SpottswoodeやAraujo、Dalla Valle、Viaderといったそうそうたるワイナリでワインメーカーやコンサルタントを務めたTony Soterが1985年にオープンしたワイナリがEtudeです。
Soterが得意としてきたカベルネ・ソヴィニョン以上にピノ・ノワールに力を入れています。Etudeというのはフランス語で勉強という意味であり、Soterがピノ・ノワールの勉強をするために作ったワイナリと言ってもいいでしょう。ただ、これまでの実績としてはピノ・ノワールよりもカベルネ・ソヴィニョンの方が評価が高いようです。かつて別の場所にあったワイナリでテイスティングしたナパのカベルネ・ソヴィニョンは、これまで飲んだカベルネ・ソヴィニョンの中でも蠱惑的なワインで、個人的に思い出深いものの一つです。なお、自社畑は持たず、すべて購入したブドウでワインを作っています。
Tony Soterは2001年にワイナリをBeringerに売却。2002年に生産量を3倍に増やすべくCarnerosに移転しました。Soterはその後数年間はワインメーカーとして残ったものの、オレゴン州に設立したSoter Vineyardsに専念するようになりました。