ilovecalwineの試飲会でポール・ラトー(Paul Lato)が作るハイド・ヴィンヤードのシャルドネとピノ・ノワールを試飲しました。

これまでサンタ・バーバラやサンタ・ルシア・ハイランズなどセントラル・コーストのワインで非常に高評価を得てきたポール・ラトーがついにナパの銘醸畑ハイドのワインを作ったということで、シャルドネやピノ・ノワールのファンなら見逃せないワインです。

畑ごとにワインにニックネームを付けるポール・ラトーですが、ハイドのシャルドネは「ゴールドバーグ・ヴァリエーションズ(Goldberg Variations)」。それに今回は#2と加えられています。2019年のワインでこれが2ヴィンテージ目だからということでしょうか(2018年は#1が付いていました)。また、ピノ・ノワールの方は「マジック・モーメンツ(Magic Moments)」。ヴィンテージは2020です。

シャルドネは香りの豊かさに加えてバランスが素晴らしい。オーベールのハイドのような濃厚な味わいではなく、すべての要素がタイトに引き締まっており、しかもレベルが高い。おそらく長期の熟成でさらに魅力を発揮するワインだと思います。

ちなみにこの試飲会では非常にレアかつ高評価かつ人気が高いピゾーニのシャルドネ「イースト・オブ・エデン2019」も試飲しました。イースト・オブ・エデンはミネラル感が強く、人によってはそちらを選ぶと思いますが、個人的にはハイドに軍配をあげます。

ピノ・ノワールはカレラのクローンを使っているとのこと。黒果実や青果実の風味まで感じられるところなど、カレラの雰囲気と少し似ているかもしれません。ただ、カレラは少し重さを感じることが多いですが、ポール・ラトーは軽やか。これも非常にバランスがいい。シャルドネよりもさらにレベルが上かもしれません。

久しぶりに興奮するくらい美味しいシャルドネとピノ・ノワールでした。

Wassy'sです。



柳屋です。


ココスです。