ナパが世界に誇る銘醸畑ト・カロン。そのブドウの中でも最良のものだけを使えるという「ト・カロン・ヴィンヤード・カンパニー」の新しいワインが日本に上陸しています。

ト・カロンの商標はロバート・モンダヴィの親会社であるコンステレーション・ブランズが所有しており、コンステレーション傘下のワイナリー(ロバート・モンダヴィ、オーパス・ワン、シュレーダー、そしてト・カロン・ヴィンヤード・カンパニー)と、同社と和解したベクストファー・ト・カロンの畑のブドウを使ったワインしかありません。

中でもこのト・カロン・ヴィンヤード・カンパニーはワインメーカーにアンディ・エリクソンを迎え、プレミアム中のプレミアムを狙っています。最初のワインであるカベルネ・ソーヴィニヨンの「ハイエスト・ビューティ」は当初から評論家から高い評価を得て、上々の滑り出しとなっています。

その2番めのワインとして登場したのがカベルネ・フラン・ベースのエリザズ・キュベ(Eliza's Cuvee)。エリザとは、ト・カロンの中でも数少ないカベルネ・フランのブロックの土地の以前の所有者で、ナパのヨントヴィルの名の基となったジョージ・ヨントの妻の名前です(ジョージ・ヨントは2回結婚しており、どちらの奥さんも名前がエリザベスでその呼び名がエリザだったとのこと)。

ワイナリーのサイトにも載っていないこのワイン、ハイエスト・ビューティよりもかなり限られた数しか作られていないようで、レビューなどもほとんど出ていません。

唯一見つけたのがここくらい。
TO KALON WINES INSPIRE HOLIDAY CHEER




カベルネ・フラン好きとしては、憧れのワインがまた一つ増えてしまいました。

あと、蛇足ですが池田エライザさんのファンとしてはElizaはエライザと呼んでほしかったところです。