掘り出し物ジンファンデル(アルバリーニョも美味しいよ)として紹介したゴーディアン・ノット(「廃業ワイナリーのコスパジンファンデル、「らしさ」あふれる味わい」参照)。このワインを輸入している布袋ワインズはオーナーがソノマ在住でこういった掘り出し物を探すのに長けています。

その一つがロウアー(Lawer)というワイナリーのヴィオニエ「ベッツィズ・エステイトヴィンヤード」。全く先入観なしで試飲したのですが、白桃や白い花の香りがあり、きりっとした酸もほどよくバランスのいいワイン。カリフォルニアのヴィオニエとしては相当秀逸なワインです。

ワインメーカーはなんとあのジョエル・ゴットの父ケアリー・ゴット。この人もジョエルの父なんて紹介をしたら失礼なほとの実力者で様々なワイナリーのコンサルタントをしています。

ヴィオニエの畑はナイツ・ヴァレーで、「パーカー99点」のシラーを生んだオブシディアン・ヴィンヤード(2017年の家事で焼失)のすぐ隣。ローヌ系品種にいいところなのでしょう。

このヴィオニエ、現行ヴィンテージのワイナリー価格は30ドルしますが、日本での価格はなんと2000円台。激安です。個人的にはこのクオリティならもう1000円以上高くても全然納得できるレベルです。5000円と言われても不思議でないくらい。

最近はアルバリーニョやヴィオニエといったややマイナー品種で、いいものに当たります。これもコロナの影響?