1985年に設立された家族経営のワイナリ。有名なMichel Rolland(ミシェル・ローラン)をコンサルタントとし、畑の管理はDavid Abreuという豪華な布陣です。Auction Napa Valleyでは高額落札ロットの常連でもあり、2007年のカベルネ・ソヴィニョン Rutherford 25th Anniversary SelectionがWine Spectatorで98点を得るなどカベルネ・ソヴィニョンの評価の高さでは定評があります。
ワインはすべてEstate、すなわち自社畑のブドウを100%使っています。Rutherfordの西寄りのRutherford Benchと呼ばれる斜面にあり、有機栽培を採用しています。作っているワインはカベルネ・ソヴィニョンのほか、シャルドネ、Sangiovese(サンジョベーゼ)。
オーナーの息子さんに精神障害があることから、メンタルヘルスのためのチャリティに力を注いでいます。毎年チャリティ・コンサートを開いて収益をすべて研究のために寄付したり、Salusというカベルネとシャルドネの収益を全部チャリティに回すなど、半端ではありません。
また、ワイナリはディズニーの映画「The Parent Trap」(邦題:ファミリーゲーム、原作は「ふたりのロッテ」)の舞台の一つとして使われました。かなり素敵なところです。