以前はS. Andersonというワイナリでしたが2002年にCliff Lede(クリフ・レイディ)氏が買収して名前を変えたワイナリです。S. Anderson時代はスパークリング・ワインも作っていましたが、Cliff Ledeに代わってからはカベルネ・ソヴィニョンに注力するようになり、その評価は急上昇しています。ちなみに、隣にはWine Advocate誌で100点を連発したKapcsandy(キャプサンディ)があります。
ワイン作りにはスターを揃えました。Michel Roland(ミシェル・ローラン)をコンサルタントに迎え、畑のマネージャーはDavid Abreu(デイビッド・エイブリュー)。2010年からはMichel Rolandに代わってPhilippe Melka(フィリップ・メルカ)をコンサルタントにしています。いずれ劣らぬビッグネームばかりです。またワインメーカーのKale Andersonはソノマの生まれ。UC Davis卒業後、Colgin、Terra Valentineで働き、2005年にCliff Ledeのアシスタント・ワインメーカーになりました。2011年からワインメーカーになっています。
ワインはソヴィニョン・ブランを作っている以外はすべてカベルネ・ソヴィニョンか、そのブレンドのボルドー系です。フラグシップはPoetryというカベルネ・ソヴィニョン。2007年のものはWine Advocate誌で96点を獲得しています。
余談ですが、このワイナリでは自社畑をブロックごとに有名なロックの曲名で名付けています。
オーナーのCliff Lede氏はPhilippe Melkaを招聘してからのワイナリを「バージョン2.0」と称しているそうです。「バージョン1.0」で伸びた評価が、このあとどう変わっていくのか興味深いところです。