Conn Creek Winery(コン・クリーク)の設立は1974年。1976年のパリ・テイスティングの直前であり、ナパに品質を重視した小さなワイナリが勃発し始めたころでした。以来、ナパらしいワインを作ることがこのワイナリの使命となっています。特に重視しているのはAVA(米国ぶどう栽培地域)。さまざまなAVAのワインを作っています。
現在のラインナップで見ると、「AVAシリーズ」のラインナップにはAtlas Peak、Spring Mountain、Los Carneros、St. Helena、Howell Mountain、Oakville、Rutherford、Mount Veederと、山を中心に8個ものAVAをカバーしており、これが全部カベルネ・ソヴィニョンなのです。Carnerosでカベルネを作っているのはここくらいかもしれません。
AVA Barrel Blending Experienceという特別なレクチャーを催しているのも、ここの特徴です。水曜日を除いて毎日2回開催されるこのレクチャー、International “Best of Wine Tourism” awardを受賞したほどのものです。さまざまなAVAの特徴についての解説のあと、樽からのテイスティングによって、それらを確かめます。次にブレンドについて教わり、最後は自分でさまざまなAVAのワインをブレンドしたカベルネを作ります。作ったワインは自分で持ち帰ることができます。
このレクチャーだけでも受けてみたいところです。