Darioush(ダリオッシュ)の創設者Darioush Khalediはイランの生まれ。イスラム革命の前まではワインを作っていたShirazという地域で、父親がホビーとしてワインを作っていたそうです。1970年代に米国に移住。ロスアンゼルスにTop Valu Market、Valu Plus Food Warehouseという食料品スーパーを計23軒持つK.V.Martで成功し、1997年にDarioushを作りました。
2004年に完成したワイナリは古代ペルシアの宮殿を思わせる豪華なもの。やや成金趣味的ではありますが、故郷に錦を飾るという意味合いがあるのでしょう。ビジター・センターも広く、ゆっくりと座ってテイスティングできます。
フラグシップのワインはDarius IIというカベルネ系のブレンド。ワイナリ価格で150ドルしますが、2007年のものはWine Spectatorで96点、Wine Advocateでも94点の高評価でした。ほかにもSignature Cabernet Sauvignon 2007がWine SpectatorのWine of the Yearで63位にランクインするなど、カベルネ系は高く評価されています。
日本では、「Sideways(サイドウェイ)」の日本版である「サイドウェイズ」で舞台の1つとして使われています。テイスティングルームでのロケのほか、ワインも重要な役割で出てきます。