ナパのレアム・セラーズ(Realm Cellars)のロゼが日本市場に入ってきています。レアムといえば「パーカー100点」を12本も輩出している超プレミアム・ワイナリー。カルトワインブーム以降に誕生したワイナリーの中ではハンドレッド・エーカーと並んで高評価を得ています。

ロゼを作ったのはこれまで2020年の一度きり。2020年は「グラスファイアー」と呼ばれる山火事でナパにも大きな被害が出た年で、特に赤ワインの生産量は3割ほども減っています。特にプレミアムなワイナリーでは生産を諦めたところが多いのですが、レアムは早摘みしたメルローを使ってロゼを作ることにしたのでした。

あくまで窮余の策として作ったワインですから、通常のコンディションであれば今後は作られないはずのワイン。むしろそうあってほしいと願うところです。

1万円を超えるロゼとしては相当高価なワインですが、ワイン・アドヴォケイトでは90点とロゼにしてはかなり高い評価も出ています。

また、柳屋で売っている「プレシャスツイン」も同じワインですが、ボトルの調達の問題でボトリング時期がずれたため、別の名前にしているとのことです。

ココスです。


青山ワインマーケットです。


柳屋です。


ロゼついでに紹介しておきます。プリズナーのロゼも国内入荷しています。日本に入ってきたのは120本だけというからこれも相当の珍品ですが、値段は控えめです。品種はピノ・ノワールとシラー、グルナッシュ、ムールヴェードル。

柳屋です。


カリフォルニアワインあとりえです。