オーパス・ワンを支えた知られざる銘醸畑、ヘンドリー
カリフォルニアワインあとりえにヘンドリー(Hendry)のカベルネ・ソーヴィニヨンが再入荷しています。ヘンドリーといっても知らない方が多いかもしれませんが、1980年代から90年代にかけてはオーパス・ワンやロバート・モンダヴィのカベルネ・ソーヴィニヨン・リザーブにも使われていたという銘醸畑です。ヘンドリーのカベルネ・ソーヴィニヨン、特に「ブロック8」と名前が付いたワインも一時期日本で非常に人気がありました。このブロック8がヘンドリーの畑の中でも最良のブロックとされ、オーパス・ワンなどに使われていたところです。
ヘンドリーの畑はAVAでいうとオークノール。ナパ市近くのナパのAVAの中ではそれほど有名なところではありません。マヤカマス山脈の麓のなだらかな丘にあります。ヘンドリー家は1930年代からここに畑を持っており、1970年代にブドウを育て始めました。80年代にはモンダヴィにその品質を認められ、ピノ・ノワールやシャルドネ、そしてカベルネ・ソーヴィニヨンを供給するようになり、オーパス・ワンにも使われていました。1992年からはヘンドリー自身でもワインを作るようになり、次第に外部への供給は減っていったようです。なお、現在のオーパス・ワンはオークヴィルのト・カロンの専用ブロックを含む自社畑のブドウのみを使っています。
ロバート・モンダヴィでワイン醸造の責任者を長年勤めているジュヌヴィエーヴ・ジャンセンズは、この畑の実力を知り抜いており、彼女のプライベート・ブランド「ポートフォリオ(Portfolio)リミテッド・エディション」ではカベルネ・ソーヴィニヨンのメインのソースとしてヘンドリーを今も使っています。
現在はヘンドリーのワインでも「ブロック8」だけのものはなくなりましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンのメインの部分として使われています。3万円を超えるポートフォリオと同じ畑で1万円で買えるのは、やはり栽培家自身のワインのメリットと言えるでしょう。なお、HRWというセカンドのワインもあります。
ヘンドリーの畑はAVAでいうとオークノール。ナパ市近くのナパのAVAの中ではそれほど有名なところではありません。マヤカマス山脈の麓のなだらかな丘にあります。ヘンドリー家は1930年代からここに畑を持っており、1970年代にブドウを育て始めました。80年代にはモンダヴィにその品質を認められ、ピノ・ノワールやシャルドネ、そしてカベルネ・ソーヴィニヨンを供給するようになり、オーパス・ワンにも使われていました。1992年からはヘンドリー自身でもワインを作るようになり、次第に外部への供給は減っていったようです。なお、現在のオーパス・ワンはオークヴィルのト・カロンの専用ブロックを含む自社畑のブドウのみを使っています。
ロバート・モンダヴィでワイン醸造の責任者を長年勤めているジュヌヴィエーヴ・ジャンセンズは、この畑の実力を知り抜いており、彼女のプライベート・ブランド「ポートフォリオ(Portfolio)リミテッド・エディション」ではカベルネ・ソーヴィニヨンのメインのソースとしてヘンドリーを今も使っています。
現在はヘンドリーのワインでも「ブロック8」だけのものはなくなりましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンのメインの部分として使われています。3万円を超えるポートフォリオと同じ畑で1万円で買えるのは、やはり栽培家自身のワインのメリットと言えるでしょう。なお、HRWというセカンドのワインもあります。