ナパのルイス(Lewis)といえばカベルネ・ソーヴィニヨンが有名で、2016年はWine Spectator のワイン・オブ・ザ・イヤーにも輝いた名門です。

lewis

例えば、今回紹介するナパのシャルドネ2014はWine Spectator で95点、実はワイン・オブ・ザ・イヤーの2013カベルネと同じ得点です(このワインもトップ10くらいに入る可能性ありそうです)。このヴィンテージに限らず、同誌の評価はずっと90点台。キスラーあたりと比べても遜色ない評価です。

しかも価格はずっと安いのに、なぜかあまり気にされていない感じがするんですよね。

理由をいくつか考えてみました。

ルイスのイメージがシャルドネと合わない(ラベルはやや野暮ったさを感じるし、全体に重々しいイメージがある。オーナーがレーサーだった、そこまで気にする人はレアだろうけど)。

ナパのシャルドネというのが時代遅れのイメージ(ハイドやハドソンもあるし、コンガスガードもナパなんですけどね)。

畑名ではなくAVAというのがランク下に見える(自社畑を持っていないので、購入ブドウで畑についても細かい情報が出ていないのは確かに気になるところではあります。ただ、単一畑よりブレンドの方が美味しくなるというのも珍しくない話)。

樽もしっかり使って濃い系の作りが時代遅れ(トップクラスのシャルドネはどこもしっかりした作りだし、そういうのが好きな人の方が普通でしょ)。

Wine Spectator以外ではあまり評価されていない(Wine Advocateにはほとんどレビュー載ってないんですよねえ。パーカーが嫌いなのかな?)

と、いつくつか考えてみましたが、AVAのところ以外は根拠薄弱ですね。

まあ、与太話はさておき、このワインはお買い得だと思います。IPOBじゃなきゃ飲まないって人でなければおすすめ。