「くまのプーさん」の童話の舞台となっているのは「100エーカーの森」。オーナーのJayson Woodbridgeは、幼少期に親しんだこの物語からワイナリ名Hundred Acre(ハンドレッド・エーカー)を付けたといいます。
といった牧歌的な命名はさておき、1998年の設立以来、超高額のカベルネ・ソヴィニョンを数々と作り出しているのがこのワイナリです。Wine Advocate誌では2007年のVineyard Arkの100点を筆頭に、90点台後半の高得点が続出。ロバート・パーカーも一目置く存在になりました。
最初の畑Kyli Morgan(カイリ・モーガン)はSt. Helenaの東側、次のVineyard ArkはHowell Mountainの畑。カリストガにあるAraijoのEisele Vineyardの隣に買った畑はFew and Far Betweenと名づけました。
Philippe Melkaをコンサルタントに迎えているものの、ワイン作りの大部分はオーナー自身が決めているようで、収穫をぎりぎりまで遅くして、滑らかなタンニンを特徴とする個性的なカベルネ・ソヴィニョンを仕上げています。
このほかジンファンデルやピノ・ノワール、デザートワインも作り始めており、ますます動きが気になるワイナリです。