Mayacamas Moutainsというのはナパとソノマを隔てる山脈のこと。その一番南にそびえるMt. Veederの山頂近く、火口のクレーターの縁に位置するのがMayacamas(マヤカマス)Vineyardsです。
歴史は古く、ドイツからの移民John Henry Fisherが1889年に設立しました。ただ、20世紀初頭にはFisherは破産してしまい、その後は荒廃し、持ち主が転々と替わっていきました。1941年にJack and Mary Taylorが買い取ってワイナリを修復し、Mayacamas Vineyardsという名も付けました。そして1968年に現オーナーであるRobert and Elinor Traversが購入しました。
ワインはカベルネ・ソヴィニョンのほか、赤ではメルロー、ピノ・ノワール、白ではソヴィニョン・ブラン、シャルドネを作っています。「M」の字をかたどったラベルが印象的です。畑の標高は1800フィートから2400フィート。谷底に比べると倍近くの降雨があり、灌漑なしに育てられるとのことです。