ビビアナ・ゴンザレス・レーヴは今カリフォルニアで最も注目されているワインメーカーの一人です。2014年と2015年にはワイン・エンスージアスト誌が選ぶ「40歳以下の40人」に選ばれ、2015年にはSFクロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれています。

2012年から2017年にはナパの名門パルメイヤー(Pahlmeyer)でワインメーカーを務め、2017年には2015年のシャルドネがワイン・スペクテーターの年間9位に選ばれています。さらに、パルメイヤーがソノマ・コーストで始めたウェイフェアラー(Wayfarer)では、シャルドネ、ピノ・ノワールでどちらもワイン・アドヴォケイトで最高97+という高得点を獲得。一躍トップクラスのピノ・ノワールの一角に名乗りを挙げました。

残念ながらパルメイヤー/ウェイフェアラーは2017年までで退任してしまいましたが、彼女の個人プロジェクトとしてやっているカトレヤ(Cattleya)が日本に輸入されてきています。ワイン・アドヴォケイトでは、こちらもシャルドネで最高95点、ピノ・ノワールで96点、シラーで97点と高い評価。ちなみにカトレヤは彼女の生まれ故郷である南米コロンビアの国花です。

今回輸入されたのはピノ・ノワール キュベ・ナンバー・ワン2017。ワイン・アドヴォケイトでは95点の評価です。ロシアン・リバー・ヴァレーのグリーン・ヴァレーに属する地域の畑のブドウを使っています。生産量はわずか127ケース。日本への輸出枠を確保してくれたのが奇跡のようなワインです(当然、ワイナリーでは売り切れ)。

しかも価格も税込みで8000円台、税別なら7000円台です。アドヴォケイトで95点以上のピノ・ノワールとなるとまず1万円超えは堅いところで、この価格はバーゲンといえます(実際、アドヴォケイトで2016年、2017年のピノ・ノワールで95点以上のものを検索すると、このワインは安い方から2番めになります)。


書きそびれましたが、彼女のご主人はピゾーニ・エステートのジェフ・ピゾーニという大物カップル。夫婦で造るシェアード・ノーツというワイナリーのソーヴィニヨン・ブランもむちゃくちゃ美味しいらしく、そちらも興味しんしんです。