カリフォルニアのシャルドネの最高峰といえば何を思い浮かべるでしょうか。Kistler? Marcassin? Peter Michael?

今現在,最高峰あるいは最高峰の一つとして挙げて間違いがないのがKongsgaardのThe Judgeでしょう。例えばWine Advocate誌のポイントでは2002年以降,97,99,98,98,93,98+となっています。

これに対してMarcassinのMarcassinは99,97+,99,96+,99+。KistlerのKistlerは94-96,94-96,94-96+,95-98,96-98,94-96,94-96。Peter MichaelのPoint Rougeが96-98,97,95+,97,95,98,96-98というわけで,Kistlerが若干見劣りしますが後はほとんどいい勝負。あえて言うなら98点以上を4回取っているJudgeか99点3回のMarcassinかといったところでしょうか。

Marcassinが今も昔も入手困難なのに対し,Judgeは日本に正規入荷しています。値段も米国の値段と比べてむちゃくちゃ高いわけではありません。今年もその季節がやってきました。

なお,今回発売する2008年のWA誌レイティングはまだ出ていません。通常12月末の号で発表されますが,それを待っていては確実に買い時を逃しますので,ここはもう清水の舞台から飛び降りたつもりになって買うしかないわけです。ハーランなどカベルネ系のトップクラスが値段は高いものに入手自体はなんとかなるのに対し,生産量が少ないシャルドネなどのトップは入手できるかどうかの方が問題なのです。