Clos Pegase(クロ・ペガス)のオーナーJan Shremは日本において翻訳書などの出版で財をなした人。日本で知り合った奥さんのMitsukoさんの影響でワインを飲み始め、1980年にボルドー大学で勉強。その後カリフォルニアでBeaulieuのAndre Tchelistcheffに教えを乞いました。ワイナリの設立は1983年のこと。
芸術作品を大胆にあしらったワイナリの建物ができたのは1987年。ワイナリの建物の美しさでは,ナパバレーでもトップクラスであることは間違いなく,観光客にも絶大な人気があります。石田純一と東尾理子さんの結婚式はここのオーナー宅で行われました。
ワインはカベルネ・ソヴィニョンのほか、メルロー、ソヴィニョン・ブラン、シャルドネなど。人気が高いのはMitsukoさんの名前がついた畑のシャルドネです。
なお、Mitsukoさんは2011年になくなっています。
場所は,これも人気のワイナリであるSterlingのすぐ近く。Highway29を北上すると,St. HelenaとCalistogaの間,Sterlingの看板の指示に従ってDunaweal Laneを右折し,Sterlingを過ぎた左側にあります。
かなり広い敷地で芝生が美しく,ここかしこに彫刻などが置かれています。ワイナリの中にも彫刻がいたるところにあります。
ツアーは一日2回あり,かなり多くの人数が参加することになりそうでした。テイスティング・ルームは広い方だが,そちらも人で一杯であった。リテール・ショップも兼ねているが,品揃えはあまりよくないようです。
テイスティングは有料。一般に売られているシャルドネ(オーナーの奥さんである「Mitsuko」の名が付いている),メルロー,カベルネ・ソヴィニョンのほか,ワイナリだけで売られているソヴィニョン・ブラン,カベルネ・フラン,ピノ・ノワールなどもテイスティングできる。なお,筆者個人の趣味としてはCabernet系は,味と比べてちょっと割高であり,メルローが一番よかった。