年間1000ケースと大変小規模なワイナリ。ワインも特別有名なものを作っているわけではありません。それでもとても存在感があるのは、オーナーである「Kaz」ことRichard Kasmierさんのユニークな個性によるものでしょう。
ワイナリはほとんど1人で切り盛りしており、Kazさんがワインメーカーであり、テイスティング・ルームでもワインを注いでいます。Kazさんは当初は商業用のフォトグラファーをやっており、1986年に土地を買って、ワイナリを始めました。最初のヴィンテージは1994年です。
ではワインはいい加減なのかというと、そういうことはなく、バイオダイナミクス(ビオディナミ)を実践しています。赤ワインを中心に少量多品種を作っています。また、酒精強化ワインを作っているのもユニークです。
Wall Street JournalはKazのテイスティング・ルームは「試飲というよりパーティ」と書いており、さらに子供連れに優しいことを付記しています。一風変わった経験がしたければ、訪れてみる価値はあるでしょう。
場所はHighway 12から、Landmark Wineryの手前のAdobe Canyon Roadを東に曲がってすぐです。