Diamond Creek(ダイヤモンド・クリーク)はナパにおける単一畑のカベルネ・ソヴィニョンのパイオニア。1970年代初頭から自社の単一畑のカベルネだけを作り続けて来ました。特に1970年代に作られたワインは高く評価され、一時はカルトワイン的なステータスにありました。創設者のAl Brounstein(アル・ブラウンスタイン)は2006年に亡くなりましたが、2010年にカリフォルニアワインの名誉の殿堂に選ばれています。
畑は5つ。主なものは8エーカーのVolcanic Hill、7エーカーのRed Rock Terrace、5エーカーのGravelly Meadowの3つ。Volcanic Hillが最も暖かく、この3つの中ではGravelly Meadowが涼しい畑です。地質もそれぞれ違っています。
後の2つは1エーカーのPetit Verdotの畑とわずか3/4エーカーのLake。これらは上記3つよりも涼しい場所です。このうちPetit Verdotはブレンドに使われ、後の4つの畑から単一畑のカベルネ・ソヴィニョンを作ります。Lakeは熟すのに時間がかかることから、ワインが作られない年も多く、1972年から2010年の間で10回しか作られていません。
近年のワインは昔と比べると、それほど高い評価ではありませんが、カリフォルニアのカベルネの歴史の一つでもあり、一度は飲みたいワインの一つです。