Jericho Canyon(ジェリコ・キャニオン)は優良なカベルネを生み出す畑として知られています。歴史はそれほど古くなく、カベルネ・ソヴィニョンを植えたのが1990年、メルローとカベルネ・フランは1993年とのこと。当初はRudd(ラッド)に供給され、2001年からは有名なワインメーカーDavid RameyのワイナリRamey(レイミー)にブドウを提供するようになりました。同時にRameyはJericho Canyonのブランドでもワインを作るようになりました。これがそのワイナリです。
2006年からはRameyへの供給もやめ、ワイナリを拡張して自社で醸造も行う、いわゆるEstateの形態になりました。メルローとカベルネ・フランの大部分は引き抜き、カベルネ・ソヴィニョンを追加するとともに、メルローやカベルネ・フランも別のクローンを入れたり、Petit Verdotを追加したりといった補強を行なっています。
ワインメーカーはRobbie MeyerとJade Barrettの二人。Jade Barrettはニュージーランド出身でLewis Cellarsで修行した人です。
ワインはカベルネ・ソヴィニョンを3種類とソヴィニョン・ブラン。カベルネ・ソヴィニョンは18~20カ月樽で熟成し、瓶詰め後にさらに1年間熟成させてから出荷するという丁寧な作りです。