ワイン・アドヴォケイトで100点、いわゆるパーカー100点のワインを21本も排出しているのがシネ・クア・ノン。きちんと調べたわけではないですが、この本数はカリフォルニアではトップだと思います(シュレーダーは18本)。

シラーやグルナッシュで知られるシネ・クア・ノンですが、2005年まではピノ・ノワールを造っていました。2003年まではオレゴンのシェア(Shea)ヴィンヤードのブドウを使い、2004年と2005年はサンタ・リタ・ヒルズのアリタ・ヒルズという畑のものでした。その後は、自社畑中心のワイン造りに転換したせいかピノ・ノワールは作られていません。

パーカーの評価は90点台前半と、他の品種と比べると低かったものの、彼の好みの一つだったようで、作られなくなるのが非常に残念だとレビューで書いています。

そのシネ・クア・ノンの貴重なピノ・ノワール、しかもシェアの最後のヴィンテージのものがWine Cellar Katsudaのアウトレット・セールで安くなっています。液漏れがあるとのことですが、税込み5万円台は、ワイン・サーチャーの同ワインの平均価格500ドルとほぼ同等。何よりもシネ・クア・ノンのピノ・ノワール自体が貴重です。

ちなみに別の店で扱っている最終2005ヴィンテージのピノ・ノワールは10万円弱。