ワインは開けたらその日のうちに飲み切らないといけないと思っている人も多いですが、実際にはそんなことはありません。10年以上経っているような熟成したワインだと、早めに飲み切ってしまうに越したことはありませんが、リリースされてそれほど経っていないワインであれば、3~4日は保つものです。むしろ開けてから1日くらい経った方が美味しいこともしばしばです。

とはいえ、開けると酸化が始まるのは確かなので、それを抑えることはやらないより、やった方がいいのは事実。

昔から人気が高いのが「ヴァキュヴァン」。ゴム栓をしてポンプで空気を吸い取る形式です。



これは、栓がかさばらなくていいのですが、ポンプで空気抜くのが面倒なところ。

そこで最近出てきたのが、カーボンフィルターが組み込まれた「AntiOx」という製品。ボトル内残量が半分で5~10日酸化を防止するというから、十分な性能です。

これは、栓の代わりにはめるだけなので使うのは簡単です。

何回か使ってみましたが、ヴァキュヴァンよりかさばる以外の問題はなさそうです。ワイン好きな人へのギフトとしてもお薦めです。



なお、この季節、酸化より怖いのは熱劣化。開いているワインもそうでないワインも30度を超えるところに放置したら、一発でやられてしまいます。ワインセラーに入れるか、冷蔵庫に入れるかしましょう。最近は1万円ちょっとで買えるものまであります。ここはケチケチしちゃいけないところですよ。