ヴィノスやまざきの「ウォーターストーン スタジオ・レッド2015」をサンプルでいただきました。
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ワインの価格や情報を見ずに、試飲した印象は、「カベルネ系だけど、レッドカラントなど赤系の明るい果実の印象が強く、エレガント。ただやせた味わいではなく、芯は通った味わい。価格的には6000円なら十分納得、1万円だとちょっと高いかなあ」という感じでした。

カベルネ・フランが結構入っていそうと思って情報をみたところ、
カベルネ・ソーヴィニョン 48%(うちわけはチャイルズ・ヴァレーのSenseriが42%、カーネロスのTruchardが5%、セントヘレナのTitusが1%)
カベルネ・フラン 23%(セントヘレナのTitus)
メルロー 20%(チャイルズ・ヴァレーのSenseri)
プティ・ヴェルド 5%(パソロブレスのOpolo)
シラー 4%(カーネロスのTruchard)
となっていました。

Truchardのブドウがいろいろなところで使われているとは聞いていましたが、ここにも結構入っていますね。プティ・ヴェルドやシラーが意外と入っているのは、バックボーンをしっかりとさせたりボリュームを付けるためでしょうか。非常にバランスよくできているワインだと思います。濃厚なカベルネよりも少しエレガント系が好きな人にははまりそうな味わいです。ちなみに、セパージュの比率などは異なりますが2014年のものはジェームズ・サックリングが92点を付けています。

価格は実際には税抜き5800円とのことなので、納得価格です。ただ、2月19日まではセールで税抜き3980円と3割引き以上のかなりの割安になっています。これは相当安い。

ウォーターストーンはコロナで需要が減って、一時は廃業も考えていたそうですが、ヴィノスやまざきがワインを相当量買い付けて、ワイナリーを救ったそうです。このワインはそのお礼も兼ねて、すべてヴィノスやまざきに安価で譲ったとか。

その心意気も素晴らしいですね。