1981年にDick WardとDavid Gravesが設立したワイナリ。ワインは基本的にCarnerosのブドウで作っており、Carnerosで一番のワイナリという評判もあります。ピノ・ノワールとシャルドネ、それからわずかながらSyrahを作っています。
場所はサンフランシスコ方面からInterstate80を通ってきた場合,Highway29からナパのダウンタウンに入るより手前,ソノマ方面に抜ける12号を左折し,1,2分行ったところLos Carneros Ave.という小さな道を左折します。数百m行った左側です。ナパバレーの巨大なワイナリを見慣れていると,「あれっ」と思うような小さな建物でした。
ここを訪れるには予約が必要です。おそらく同じ時間にほかのグループを入れることはないと思うので,ゆっくり落ち着いた雰囲気で訪問できるでしょう。場所的にいってサンフランシスコからナパに向かうときに立ち寄るようなスケジュールにするのがお勧めです。
Gaiaという真っ黒な大きな犬と,テイスティング・ルームで寝ている猫の歓迎を受けた後,事務所兼テイスティング・ルームの小さな建物の隣にあるワイナリを見せてもらいました。Gaiaも同行です。ワイナリの中はそれほど広くなく,家内制手工業といった感じでした。ワイナリの中にあるライブラリも少し見せてもらいました。
テイスティング・ルームではシャルドネから始まりピノ・ノワールのロゼ(案外良かった),レギュラーのピノ・ノワール,リザーブのピノ・ノワールを試飲。いずれもグラスになみなみと注いでくれます。全部飲んでいたらベロンベロンになってしまうほどです。日本でもSaintsburyのレギュラーのピノ・ノワールが人気があるというが,リザーブはそれと比べてもレベルが二つ違うくらいのおいしさでした。全部飲みたいのを堪えるのがつらいほど。
ピノ・ノワールファンならば,ぜひ一度は訪れたいワイナリです。