Kenzo Estate(ケンゾー・エステイト)はモンスターハンターやバイオハザードなどのゲームメーカーとして知られるカプコンの辻本憲三代表取締役会長が開いたワイナリです。畑の責任者にDavid Abreu、ワインメーカーにHeidi Barrettを迎えるというスターによるワイン作り、リーマンショック後で高額ワインが売れない時期にプレミアムワインだけでスタートしたことなど、当初から話題を呼ぶワイナリでもありました。
土地を買ったのは1990年と意外に古く、1998年には畑を作り始めました。しかし、2002年にはDavid Abreuの指導の元、畑のブドウを全部植え替えたといいます。2005年から改めてワインを作り始めました。2009年にワイナリが完成し、2010年にグランドオープンしています。
作っているワインは紫鈴(りんどう)、あさつゆ、紫、藍、結(ゆい)の5種。紫鈴はボルドースタイルの赤ワインのブレンド。あさつゆはソヴィニョン・ブラン。紫はボルドースタイルのブレンドのプレミアム版で、藍はカベルネ・ソヴィニョン。結はロゼです。
ワイナリは予約のみでオープン。ツアーとテイスティングのメニューは3つあります。30ドルの30mlテイスティングコースはテイスティングのみで結以外の4種をそれぞれ30mlテイスティングできます。50ドルの60mlテイスティング&ツアー コースは、ワイナリツアーと4種60mlずつのテイスティングができるコース。60ドルの60mlテイスティング ランチ & ツアー コースは、上記に加えてナパのミシュラン1つ星レストランBouchon(オーナーは三つ星レストランFrench Laundryのオーナーでもあるトーマス・ケラー)のサンドウィッチ・ランチが付属します。
日本にも東京・広尾と大阪・梅田にテイスティング・バーがあり、上記のワインが飲めます。