「旨味」ってこれなんだなと納得するような味わいです。そしてこれも酸がきれい。こちらも「ひねた」感じはありません。
古いワインゆえ、ボトル差もあるでしょうが、少なくとも試飲したものは、これまで試飲したカリン・セラーズのワインの中でも上位に来ると思います。熟成したワインが好きな方は飲む価値大です。
なお、リコルクされていないので、コルクはかなり脆いです。抜栓は注意してください。コルクの両側から差し込んで抜くタイプのコルク抜きを使うのがいいと思います。
しあわせワイン倶楽部です。
ウェンテの今のワインを飲むなら。
現行ヴィンテージとして、現在出回っているのは1997年のシャルドネ「キュヴェW」と2000年のピノ・ノワール「キュヴェDD」。
シャルドネのキュヴェWは、リヴァモア・ヴァレーのウェンテ(Wente)のブドウを使ったもの。ウェンテといえば、カリフォルニアのシャルドネのふるさとのようなもの(カリフォルニアで植えられているシャルドネの6割以上はウェンテ・クローンと言われています)。ウェンテ自身が作るシャルドネも非常に美味しく、コスト・パフォーマンスが高いワインでこのブログでも何度も紹介しています。
1997年のキュヴェWは写真でもわかるように色がかなり褐色化しています。上質のシェリーのような味わいですが、酸が非常にきれいに残っているのがちゃんとシャルドネらしさになっています。個人的には「ひねた」味わいが苦手で熟成したシャルドネが美味しい(熟成することによって魅力が増している)と感じることは割と少ないのですが、これは素晴らしいです。
2000年のキュヴェDDはソノマのワイン。インポーター資料には「アレキサンダー・ヴァレーで最も古いピノ・ノワールの単一畑である粘土とシルトに石灰が混じる土壌を持つデモスティニ・ランチのブドウを使用。ロシアン・リヴァーから近いこの畑で灌漑を行わないドライファーミングによって育てられる」と書かれています。
これは「旨味」が素晴らしい。ワインの「旨味」ってこれなんだなと納得するような味わいです。そしてこれも酸がきれい。こちらも「ひねた」感じはありません。
古いワインゆえ、ボトル差もあるでしょうが、少なくとも試飲したものは、これまで試飲したカリン・セラーズのワインの中でも上位に来ると思います。熟成したワインが好きな方は飲む価値大です。
なお、リコルクされていないので、コルクはかなり脆いです。抜栓は注意してください。コルクの両側から差し込んで抜くタイプのコルク抜きを使うのがいいと思います。
しあわせワイン倶楽部です。
ウェンテの今のワインを飲むなら。